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【マンガ業界Newsまとめ】LINEマンガにdアニメ見放題 マンガ×映像連携が加速、小学館第三者委報告書、集英社は世界100言語へ など|8/11-258

マンガ業界ニュースの週1まとめです。
マンガIPの業界カンファレンスIMARTの主催やマンガIP市場調査を行うMANGA総研の代表である筆者が、マンガIP関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。

今週は夏休み前で記事が大目です。
話題も豊富ですが、夏休みCPが大量にあります。
様子見ますが来週のNewsまとめはお盆で多分お休みします。

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「LINEマンガ」で原作マンガもアニメも楽しめる! 定額制アニメ見放題サービス「dアニメストア for LINEマンガ」提供開始

LINEマンガとdアニメストアが連携し、LINEマンガのアプリ内でdアニメストアの見放題サービスを開始。配信中のアニメとLINEマンガにある漫画の相互に楽しむ導線を作る狙い。早速すでに、LINEマンガアプリ内のタブに「アニメ」ボタンが実装されていました。

LINEマンガとしては初の定額制アニメ見放題サービスとのこと。基本的にサブスクの対象はアニメの見放題で、マンガの読み放題ではありません。ただ、LINEマンガ内のコインを使用して、お試し7日/30日パスなどが使えるとのことで、普段LINEマンガを利用している人には使いやすい仕組みになりそうです。

ピッコマはアニメサービス、Renta!はショート動画と、電子コミックPFがマンガの「読む場所」から、映像まで含めたコンテンツ接点へ広がる動きが続いています。今回はLINEマンガがdアニメストアと組んだ形ですね。

一方ドコモ側を見ると、dアニメ内・dブック内でそれぞれマンガ販売を行い、海外では「MANGA MIRAI」も展開中。そこに今回はLINEマンガとの外部連携まで加わりました。ドコモのマンガ周辺、思った以上にあちこちに伸びています。


小学館、マンガワン問題などの第三者委員会報告書を公表

いわゆるマンガワン問題と、同時期に明らかになった週刊ポストに関する事案などをめぐり、8/3に第三者委員会の調査報告書が公開。翌4日には、「人権侵害等に関する再発防止策」「『小学館 人権委員会』の設置について」という2つのリリースが出されています。

中心的な調査対象となったのは、『堕天作戦』作者を同作の連載終了後、別名義で『常人仮面』の原作者として起用していた件、『アクタージュ act-age』原作者を別名義で『星霜の心理士』に起用していた件、そして「週刊ポスト」元編集者による取引先女性への不適切な性的行為の3事案です。

報告書では個々の対応だけでなく、人権リスクへの認識、編集部門の意思決定、管理部門の関与、取引先との権力関係など、組織的な課題を指摘。小学館はこれを受け、人権委員会の設置など再発防止策を発表しています。

これを受けて、以下のように様々なメディアからそれぞれの切り口で記事が出ています。

また、報告書公表後、報告書で「G氏」とされた編集者の成田卓哉氏も、Xで自身がG氏であることを明かし謝罪しています。あわせて、最近相次いでいるマンガ家と出版社をめぐるトラブルについて、飯田一史さんが「増えたというより可視化された」という観点から書かれた記事も紹介させてください。


集英社100周年と「週刊少年ジャンプ」

集英社は創業100周年企画として、マンガ約400作品・100万ページを100以上の言語で世界に無料配信する「MANGA MILLION」を開始。30作品程度ではニアサイマル配信も予定しており、100周年らしい大規模な海外展開企画です。

一方、『週刊少年ジャンプ』の平均印刷部数は100万部を割り込みました。ただし、これはあくまで紙の印刷部数。ジャンプ+では本誌の電子版定期購読も相当な規模になっており、「ジャンプの読者が100万人を切った」という話でもありません。紙とアプリを合わせて見る必要があるところです。

そんな中で、ONE PIECEカードを付録にした号では、通常より50万部増刷しても売り切れが相次ぎました。その後、カードなし版の受注再販や、カード付録の見合わせにまで発展。紙の雑誌そのものの部数は減っていても、人気IPや付録が絡むと需要が一気に跳ね上がる、という今の雑誌販売の難しさも見えてきます。

100周年で世界100言語へ広げる一方、紙の通常部数は100万部を割り、しかし付録次第では50万部増刷しても足りない。今の「週刊少年ジャンプ」を、部数だけでは測れなくなってきた感じがしますね。


国内News

アニメ企画会社のツインエンジンが、新WEB漫画レーベル「ビビビコミック」を開始。システムはコミチ+を使用。合せて「ビビビコミック創刊記念号」を全国の書店で発売しました。

新創刊で31作品スタートと言う規模感で、ツインエンジン製作の話題作『超かぐや姫!』のスピンオフ作品を掲載するなど、立上当初の新メディアとしては強力なネームバリューの作品などをラインナップしています。

話題作の影響もあってか、創刊記念号の紙雑誌は発売4日で重版をしているとのこと。TSUTAYA IP書店では、購入者特典が実施されています。

ローンチ時の作品については、インタビューも出ています。ローンチには1年の遅れがあったとはいえ、その間に『超かぐや姫!』のヒットから、スピンオフ作品が産まれたなど、創刊の経緯が語られています。

アニメ化を目指してマンガを作る、ではなく、アニメ企画会社が最初からマンガIPの創出側へ入ってくる形。ツインエンジンがバンダイとの大型連携を発表したタイミングでもあり、このあたりは少し気になります。


KADOKAWAのガンダムエースも、ガンダムカードゲームの付録の影響で入手困難となるなど、紙漫画誌がニュースとなるタイミングだったようです。なかなか見極めが難しいところですね。


Link-Uは、データ主導によるマンガIP価値最大化事業「Mangaful Base」において、ぶんか社へサービス提供開始とのこと。


taskey×LINEマンガ&ebj×マンガボックスの3社4レーベルコラボによる編集者向けの合同キャリアイベント。最近こうした編集者採用向けの取組が増えています。作品作りにおける編集者の役割が、色々と取りざたされる中で、そうはいっても重要であるということなのかなと思います。司会者の役割とかで呼んで欲しいなと。見学だけでも…


講談社と渋谷パルコの取組なんですが、漫画雑誌の創刊を目指すとのこと、座組からしてなかなかにユニークですね。やっぱり紙雑誌作るのでしょうか。


今年の仏JapanExpoでエンタメ系通販のテスト出展をしていた日本直販ですが『ワンパンマン』グッズを、今度は北米に展開とのこと。


講談社がトップレベルドメイン「.manga」の取得を申請するという記事なのですが、大変重要なニュースかと思います。

これは「.manga」というドメインを講談社だけが使う、という話ではなく、講談社が「.manga」というトップレベルドメインの管理・運営を担うことを目指して申請するというもの。背景には、海賊版サイトなどによる悪質なドメイン利用を防ぐ、防衛的な狙いがあるとのことです。

もちろん申請が通ってからの話ではありますが、「.manga」という名前のインターネット上の場所を、誰が守るのかという話でもあります。地味にかなり重要だと思います。


これはなかなか界隈的には感慨がありますね。
私もこのビル、良く通勤などの移動で通りまして、中でも夜中のイベント司会のために、紳士服のAOKIで急遽間に合わせのワイシャツ買ったりしたのが思い出です。


こちらは転売とは別の話ですが、グッズ販売の実務としては悪夢のようなお話。43億円分も注文とキャンセルを繰り返す??など、無茶苦茶するなぁと。

一方、ONE PIECEカード付録をめぐる転売問題については、集英社もカードなし版の受注再販などの対応を行っています。


海外News

タイトル訳:Webtoonが2027年にマーベル・コミックを出版する計画を正式に発表

マーベルとの連携が伝えられていたWEBTOONでの、いわゆるアメコミWebtoon先行掲載(からの紙コミックス化)の件ですが、サンディエゴ・コミコンで作品名が出たようですね。

直接ニュースとは繋がりませんが、今週たまたまみかけたアメコミ研究者の小田切博さんの記事です。アメコミについての読み物として興味深いものでした。他の連載も含めて勉強になります。


タイトル訳:独立系マンガ連盟が発足

同じサンディエゴ・コミコンで、小規模マンガ出版社の連携が報じられています。

北米で日本マンガを扱う主要出版社には、日本企業・出版社と資本関係を持つ会社が増えています。その一方で、小規模出版社側も「単独ではなく連合で」という動き。市場が成熟してきた感じもしますね。


こちら、仔細経緯はわかりませんが残念ですね。上手く引き継がれれば良いのですが。


L’Anime Expo 2026 : pourquoi Los Angeles est devenue la deuxième capitale mondiale de l’anime(フランスの記事)

タイトル訳:アニメエキスポ2026:ロサンゼルスが世界第2位のアニメ首都となった理由

日仏からそれぞれ、AnimeExpoについての記事です。
GEMの記事は、全5回の長編で、なかなか読み応えがあります。延べ42万人参加ですものね。
フランスの記事は、仏JapanExpoと米AnimeExpoの立ち位置の違いについて考察する記事で興味深いです。AXは世界市場への発表の場になっているということで、それは確かにです。


こちらは経産省系VIPOのレポートですが、上海で開催されたBilibili Worldのレポートです。こちらも40万人参加とのこと。大きいですね。

Anime Expoが延べ42万人、Bilibili Worldが40万人。もちろんイベントの性格も集計方法も違いますが、コンテンツイベントの規模が本当に大きくなっています。


ベトナムでも海賊版サイトの刑事摘発です。先日中国では現地企業との連携で、巨大海賊版サイトの摘発がありました。

タイトル訳:ベトナムにおける「CODAベトナムセンター」の設立

今回の摘発との直接の関係は確認できませんが、ベトナムではこの4月、CODAが同国の法律事務所内に「CODAベトナムセンター」を設置し、海賊版対策の現地窓口を整備しています。日本側も現地での摘発に向けた体制整備を進めていた、という背景はありそうです。


イタリア漫画市場の話題です。3大作品はベタですが、わかるような気がします。


スペイン語圏20年の時差というのは、興味深いです。スペイン語圏は中南米含めてすごい人数ですが、こう色んな意味で遠いんですよね。


タイトル訳:KWA、タイ文化省との協力関係を強化…韓国・タイグローバルウェブトゥーンネットワーク構想を立ち上げ

韓国ウェブトゥーンアカデミー(KWA)のタイでの動き


libroさんの北米エンタメニュースまとめです。

ウマ娘の北米ローカライズのお話は興味深いですね。ダイタクヘリオスは、実際に結構馬券で儲けさせていただきました。牡馬なのと、ちょっと個人的には無口なイメージでしたけどもw

レジンコミックスが単独サービス終了でBELTOONへ統合。日本のWebtoon市場も、サービス名や運営ブランドの整理が進む段階に入ってきた感じがあります。


AI・画像生成関連

連載のペン入れを取りやめ、ネーム連載を公開する手法を取った『キャプテン翼』ですが、この取組はちょっと構えちゃいますね。


AI漫画賞とのことですが、最優秀賞の作品が、中では一番AIっぽくない絵柄なのが印象的でした。そういう戦いがあるのかもしれない。


今週のセール・キャンペーン・新人賞、取組等

--セール・キャンペーン

シーモアの女性向けレーベルは「ソワリネ」に名称変更でキャンペーン実施とのこと。

--各種取組

viviON×吉田尚記アナのマンガのラジオ1周年

これも漫画編集者求人情報なのですが、なかなかユニークなお仕事です。

--新人賞・漫画賞


記事のみ紹介


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