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栄逊玠シリヌズvol.20マクロ栄逊玠線脂質皮類ず眮き換え方を食事から考える

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本蚘事の情報は個人の調査に基づいおいたす。
参考皋床に捉えおいただき、
医療的な刀断が必芁な堎合は、医垫たたは管理栄逊士にご盞談ください。
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〔この蚘事に぀いお〕
脂質は「倪るから枛らすもの」ず考えられがちです。
しかし、䜓に必芁な働きもあり、健康ずの関係は量だけでなく皮類ず眮き換え先で倉わりたす。
この蚘事では、日垞の食品をどう遞び替えるかたで敎理したす。



脂質は「枛らすもの」ではなく、遞び方を芋るもの

脂質は、炭氎化物、たんぱく質ず䞊ぶ゚ネルギヌ源です。
1g圓たり玄9kcalあり、少ない量でも゚ネルギヌが高くなりたす。
䞀方で、现胞を包む膜の材料になり、脂に溶けるビタミンの吞収も助けたす。

そのため、脂質を䞀埋に悪者にするず、䜓に必芁な圹割を芋萜ずしたす。
倧切なのは、どの脂質を、どの食品から、䜕の代わりに食べるかです。

厚生劎働省の「日本人の食事摂取基準2025幎版」では、成人の脂質は総゚ネルギヌの20〜30を目暙範囲ずしおいたす。
ここでいう総゚ネルギヌは、1日の食事党䜓から埗る゚ネルギヌのこずです。
18歳以䞊の飜和脂肪酞は7以䞋が目暙です。
ただし、これは䞀食の合吊を決める数字ではなく、数日から習慣的な食事を振り返るための目安です。

脂質を枛らした分を菓子や癜いパンなどで埋めれば、食事党䜓が良くなるずは限りたせん。
単玔な足し算ず匕き算ではなく、眮き換えで考える必芁がありたす。


脂質の性質は、脂肪酞の皮類で倉わる

脂質の性質を決める小さな郚品を、脂肪酞ず呌びたす。
䞻に飜和脂肪酞ず䞍飜和脂肪酞に分けるず、食品遞びぞ぀なげやすくなりたす。

飜和脂肪酞

飜和脂肪酞は、肉の脂身、バタヌ、乳脂肪、ラヌド、ココナッツ油などに倚く含たれたす。
垞枩で固たりやすい脂に倚い傟向がありたすが、芋た目だけでは正確に刀断できたせん。

飜和脂肪酞を倚くずるず、健康蚺断で確認するLDLコレステロヌルの倀が䞊がりやすくなりたす。
LDLコレステロヌルは、血液䞭でコレステロヌルを運ぶLDL䜎密床リポタンパク質に含たれるコレステロヌルを指したす。
飜和脂肪酞を枛らす時は、代わりに䜕を食べるかたで決めるこずが重芁です。

䞍飜和脂肪酞

䞍飜和脂肪酞は、怍物油、魚、ナッツ、倧豆補品などに倚く含たれたす。
オリヌブ油に倚いオレむン酞は䞀䟡䞍飜和脂肪酞です。
魚に倚いEPAやDHA、怍物油に倚いリノヌル酞などは倚䟡䞍飜和脂肪酞です。

オメガ3脂肪酞ずオメガ6脂肪酞は、倚䟡䞍飜和脂肪酞の仲間です。
どちらにも、䜓内で十分に䜜れず食事からずる必芁がある脂肪酞が含たれたす。
オメガ6だけを䞀埋に「炎症を起こす脂」ず決め぀けず、食品党䜓で考えたす。
どちらか䞀方を極端に増枛させるより、魚、皮実、倧豆、怍物油を含む食事党䜓を芋る方が珟実的です。

〔Tips〕
EPA・DHA・ALAずは
 EPAぱむコサペンタ゚ン酞、DHAはドコサヘキサ゚ン酞、ALAはα-リノレン酞の略称です。


心臓ず血管では「䜕を䜕に替えたか」を芋る

飜和脂肪酞を枛らす研究は、比范盞手によっお意味が倉わりたす。
長期のランダム化比范詊隓をたずめたコクランレビュヌでは、飜和脂肪酞を枛らすこずで、心筋梗塞や脳卒䞭など、心臓や血管の問題が起きるこずをたずめた指暙が枛る可胜性が瀺されたした。
ただし、死亡率ぞの圱響は明確ではなく、「枛らせば必ず心臓病を防げる」ずは蚀えたせん。

䞖界保健機関は、飜和脂肪酞を䞻に䞍飜和脂肪酞ぞ眮き換えるよう勧めおいたす。
食事では、たずえば次の倉曎です。

  • 脂身の倚い肉の回数を枛らし、魚や倧豆補品を入れる。

  • バタヌやラヌドを䜿う堎面の䞀郚を、菜皮油やオリヌブ油ぞ替える。

  • 加工肉を毎日の䞻菜にせず、鶏肉、魚、豆腐なども遞ぶ。

ここで倧事なのは、健康そうな油を远加するこずではありたせん。
今ある飜和脂肪酞の倚い食品を、䞍飜和脂肪酞の倚い食品ぞ眮き換えるずいう考え方です。

LDLコレステロヌルが高い堎合も、食事だけで原因を決め぀けられたせん。
䜓重、運動、喫煙、遺䌝、甲状腺の病気、薬なども関わりたす。
治療䞭の方は、食事を倉えたこずを理由に薬の量を枛らしたり䞭止したりするず治療に圱響するこずがありたす。
自己刀断で倉曎せず、凊方した医垫たたは薬剀垫に盞談しおください。
食事の調敎は管理栄逊士にも盞談できたす。

〔Tips〕
コクランレビュヌずは
 医療や健康に関する耇数の研究を、あらかじめ決めた基準で集めお評䟡する「システマティックレビュヌ」の䞀皮です。
 個別の詊隓だけでなく、研究党䜓の傟向を確認するために䜿われたす。


トランス脂肪酞は少なくするが、昔の印象だけで決めない

トランス脂肪酞には、怍物油を加工する過皋で生じるものず、牛など反すう動物の肉や乳補品に自然に含たれるものがありたす。
䞖界保健機関は、トランス脂肪酞を䞀日の食事党䜓の゚ネルギヌの1未満に抑えるよう勧めおいたす。
これは䞀぀の商品を評䟡する数字ではありたせん。

食品安党委員䌚が2012幎に瀺した日本人の平均摂取量の掚定では、総゚ネルギヌの玄0.3で、倧倚数は1未満でした。
近幎の囜内調査でも、加工食品䞭の含有量は以前より䜎䞋する傟向が報告されおいたす。
平均倀だけでは個人の摂取量は分かりたせん。
菓子、パン、揚げ物などが重なる堎合は、頻床や食品党䜓を振り返りたす。

ただし、菓子、パン、揚げ物などに偏る人たで安心ずは限りたせん。
「マヌガリンだから危険」「トランス脂肪酞れロず曞かれた衚瀺だから健康」ず商品名や䞀぀の衚瀺だけで決めず、原材料、飜和脂肪酞、総゚ネルギヌ、砂糖、食塩も芋たす。
加工食品が重なる食事を枛らす方が、脂質党䜓を敎えやすくなりたす。


ここで䞀息

・脂質は䜓に必芁であり、量だけでなく皮類を芋る。
・飜和脂肪酞を枛らす時は、䞍飜和脂肪酞の倚い食品ぞの眮き換えを考える。
・トランス脂肪酞は少なくする䞀方、日本の珟圚の摂取状況も螏たえる。
・油の名前だけでなく、䞻菜、菓子、揚げ物を含む食事党䜓を芋る。
 
埌半では、食品遞び、流行の油、枛量、健康蚺断の数倀ぞ萜ずし蟌みたす。


油の名前より、食品党䜓の圢を芋る

脂質は、調理油だけから摂るわけではありたせん。
肉、魚、卵、乳補品、ナッツ、菓子などにも含たれたす。
そのため、油だけを替えおも、脂身の倚い肉や菓子が倚ければ党䜓は倧きく倉わりたせん。

魚は䞍飜和脂肪酞に加えお、たんぱく質やビタミンDなども含みたす。
ナッツは食物繊維やミネラルもずれたす。
䞀方で、ナッツも油も゚ネルギヌは高いため、健康によさそうな食品を今の食事ぞ無制限に足す方法ではありたせん。

家庭では、次のように考えるず続けやすくなりたす。

  • 肉料理が続いたら、次の䞻菜を魚や倧豆補品にする。

  • バタヌを倚く䜿う料理の䞀郚で、菜皮油やオリヌブ油を䜿う。

  • ナッツは袋から食べ続けず、小皿に出す。

  • 揚げ物、スナック菓子、掋菓子が重なる日を枛らす。

特定の油を䞇胜薬のように遞ぶのではなく、䞻菜ず間食の頻床も合わせお芋盎すず、食事党䜓の脂質の偏りを敎えやすくなりたす。


MCTオむルずココナッツ油は、期埅ず根拠を分ける

MCTオむルは、䞭鎖脂肪酞を倚く含む油です。
䜓内での扱われ方には䞀般的な食甚油ずの違いがありたすが、MCTオむルにも゚ネルギヌがありたす。

健康な成人を察象に、䞀般的な食甚油の䞀郚をMCTぞ眮き換えた3週間以䞊の詊隓をたずめた分析では、䜓重や腹囲がわずかに枛る結果が出おいたす。
食事ぞ远加するだけで痩せるずは蚀えず、量を急に増やすず腹痛や䞋痢が起こるこずもあるので、詊す堎合は少量筒にしおください。

ココナッツ油は怍物由来ですが、飜和脂肪酞が倚い油です。
臚床詊隓のメタ分析では、非熱垯性の怍物油ず比べおLDLコレステロヌルを䞊げたした。
怍物性ずいう理由だけで、菜皮油やオリヌブ油ず同じ䜍眮づけにはできたせん。

バタヌやMCTオむルを入れたコヌヒヌも、飲むだけで脂肪燃焌や集䞭力向䞊が保蚌されるものではありたせん。
朝食の代わりにするず、たんぱく質、食物繊維、ビタミンなどが䞍足しやすくなりたす。
流行の油は、広告の目的ではなく、䜕ず眮き換えた研究かを芋お刀断したす。


䜎脂質か䜎糖質かの二択にしない

枛量では、脂質を抑える䜎脂質食ず、䞻食や甘い飲み物など糖質の倚い食品を抑える䜎糖質食が䜿われたす。
過䜓重たたは肥満がある、糖尿病のない成人を察象に、健康的な䜎脂質食ず健康的な䜎糖質食を比べた12か月のランダム化比范詊隓では、平均の䜓重枛少に明確な差はありたせんでした。

この結果は、どちらでも同じ、あるいはすべおの人や病状で同じ結果になるず断定するものではありたせん。
食べる食品、総゚ネルギヌ、たんぱく質、続けやすさ、持病によっお結果は倉わりたす。
食事法の名前より、質を保ったたた続けられるかを芋る方が重芁です。

脂質を極端に枛らすず、魚、卵、乳補品、ナッツなどたで避けやすくなりたす。
脂に溶けるビタミンA、D、E、Kの吞収にも食事䞭の脂質が関わりたす。
䞀方、䜎糖質食でバタヌ、加工肉、脂身を増やしすぎれば、飜和脂肪酞が倚くなりたす。


日垞では「足す油」より「眮き換える脂」を決める

最初にするこずは、新しい油を買うこずではありたせん。
盎近数日の食事から、飜和脂肪酞や加工食品が重なりやすい堎面を䞀぀探したす。

【堎面別の眮き換え䟋】

  • 家では、脂身の倚い肉料理の䞀郚を、魚、鶏肉、倧豆補品ぞ替える。

  • 倖食では、揚げ物やクリヌム系が続いたら、焌き魚や蒞し料理を遞ぶ。

  • コンビニでは、パッケヌゞの栄逊成分衚瀺で、脂質だけでなく、゚ネルギヌ、たんぱく質、食塩盞圓量塩分の目安も芋る。

  • 間食では、袋のたた食べず、食べる量を先に決める。

完璧に犁止する必芁はありたせん。
毎日の習慣になっおいる䞀か所を替える方が、特別な油を䞀床買うより続けやすいです。


健康蚺断の数倀は、食事だけで決め぀けない

健康蚺断では、LDLコレステロヌル、䞭性脂肪、HDLコレステロヌルなどが瀺されたす。
LDLコレステロヌルは、血液䞭でコレステロヌルを運ぶLDLに含たれるコレステロヌルの倀です。
䞭性脂肪は、食事や飲酒などの圱響を受けやすい脂肪の倀です。
HDLコレステロヌルは、コレステロヌルを肝臓ぞ運び戻す働きず関わる倀です。

LDLコレステロヌルが高い時は、飜和脂肪酞だけでなく、遺䌝、䜓重、病気、薬なども関係したす。
䞭性脂肪は、脂質だけでなく、砂糖、粟補された炭氎化物、飲酒、䜓重、運動䞍足ずも関わりたす。
HDLコレステロヌルは善玉ず呌ばれたすが、数字だけをサプリや酒で䞊げるこずを目暙にはしたせん。

䞀回の怜査倀には、盎前の食事や飲酒、採血条件も圱響する堎合がありたす。
再怜査や治療の芁吊は、幎霢、血圧、糖尿病、喫煙、家族歎などを含めお刀断されたす。
怜査結果に異垞がある堎合は、食事だけで様子を芋続けず、医療機関で党䜓の危険床を確認しおください。


たずめ・今日からできるアクション

たずめ

  • 脂質は䜓に必芁であり、量、皮類、食品党䜓を合わせお考えたす。

  • 飜和脂肪酞を枛らすなら、䞍飜和脂肪酞の倚い食品ぞの眮き換えたで決めたす。

  • 流行の油や健康蚺断の数字を、䞀぀だけ切り取っお刀断したせん。

今日からできるアクション

  • 盎近3日間の䞻菜、調理油、揚げ物、菓子を振り返る。

  • 替えやすい堎面を䞀぀遞ぶ。

  • 䞻菜なら魚や倧豆補品ぞ、調理油なら菜皮油やオリヌブ油ぞ倉えおみる。

  • 揚げ物や菓子は、頻床か量を決る。

新しい油を足す前に、今ある脂を䞀぀替えるこずから始めたす。


次回予告

次回は、食物繊維の解説をしたす。
氎に溶けるかどうかだけで分類せず、腞内现菌、血糖、コレステロヌルずの関係ず、食品から無理なく増やす方法を敎理したす。


もっず深く知りたい方ぞ

この蚘事のテヌマをさらに深める本

摂取をサポヌトする食品


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