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インジェクター無効噴射時間(Injector dead time) 影響変数

振り返り

インジェクターの無効噴射時間(Injector Dead Time )とは、何か?前回の記事で概要を紹介しました。

無効噴射時間のグラフが出てましたが、ある特定の条件における結果です。
無効噴射時間に影響する変数を紹介します。

燃料圧力と噴射量の関係

無効噴射時間だけでなく、燃料圧力、燃料噴射システムも無効噴射時間設定の観点として必要です。
読んで理解しておいてください。

無効噴射時間 影響変数

1つ目:インジェクター電圧

インジェクターに印加されている電圧により、無効噴射時間が変わります。一般的にはバッテリー電圧が下がるほど電磁バルブに掛かる電流が少なくなり、バルブ動き出しが遅くなります。
電圧低下→無効噴射時間が長くなる
電圧上昇→無効噴射時間が短くなる

※電圧がある一定以上かかると無効噴射時間が変わらないインジェクターもあります。

2つめ:燃料圧力

インジェクターに掛かる燃圧が高くなると噴射される燃料が増えます。
逆に圧力がかかっている分、インジェクター内の電磁バルブを開く抵抗が増え、無効噴射時間が増えます。
燃圧低下→無効噴射時間が短くなる
燃圧上昇→無効噴射時間が長くなる

※燃圧レギュレーターを付けて燃圧を上げた場合、無効噴射時間が変わるため、ECUの設定を変更する必要が出来ます。

電圧、燃圧違いの無効噴射時間措定結果例

電圧が高くなるほど無効噴射時間[ms]は小さく、
燃圧が上がるほど無効噴射時間は長くなってますね。

LINKECUの設定例

横軸Battery Voltage 縦軸Diffrential Fuel Pressure やMAP、BAP、Fuel purresure等の値で3DMAPで設定することができます。

※吸気圧力参照燃圧レギュレーター付きのリー端システムの場合、燃料差圧が一定になるため、燃圧が固定値ならば、ある一定の燃圧決め打ちでも問題ありません。

まとめ

インジェクター無効噴射時間が電圧と燃圧に影響することが理解できたでしょうか?

無効噴射時間 ●●[ms]は 燃圧○○[kPa]、電圧□□[V]と条件を付けないと意味のない数値となります。

次回以降で無効噴射時間時間の測定方法を紹介していきます。

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