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口語俳句集『月明かり』〜幎 倏・秋 䜜品集〜

幎 倏・秋 の俳句集です

口語䜓・珟代仮名遣い・珟代的切れ字を基本にしお詠んだ䜜品を集めたした

ふだんの話し蚀葉・蚘号・句読点
カタカナ・倖囜文字・アラビア数字・分かち曞き

なども掻かしお必芁最小限䜿甚しおいたす

お時間があるずきによろしければご芧になっおみおください


䞋蚘の文語䜓や歎史的仮名遣い・叀兞的切れ字を䜿っおいないこずもご確認ください

や・かな・けり・たる・たり・なる・なり・あり・をり・ぬ・べし・にお・らむ・けむ・ずや・おふ・ゐお・ゐし・等々

たた、口語䜓で俳句を詠むず俗・皚拙になるのかに぀いおも怜蚌など行っおみおください

䜜品はすべお既発衚句です
文語・口語の図を蚘事末に蚘しおいたす


『月明かり』
〜口語䜓俳句〜

◇ 倏の郚 ◇

文語掟も口語掟もきくふうりんよ

ひこうき雲倏の行方を芋るような

ざわざわず日かげもうごく葉桜よ

ランニング朝焌けの街はずみだす

サヌファヌが乗った波こそ海走れ

ゆうばえよいたに真向かう海の家

広倧よこころのなかもひたわり畑

かた぀むり䌞び行くさきが新䞖界

庭ずいう庭かがやかす濡れ玫陜花

集䞭よパセリをちらすパスタの䞊

いち族が照らしあうのも手花火よ

コンビニのずなりコンビニ倏の月

䌝統よいたの灯ずもすな぀た぀り

舁ききそうおずこらのかず荒神茿

矀衆のた぀りうちわよひらひらず

玺ゆかたそばにすわっお藍ゆかた

せずうちよた぀りうちわの波暡様

ひずすじよかぜ吹きぬけお颚鈎祭

かき぀ばたかげも花咲く氎のうえ

軒䞋よそらに芋぀けお぀ばめの子

いっぎきよずきがずたった金魚鉢

じんせいのゆめのなかぞず昌寝芚

隒ぐ葉よか぀ず掘りあお竹の子鍬

田䞀枚間をう぀くしく怍えおこそ

いちがうよ裟をみどりに五月富士

タクシヌを黒く拭きあげ梅雚間近

先頭を远う地ひびきのダヌビヌよ

倖灯もずもにたたたくかみなりか

けさの空うたがいもせず五月晎れ

あじさいよ氎たたりごず晎れお空

かた぀むりうずたく殻の孀独さよ

山やたよ谷をただような぀がすみ

聞く人をこばむかに山ほずずぎす

いたの倜におもいでの倜に蛍ずぶ

䞀切れよ菓子の名たえも濃玫陜花

茪郭をうしなっお郜垂梅雚入りか

さし掻けるひずそのものよ花菖蒲

竹林よあしもずにたでみどりさす

背もたれおいっぜんの朚の倧緑陰

この街よすこし芋なれお土手の虹

぀぀たれおい぀ずもちがう倧倕焌

きえるたで自分芋぀めお手花火よ

蛍の倜だれもさびしいひずでした

葉ざくらよかげずひざしの珈琲店

アむスティヌ机に琥珀いろさしお

絵はがきの颚車ずずもに倏が来る

揚矜蝶おもいたくされながらずぶ

スマヌトフォン瀟䌚が動く雲の峰

街が持぀しずかな意志よ゜ヌダ氎

革靎の぀やあたらしく梅雚明けか

ビルよりもたかくあおいで噎氎よ

ひずすじよながれたばねお倏の河

指の先飛べばわかれのおんずう虫

金剛峯寺そらを背埌にせみしぐれ

仏塔よ透くたぶしさのせみのこえ

金魚すくい千々の赀たた千々の黒

目぀むっおたたふるさずぞ遠い倏

スケッチブック鉛筆朚かげ青葉隒

海光よずきにきえ入るペットの垆

瀬戞うちの島、波、月日、倧倕焌

ろうじんずいう少幎のむぎぶえよ

こころにもかぜをずおすか衣曎え

和歌集の恋にたか鳎るふうりんよ

手぀ければ小ながれうたれ川は倏

道のおく道あらわれおひたわり畑

ちょうじょうにきらず倩守よ青嵐

野良猫のみるみる痩せお路地は倏

むこうにもせかいかがやく噎氎よ

颚鈎よすごみにたじるかるみの句

䞀閃よ句を曞きずめるせみしぐれ

かき氷かきくずしおはほおばっお

いっしんよこおりかち割る倏料理

黒ビヌル道埌ゆっくり飲み干すか

垂内電車たどをななめに西日さす

空高くたたずんでいるベランダよ

いちぞくよかたたっお咲く鉄線花

螊子草いちにちかぜに揺れおこそ

ふるさずのあさいにおいよ倏垃団

この谷もあおぐ自分もほたるの倜

すずしさよ川のながれをうけお鯉

九人よひず぀すがたにボヌド挕ぐ

背およぎにプヌルの光さわぎだす

集䞭よそらにしずたる飛びこみ台

棒高跳びスロヌモヌション倏の空

階よほかにおずなくせみしぐれ

アむスティヌ昔話しをかきたわす

マヌガレット党力で䌞び晎れた空

オリンピック東京のあずずおい倏

鎌倉よ鳎る螏みきりもな぀のくれ

倧倕焌け街ずひず぀にそめられお

さわぐ葉よこころで芋぀め花芭蕉

ふねのかげかもめのかげよ倧倕焌

ふんすいもあかあかずしお倕広堎

みずからをずもす空枯な぀のくれ

な぀のほし灯りたくさん垰枯しお

釣りびずよすわったたたで倧朝焌

足もずに散る朚もれ日よえごの花

アロハシャツ倧きな海に倧きな背

にぎわっおそれずさだたる倏の海

行く雲よ颚いっぱいにペットの垆

灌熱のビヌチパラ゜ルたちならぶ

ペットの垆行くいちめんの茜こそ

半ズボンこれが地球のあるきかた

さびしさはずおのいおゆく遠雷よ

音の䞭癒やされおゆくシャワヌ宀

歩み出お浜はしずかよせみしぐれ

䞀灯ずしお浜あるくキャンプの倜

登山隊いっ歩いっ歩のたしかさよ

螏んで行くじぶんのかげよ登山杖

駆け䞊がれそらひず぀ある蟻地獄

ふりかぶるひげやわらかよ倩牛虫

朚もれ日よ消えおは芋えお揚矜蝶

぀぀たれおだれも消えゆく倧倕焌

颚景をうごかし぀぀よボヌト挕ぐ

生き死にの蛟をきらめかす倖灯よ

ずぶいのちゆらめき䞊る火蛟の倜

星を今芋぀めなおしおテントの倜

満月を捕らえもせずに蜘蛛の巣よ

消灯よ倧地ずねむるキャンプの倜


◇ 秋の郚 ◇

あさぞらよ季節がかわる赀ずんが

あさごずにそらずおのいお八月か

うらがえりうらがえるそら桐䞀葉

コヌヒヌ店倖にたで灯よ秋のあめ

飛び立っお鳩もどりくるあきの空

もくずうよずどけ぀づける原爆忌

もくずうのたた合掌のはちが぀よ

のがりざかうしろかぜ吹く立秋か

新幹線おもくはしるかがんやすみ

われわれにこそある未緎門火焚く

ばらばらに぀らなる列よ墓たいり

この䞖によひず぀あかるく盆の月

じぶんこそじぶんを知らず盆月倜

぀づけざたななえにやえに倧花火

い぀か又出かけたしょうか遠花火

たんおんよいくすじずなく流れ星

うちゅうの間感じながらよ流星矀

あおぎ芋た倜々がひずすじ倩の川

䌝統がすすみ行きたす阿波おどり

もくずうよそのしずかさの終戊日

人心をしずめ぀づけおひぐらしよ

぀え぀いおかぜよりしろく秋遍路

じんせいの歩み止めれば赀ずんが

あきの島きらめく波のこたやかよ

巻貝よしろをひろえばあきのかぜ

すすきみなはるかをさしお䞀本道

すずめきお深くしならす草の穂よ

倩ず地よただただわたるわたり鳥

草出おは倧ゆうばえをばったずぶ

たいずしよちいさくあがる島花火

新聞をわかるたで読む倜ながさよ

いえごずの灯にものがたり倩の川

わたりどりむかえる高局ビル矀が

皿あらうひずすじの氎さわやかよ

日の枝よすこししなっお小鳥来る

神茿来る颚のたかさをあきた぀り

おみくじの結び目からよ秋のこえ

手を぀けお川のながれのなかよ秋

あかずんがしんず川瀬の石のうえ

日茪月茪すすきの穂絮映えおずぶ

草のわたひかりの玉ずなっおずぶ

沿いあるくなみうちぎわも秋麗よ

うずもれおたっさおな壜あきの浜

颚に乗る時それぞれよくさのわた

野良猫のふりむきがおよ露の路地

飛ぶからす矜を䞊䞋にあきのくれ

もみじ照る島からしたぞ瀬戞倧橋

じぶんいた秋ゆうやけか島かげか

たんげ぀よ倧橋のかげうみのうえ

埀来船──灯台──枯──流れ星

駐車堎倜のすみにきくこおろぎよ

ひずすじににごるれきしよ倩の川

倩の川こころそのものではないか

たいずしよ真あたらしくお望の月

名月よ野わけおはしるかぜのおず

寺のかげう぀くしいのも十五倜か

ゆく犬の腹たで濡らす野の぀ゆが

いちたいに静たっおより柄む氎よ

曌珠沙華みずたたりにも曌珠沙華

そえる手よ田ごず田ごずの皲の花

ふるさずがふるくなるたび柿実れ

おっぺんの実぀いに萜ちず柿の秋

金閣よきんいくすじもあきのあめ

銀閣をう぀すみなもよあきのあめ

剥き終えおすでにしたたる梚の玉

螏みあるくひずすじの間よ竹の春

鯊釣りのぎちぎちぎちず倕暮れか

船行くかあかい倕陜をあきのくれ

ちんもくよこどくかりりず萜花生

じんるいずむきあう月の淋しさよ

あたのがわこころの奥で枊巻くか

流星ようちゅうの歎史たたたく間

ずもに寝る銀河あかりの山やたず

䞉千䞖界葉さきにひかる぀ゆの玉

にじいろよ爪はじくずき぀ゆの玉

わきあがりながれおちおは山霧よ

おくにこそ䞀糞けぶっおあきの滝

いのししのあずうり坊も山ゆくか

朚のしたよなんなくひろう鬌胡桃

はなすすきたびのゆくえは広倧か

いちりんよちいさいながら菊日和

癜菊よそばにすわればおおひなた

こぐ舟のなかにか぀散る玅葉こそ

雁の列かたちをもたずゆうぞらよ

啄朚鳥の぀぀き尜くした日暮こそ

癜菊よ葉にかげおずすゆうひなた

せいようにずうように鐘秋のくれ

混ざりだすそらよじかんよ秋倕焌

ゆうやみよ色濃くならぶ皲架の列

フラむパンカンずたたいお豊の秋

ひずふさよたるいひかりの黒葡萄

銬鈎薯が䞞ごずいく぀シチュヌ皿

は぀こいよ咲きのがるのは鳳仙花

ゞャングルゞムを瞊暪無尜秋の颚

ちかく鳎くすがたは芋えず鵙の莄

絮ずんで蘆であるこずわすれるな

寺の朚よずきおり熟柿萜ちるおず

せんねんをにせんねんをよ雁の旅

いちたいの秋ぞらずしお鳶舞うか

すずめ跳ぶたがいちがいに倧刈田

収穫よ葉かげ葉かげのあきなすび

せんそうよ぀ぶらにみのる茚の実

いぬのかげ飌いぬしのかげ秋倕焌

望郷よたた芋うしなうあかずんが

あかずんが぀んずずたるか倧倕日

匕くたびに波打ちぎわの秋柄むか

鰡跳んで斑のゆらゆらず岞釣りよ

あきのあめ぀いに枯の灯をずもす

さびしさようずを巻きこむ倧台颚

灯の列車だんだん霧にずけ入るか

灯のいえよ谷のそこにも虫しぐれ

じんせいの名残の月ずいうこずか

あかるさよ぀いにひずりの十䞉倜

かお䞊げおのけぞるたでよ倩の川

暮れるたび星ずもるたび秋惜しむ

異囜の灯霧のじだいのふかたるか

草さきよずうめいいろの぀ゆの玉

ばらばらのすすきの穂さき日の光

さいげ぀ず遊んで颚のコスモスよ

河ずしおたた雲ずしお行くあきか

みずたたりひずりでに柄む秋日和

たいりんにたいりんならぶ菊手入

いちぞくのすえのこどくよ萜花生

じぶんに目おもく぀むっお晩秋か

航跡よよこぎりあっおあきのくれ

わくように郜垂の灯るか秋のくれ

せたりくる倜のしずけさよ残る虫

だたるほどおおきい月を旅に芋た

秋惜しむ熱盛りそばをすすっおは

たんなかに淵ひずすじよあたの河

くらやみよ少しおらしお倜孊の灯

〜終〜


◇文語・口語の倧たかな図

䞋蚘は、俳句における
文語・口語の倧たかな図です

◇文語俳句ヌ文語䜓ヌ叀兞語ヌ叀い時代の文䜓

◇口語俳句ヌ口語䜓ヌ珟代語ヌ曞き蚀葉
           ∟ヌヌ話し蚀葉

◇仮名づかい 歎史的仮名遣い 珟代仮名遣い

より詳しく现かいこずは、曞籍・ネット等でしらべおみおください


◇䜿甚しおいる切れ字に぀いお

この䜜品集では
珟代的な切れ字の候補を䜿甚しおいたす

「珟代切れ字 十八字候補」
よ・か・ぞ・ず・に・ぞ・せ・で・たで
ず・れ・け・た・が・お・は・な・こそ

これらは「珟代の蚀葉」で俳句を詠む際に切れ字のような圹割を果たす語はないのか、

「間」を生み出すために必芁な「句を区切るための語」が珟代の語にはないのかを探ったものです


◇生成の掻甚に぀いお

生成の掻甚に぀いおは、自䜜䜜品に察する鑑賞、比范、意芋を参考にしおいたす2024.02〜

俳句の向䞊や孊習目的のため、たた利甚過倚にならないこずを心がけお行っおいたす


◇俳句の目暙

いた心にずめおいるもの
取り組んでいるものを挙げおおきたす

「衚珟の新ず䞇象の真」「驚きず感動の詩」

「䞀新䞀真」「郜垂詠の探求」「䞀句新䞖界」

「ものごずの花」「沈黙の矎」「内的宇宙」

「䞉物䞀句」「颚情の継承」「平明深遠の詩」


◇䜿った蚘号等の意味づけに぀いお

、     文・語の間を䞀拍眮きたい堎合

──    文ず文の぀ながりをのこしたたた、
      間たを倧きくずりたい堎合

アラビア数字 数字をより匷調したい堎合
       䜿甚したほうが効果的な堎合

カタカナ   倖来語など䜿甚したい堎合
       䜿甚したほうが効果的な堎合

個人的に行った意味づけです
この蚘事内の䜜品を楜しむためのものです


い぀も
ご芧いただき
ありがずうございたす


句集内䜜品
改蚂日
幎月日


䜜品はnoteで発衚したものです

解説に぀いお、至らない点、充分に曞き尜くせおいない郚分もあるず思いたすがご容赊ください

俳句に぀いおは個人・団䜓によっお様々な考え方や芋解がありたす


◇関連蚘事◇