【北米エンタメニュースまとめ】「アニメ『カグラバチ』ドイツのAnimegiCでプレミア上映」「Podium、ポッドキャストのフィクションをオーディオブックに」「国際交流基金、シネマ歌舞伎を7か国で上映」
エンタメビジネスをリサーチするlibroによる日々の北米エンタメ市場などのニュースなどのまとめです。今週は
香港のアニメ・コミック展、過去最大規模
アニメ「カグラバチ」 ドイツのAnimegiCでプレミア上映
Podium、ポッドキャストのフィクションをオーディオブックに
国際交流基金、シネマ歌舞伎を7か国で上映
です。
米Manga Mavericks Booksら、Independent Manga Allianceを立ち上げ
日本の漫画人気を受けて足元では米国で独立系の日本の漫画を翻訳する出版社が増えています。Manga Mavericks Booksもポッドキャストからスタートしたそんな出版社のひとつ。Manga Mavericks BooksやMahjong Prosなどを含めそうして設立した出版社がアライアンスを設立しました。
具体的に何をするのかはまだはっきりしませんが共同キャンペーンとかあるとも白そう。
小日向まるこ氏『あかり』、仏「ACBDアジア賞」を受賞
小日向まるこ氏の漫画『あかり』がフランスの著名マンガ賞であるACBDアジア賞を受賞しました。
マーベル、日本でKADOKAWAと生んで新たな漫画作品を立ち上げ
マーベルのコミックス、日本の版権を引き上げる一方で、KADOKAWAと組んで日本向けに漫画出版を立ち上げ。マーベルはWebtoonとも組んでいますので、キャラクターや世界観をアメリカ以外に広げることには積極的とみえます。
香港のアニメ・コミック展、過去最大規模
香港のアニメ・コミックのイベント「香港動漫電玩節」大盛況となったもよう。
「新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-」 Netflixで配信へ
To reunite a boy with his mother, Gintoki and his friends must face the darkness lurking within the red-light district of Yoshiwara.
— Netflix Anime (@NetflixAnime) July 26, 2026
Gintama the Movie 2026: Yoshiwara in Flames launches on August 27, only on Netflix! 🔥 pic.twitter.com/m6tXAfkNJO
めでたいです。グローバルで見てほしい。
インド「次の数億人」攻略の鍵は地域言語対応 エンタメ大手がしのぎ
インドのエンタメビジネスについて。とにかくZ世代が多く市場としては期待できますが、ヒンドゥー語含めて地域言語への翻訳不可欠。
英語版『ウマ娘』が挑んだローカライズの舞台裏。関西弁、東北弁、オタク、ギャル──海外に“通じない個性”を、Cygamesはどう表現したのか【CEDEC2026】
こちらもローカライズの話。英語圏で大ヒットのひとつになった「ウマ娘」の面白さを言語でどう伝えたか。
海外マンガ出張編集部は本当に才能に届いているかーードイツから考える
貴重なリサーチです。現地のクリエイターをどう見つけていくか、どう接点を持っていくかは重要そう。日本では最近、インド出身のクリエイターの方もデビューしました。
フランスからも学生が来日して編集者とアクセスしたようです。すごいですね。オンライン持ち込みとかにも海外から来てほしいです。翻訳はAIが何とかしてくれると信じています。
作家、東野圭吾氏死去 国内外から哀悼の声
小説家の東野圭吾さんがお亡くなりになりました。東野さんの作品は日本はもちろん中国含むアジア圏、そして英語圏でも人気。アジアの各書店でランキング上位に入っている作品です。先日インドネシアの書店に行った時もずらりと並んでいました。各国ショックも大きかったかと。
アニメ「カグラバチ」 ドイツのAnimegiCでプレミア上映
https://x.com/sakaikataho/status/2082095577764966710
なるほど、カグラバチのドイツ・プレミア上映を含むトーク・セッションは、22時半開始なのね。
— Kataho@AnimagiC(マンハイム)nur Sa./土曜のみ (@sakaikataho) July 28, 2026
終わったら23時半とか、日帰り勢は無理ですね。残念。。。 https://t.co/y5h11AhTfF pic.twitter.com/OPUp4GUTEZ
.ドイツのKatahoさんからの投稿。ドイツのイベントAnimegiCでアニメカグラバチのプレミア上映が行われますがなんと開始時間が夜の10時30分。夜遅くでも来てくれるとみこまれているのかほかの作品に時間帯競争で負けたのか。気になります。
アニメ「カグラバチ」海外では着々とPRが進んでおり熱が高まってきているのですが日本ではまだ目立ったPRはないので、アニメ公開前にどこまで期待を高めるのか気になります。
CrunchyyrollとStarz、PrimeVideoでバンドル契約へ
アニメ配信を手掛けるCrunchyrollとケーブルテレビ局が手掛ける配信サービスStarzがAmazonのPrimeVideoでバンドル契約を結び、月額16.99ドルで見られるように。それぞれを契約するより23%安くなります。AmazonとCrunchyrollはアニメ配信権の獲得競争をする相手でありつつここでは相乗り。Crunchyrollがバンドル契約するのはおそらく初めてです。
アルファポリス、英語版漫画の「紙書籍」を北米圏ほかグローバル市場で直販開始
アルファポリス攻めますね。自社の作品の英語版の紙の単行本を北米含めグローバル市場で販売し始めました。自社IPのライセンスを保持したまま海外市場を開拓に行きます。すでに電子書籍でも実績ありとのこと。
北米の6月のコミックスなどのランキング 大人向けグラフィックノベルでは「とんがり帽子のアトリエ」人気
日本の漫画の翻訳版の売れ筋アニメ化されると一巻から売れ始めるのがすごいです。
仏Dargaud、ショート版のコミックスレーベル「Intermezzo」を立ち上げ
こちらの記事で知りました。新しいレーベルは32ページで10ユーロ。従来のBDやMANGAに比べるとお手頃です。
東映、台湾Warawa Artsと戦略的業務提携を締結。東映IPのステージショー現地展開を加速
東映積極的です。狙いは中華圏でしょうか。仮面ライダーのショーというのは面白い。
「ファンコミュニティ活性化のコツ」とは
ファンダム時代のマーケティングについてのコツがまとまっていました。AIとかの登場でこのあたりのコミュニティとのかかわりも変わってくるのだろうか。
タグから見る海外WEB小説のトレンド(世界設定編)
ご自身で小説を書かれている方の海外のWeb小説のタグの分析で非常に面白かったです。中国のWeb小説にはイースポーツを題材にした電競があるのが面白い。英語圏ではダークアカデミアとヒストリカルロマンスが気になる。日本の漫画やラノベもこのジャンルにあてはめたアピールも有効かもしれない。
グリーHDの子会社DADAN、出版社の海外展開を支援するグローバル配信体制を強化 翻訳から海外配信まで一気通貫で支援
ビジネスになるといろいろなところが参入してくるなと思いつつ、グリーはかつて携帯電話向けゲームで海外展開をやった経験もあるのでうまくかみ合えば面白そう。
クレヨンしんちゃん、タイでも嵐を呼ぶゾ 住友商事など現地財閥と
タイは東南アジアの流行発信地なのですね。面白い。「クレヨンしんちゃん」は強い作品なので花開いてほしい。
Podium、ポッドキャストのフィクションをオーディオブックに
なんか早いですね。日本はやっとオーディオブックとポッドキャストに注目集まったところですが英語圏ではすでにポッドキャストでロマンスとかSFとかのフィクションが作られていてそれを専門の出版社がオーディオブックにするとのこと。ポッドキャストとオーディオブックはそれぞれスタイルの違いがあるのでそこをPRするのかな、と。日本ではそのジャンルが可能だろうか。
なぜガンダム新作が午前3時発表?『機動戦士ガンダムRG アレックスゼロ』海外展開の本気度
徳力さんご指摘のように、サンディエゴコミコンでアピールしたということは、アメコミのライン、ハリウッド文脈でアニメ・ゲームファンにガンダムを売り込むと決めたのだとうかがえます。すでにガンダム人気はプラモデルを通じて潜在需要はあるので、それをしっかり映像につなげていくことになるのかな、と。私はガンダム世紀をあまり知らない(知っているのはカイ・シデンぐらい)ので、こういう歴史を知らなくても楽しめる作品は嬉しいです。
国際交流基金、シネマ歌舞伎を7か国で上映。JFF Theaterで119か国向け無料配信も実施
日本文化の海外展開ではキープレーヤーのひとつが国際交流基金です。省庁のラインでは外務省管轄にはいり、日本語普及とかもやっています。ここは各国で日本の映画の上映などを手掛けているのですが、今回はシネマ歌舞伎。「国宝」効果ですかね。実は日本でもなかなか見られない演目なのでうらやましい。連獅子とか「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」が入っているのがすごい。
電子書籍は「隣」に目を向ける時代に
国内外の広義の意味での「電子書籍」のプレイヤーに目配りがされている記事でした。実は海外は紙の市場なので電子は厳しく電子書籍の拡大がこれからどこに行くのかは気になります。
ライトとリューク、「Death Note:The Musical」で歌う
ロンドンで漫画「Death Note」を原作とするミュージカル「Death Note:The Musical」の上演が始まりました。9月まで50公演。それを記念してライトとリュークを演じる役者の方々のインタビューです。リューク役のかたは演劇の人なので存じ上げなかったようですがライト役の方は東アジアコミュニティでは重要な作品との指摘。すでにアニメが劇場的な表現で、「歌いだしてもおかしくない」との指摘が面白いです。ホリプロのミュージカル海外展開戦略の一環なので是非成功してほしい。そして日本に凱旋してほしい。アニメや漫画のキャラクターは何人が演じてもいいからね。
こちらは作曲家のFrank Wildhorn氏のコメントも入っていて読みごたえあり。Wildhorn氏はほかの日本上演のミュージカルの作曲も手掛けているのですが、Death Noteに関してお子さんから後押しされたとのこと。お子さんありがとう。そして今回のロンドン版ではなんとミサミサと死神・レムの関係によりフォーカスしたとのこと。もちろん集英社のOKのもとです。メディア展開で作品の世界がより深まっていくのは非常に興味深い現象です。人気になってNY公演も狙っているとのことですがそうなったらすごい。そしたらロンドン版で日本凱旋をやってほしいです。
なお日本の初演は2015年で何度も公演されている人気タイトルのひとつになっています。韓国でも上演されました。
菊池健さんの「マンガ業界Newsまとめ」「です。
ソニーグループのReaderStoreの統合IPストア化は面白いです。Webtoonを手掛けるギークピクチュアズの体験型エンタメの動きも気になります。
今週はここまでです。引き続きよろしくお願いいたします。
