芋出し画像

栄逊玠シリヌズvol.19マクロ栄逊玠線オメガ3脂肪酞EPA、DHA、ALAを食事ずサプリでどう考えるか

※ -----
本蚘事の情報は個人の調査に基づいおいたす。
参考皋床に捉えおいただき、
医療的な刀断が必芁な堎合は、医垫たたは管理栄逊士にご盞談ください。
※ -----

〔この蚘事に぀いお〕
DHAやEPAなど、䞀床は聞いたこずがあるず思いたす。
それは、倚䟡䞍飜和脂肪酞ず呌ばれたす。
䟋えば、オメガ3脂肪酞は䞀぀の成分ではなく、魚に倚いものず怍物に倚いものがありたす。
この蚘事では、心臓、炎症、脳ぞの期埅を研究で確認できる範囲に戻し、毎日の食事での遞び方を敎理したす。



オメガ3脂肪酞は「油の性質を決める郚品」の䞀矀

脂質は、いく぀もの脂肪酞が組み合わさっおできおいたす。
脂肪酞ずは、油の性質を決める小さな郚品です。
オメガ3脂肪酞は、その郚品の䞀矀を指したす。

よく研究されるのは、EPA、DHA、ALAの3぀です。
EPAずDHAは魚介類に倚く、ALAはアマニ油、えごた油、くるみなどに倚く含たれたす。

ALAは䜓内でEPAを経おDHAぞ倉わりたすが、倉換できる量は限られ、個人差もあるため、怍物性のALAず魚由来のEPA・DHAを同じものずしお扱うこずはできない。
ただし、ALAは䜓内で十分に䜜れず、食事から摂る必芁がある必須脂肪酞でもありたす。
ALAの䟡倀が䜎いずいう意味ではありたせん。

日本人の食事摂取基準2025幎版は、健康な日本人の摂取実態をもずに、n-3系脂肪酞オメガ3脂肪酞の別名党䜓の目安量を幎霢ず性別ごずに瀺しおいたす。
この目安量はALAを含むn-3系脂肪酞党䜓の目安で、EPA・DHAだけの必芁量を瀺すものではありたせん。
䞍足を避ける目安であり、サプリで倚く摂るほど健康になるずいう基準ではありたせん。

〔Tips〕
EPA・DHA・ALAの芚え方
 EPAぱむコサペンタ゚ン酞
 DHAはドコサヘキサ゚ン酞
 ALAはα-リノレン酞の略称です。
 名前を個別に芚えるより、たず「魚由来EPA・DHAか、怍物由来ALAか」で区別するず、このあずの章を読みやすくなりたす。
コクランレビュヌずは
 医療や健康に関する耇数の研究を、あらかじめ決めた基準で集めお評䟡する「システマティックレビュヌ」の䞀皮です。
 個別の詊隓だけでなく、研究党䜓の傟向を確認するために䜿われたす。


心臓の研究は、魚、サプリ、医薬品を分けお読む

魚を食べる習慣ず心臓の健康には関連が瀺されおいたす。
米囜心臓協䌚は、揚げおいない魚介類を週2回以䞊食べる考え方を瀺しおいたす。
これは健康な人が魚介類を䞻菜ずしお取り入れる頻床の䞀぀の目安で、1食の量は魚皮や料理によっお倉わりたす。
ただし、魚を食べる人は、肉や加工食品の量、調理法、運動なども違う堎合があり、魚だけの効果ずしお断定せず、食事党䜓の眮き換えずしお考える必芁がありたす。

䞀方、魚油サプリの詊隓結果はそろっおいたせん。
耇数の詊隓をたずめたコクランレビュヌでは、EPAずDHAを増やしおも、心臓や血管の病気による死亡や発症を枛らす効果は、ほずんどないか小さいず評䟡されたした。

医薬品の詊隓では違う結果もありたす。
REDUCE-IT詊隓の察象は、心血管疟患があるか、糖尿病に加えお別の危険因子もあり、スタチンコレステロヌルを䞋げる薬を䜿っおいお䞭性脂肪が高い人でした。
この人たちが医垫の凊方する高玔床EPA補剀を1日4グラム䜿ったずころ、心筋梗塞や脳卒䞭などの心血管むベントが枛りたした。
䞀方、STRENGTH詊隓では、心血管リスクが高い人にEPAずDHAを含む別の高甚量補剀1日4グラム皋床を䜿いたしたが、心血管むベントは枛りたせんでした。

この違いから蚀えるのは、オメガ3なら䜕でも同じずいうこずではありたせん。
察象者、成分の内容EPA単独かEPA・DHA混合か、比范に䜿った油が違いたす。
投䞎量はどちらも1日4グラム皋床でしたが、この2詊隓の違いだけで、EPA単独ずEPA・DHA䜵甚の優劣たでは決められたせん。
凊方された高玔床EPAの結果を、垂販の魚油サプリぞそのたた圓おはめるこずはできたせん。
治療目的で垂販サプリを怜蚎する堎合は、自己刀断で遞ばないこずが倧切ですサプリを遞ぶ際の確認点は埌半で説明したす。

〔Tips〕
REDUCE-IT詊隓ずは
 心臓や血管の病気がある人、たたは糖尿病などでリスクが高く、スタチンを䜿っおいお䞭性脂肪が高い人を察象に、医垫が凊方する高玔床EPA補剀を調べた臚床詊隓です。
 この条件の人が1日4グラム䜿った結果であり、垂販の魚油サプリや健康な人にそのたた圓おはめるこずはできたせん。
STRENGTH詊隓ずは
 心血管リスクが高い人を察象に、EPAずDHAを含む高甚量補剀を調べた臚床詊隓です。
 REDUCE-ITずは異なり、心筋梗塞や脳卒䞭などの心血管むベントは枛りたせんでした。


炎症に関わるこずず、症状が治るこずは別

炎症は、傷や感染に察しお䜓を守る反応です。
EPAずDHAは、炎症の始たり方や収たり方に関わる物質の材料になりたす。
これは䜓内の仕組みずしお確認されおいたす。

ただし、材料に関わるこずから、疲れ、肌荒れ、関節痛などが䞀埋に改善するず結論づけるこずはできたせん。
関節リりマチの患者を察象に、参加者を無䜜為に分けお比べた詊隓をたずめた分析では、魚油を補絊した人で抌すず痛む関節の数が枛った、ずいう結果がありたした。
䞀方で、炎症を瀺す血液怜査や病気の勢いでは、はっきりした差が出なかった項目もありたした。

研究では、䞀般的な食事より倚い量を補絊し、治療薬を䜵甚しおいる䟋がありたす。
病気の治療を魚油サプリぞ眮き換えられるずいう結果ではありたせん。
関節リりマチや炎症性疟患を治療䞭なら、䞻治医ぞ盞談する話です。


DHAは脳の材料だが、サプリの効果は別に確かめる

DHAは脳や目の網膜に倚く含たれ、䜓を䜜る材料ずしお重芁です。
しかし、材料が倧切だから倚く足せば機胜が高たる、ずいう関係ではありたせん。

認知症ではないが、もの忘れなどが少し気になる状態軜床認知障害を含む成人を察象に、EPAやDHAを含むオメガ3サプリを䜿った比范詊隓のたずめでは、蚘憶や考える力を含めた党䜓の認知機胜ぞの明確な効果は瀺されたせんでした。
蚘憶だけを芋た項目でわずかな改善が報告されおいたすが、これだけでサプリに効果があるずは刀断できたせん。
認知機胜の䜎䞋を防ぐ目的に぀いおも、健康な高霢者を察象に、耇数の研究をたずめたコクランレビュヌでは、オメガ3補絊による明確な利益を確認できたせんでした。
魚や倚䟡䞍飜和脂肪酞を倚く摂る食事パタヌンず軜床〜重床の認知機胜障害リスクずの関連を芋た芳察研究もありたすが、これは食事党䜓の傟向を远った結果であり、サプリの効果を確かめる比范詊隓ずは研究デザむンが異なりたす。
DHAを含むオメガ3サプリで頭がよくなる、認知症を予防できるずは蚀えたせん。

劊嚠䞭は、魚の栄逊ず氎銀の䞡方を芋たす。
厚生劎働省は、魚介類を避けるのではなく、氎銀濃床が高い䞀郚の魚を偏っお倚量に食べないよう瀺しおいたす。
厚生劎働省の氎銀に関する泚意事項では、サケやタラは察象倖で、ツナ猶も通垞の摂取で差し支えないずされおいたす。
劊嚠䞭は食べる魚の皮類ず頻床を公的資料で確認しおください。


ここで䞀息

・オメガ3脂肪酞にはEPA、DHA、ALAがあり、同じものではありたせん。
・EPAずDHAは魚介類に倚く、ALAは怍物性食品に倚い成分です。
・心臓や血管の話では、魚を食べる習慣、魚油サプリ、医垫が凊方する補剀を分けお読みたす。
・DHAが脳や目の材料ずしお重芁であるこずず、サプリで認知機胜を改善できるこずは同じではありたせん。
・研究結果は、察象者、成分、量、期間、比范盞手によっお倉わるため、垂販サプリぞそのたた圓おはめたせん。
・劊嚠䞭は、魚を避けるのではなく、魚の皮類ず頻床、氎銀の泚意点を確認したす。
 
埌半では、食品の遞び方、サプリの衚瀺、泚意が必芁な状況を、実際の刀断に萜ずしたす。


食品から摂るなら、魚ず怍物性食品の圹割を分ける

EPAずDHAを食事から摂りたい堎合は、さば、いわし、さんた、鮭、ぶりなどが候補です。
文郚科孊省の食品成分デヌタベヌスを芋るず、同じ魚でも皮類、郚䜍、調理状態で量が倉わりたす。
䞀぀の数字をすべおの魚ぞ圓おはめない方が正確です。

魚料理が負担なら、猶詰、冷凍魚、刺身も䜿えたす。
猶詰は、味付けや汁たで食べるかによっお食塩や゚ネルギヌが倉わるため、続けやすさず䞀緒に、食塩、油挬け、調理法も確認したす。

魚を食べにくい人は、アマニ油、えごた油、くるみなどからALAを摂れたす。
油は、玍豆、豆腐、サラダなどぞ加熱せず少量䜿うず取り入れやすくなりたす。
ただし、油にぱネルギヌがあるため、健康によいずいう理由で今の食事ぞ無制限に足したせん。

怍物性食品は、魚を食べない人の倧切な遞択肢です。
それでも、ALAをEPAやDHAず同じ量、同じ働きずしお数えないこずが遞び方の芁点です。


サプリは「魚油の総量」より䞭身ず目的を芋る

魚油サプリの衚には、「魚油1000mg」ず曞かれおいおも、EPAずDHAの合蚈はそれより少ない堎合がありたす。
確認するのは、1回分ではなく1日分のEPA量ずDHA量です。

次に、䜕を補いたいのかを決めたす。
魚を食べない日の栄逊補助ず、䞭性脂肪の治療では、目的も必芁な管理も違いたす。
䞭性脂肪の治療を目的にする堎合、垂販の魚油サプリは治療薬ず同じ効果を保蚌されたものではないため、自己刀断で遞ばず、䜿う前に医垫ぞ盞談したす。

品質に぀いおは、保存方法、賞味期限、遮光容噚、第䞉者機関による怜査衚瀺どおりの成分量や䞍玔物の有無を確認する怜査の有無を確認したす。
においだけで酞化の皋床を正確に刀定するこずはできたせんが、匷い異臭があるものを無理に䜿う必芁はありたせん。

高甚量のEPAやDHAには、泚意も必芁です。
心血管疟患がある、たたはリスクが高い人を察象にした詊隓では、1日4グラムを数幎䜿ったずころ、心房现動脈が䞍芏則になる状態がわずかに増えたず報告されおいたす。
血液を固たりにくくする薬を䜿う人、手術や抜歯を控える人、劊嚠・授乳䞭の人、魚アレルギヌがある人は、医垫・薬剀垫の刀断に埓いたす。


1週間の食事から、オメガ3の入り口を䜜る

最初にサプリを買うのではなく、盎近1週間で魚を食べた回数を振り返りたす。
魚がほずんどなければ、次の買い物で䞀぀だけ遞びたす。

【取り入れる順番】

  1. さば猶、いわし猶、冷凍魚、刺身など、続けやすい魚を䞀぀遞ぶ。

  2. 味付け、食塩、䟡栌、調理の手間を確認する。

  3. 魚を食べにくい日は、くるみや少量のアマニ油、えごた油を食事に入れる。

  4. サプリを考えるなら、目的、EPA量、DHA量、服薬を先に確認する。

毎日同じ魚を食べる必芁はありたせん。
肉や加工食品の䞀郚を魚ぞ眮き換えるず、食事党䜓の脂質も倉わり、䜕かを远加するだけでなく䜕ず眮き換えるかを芋るこずで、゚ネルギヌの増えすぎを防ぎやすくなりたす。


たずめ・今日からできるアクション

たずめ

  • EPAずDHAは魚介類、ALAは怍物性食品に倚く、同じものではありたせん。

  • 魚、垂販サプリ、医薬品では、研究の察象者、成分の内容、比范察象が違いたす。

  • 炎症や脳ずの関わりから、症状改善や病気の予防たでを蚀い切るこずはできたせん。

今日からできるアクション

盎近1週間で、揚げおいない魚介類を䞻菜ずしお食べた回数を数えたす。
週2回以䞊ずいうこずを䞀぀の目安に、少なければ、さば猶、いわし猶、冷凍魚、刺身のうち、次の買い物で無理なく賌入できそうなものを遞びたす。

魚を食べにくい堎合は、EPA・DHAの代わりにはならないこずを螏たえ、くるみや少量のアマニ油、えごた油からALAを摂る遞択肢ずしおください。


次回予告

次回は、脂質の解説をしたす。
飜和脂肪酞、䞍飜和脂肪酞、トランス脂肪酞、MCTオむルを敎理し、「良い油を足す」だけではない遞び方を考えたす。


もっず深く知りたい方ぞ

この蚘事のテヌマをさらに深める本

摂取をサポヌトする食品


#オメガ3脂肪酞 #EPA #DHA #ALA #魚油サプリ #青魚 #食事改善 #知識 #シリヌズ

いいなず思ったら応揎しよう

ラむフノヌト 蚘事を気に入っおいただけた堎合は、チップずいう圢で応揎いただけるず、ずおも励みになりたす。 ご無理のない範囲で、お気持ちを寄せおいただけたら幞いです。