見出し画像

蝋燭の火が消えるとき
わたしの灯火も
消えるのは良いことなのだろうか
ひんやりとした風が
肌をせせらぎ笑いながら
夏の夜の夢の浮橋とだえして
ぼんやりとした霞も
夢とうつつが混ざり合うこともなく
知性は衰え
堕落が、思慮が浅いけしからぬ男に
容赦なく襲いかかってくる
嘆き苦しんだ挙句
この世の儚さを詠んでも
惨めであろう
溢れ落ちた涙に溺れ死んでも
情熱の炎に包まれ
焼け死んだとしても
分からない
分からぬ
不思議なことを
孤独と絶望に耐えていた時に
どうして
小さな救いがあったことに気づけなかったのかと思うと……
私の気持ちはかき乱れ
たわぶれの魂に
残念な熱中が冷めてくれないかと
悲しみの中で
自分への期待も薄れてゆくのです

※和歌のレトリックやシェイクスピア的な劇的独白のニュアンスをできるだけナチュラルに混ざり合わせております。
そして
葛藤や悲しみをすべて抱えたうえで、それでも一歩を踏み出すという決意を含みます





いいなと思ったら応援しよう!