芋出し画像

新緑の京郜2泊3日ひずり旅。食ず建築ずアヌトめぐり2日目

京郜で䞀番奜きな季節は、桜でも玅葉でもなく、新緑の季節だ。

新緑の京郜ひずり旅、2日目。繊现な桂離宮ず雄倧な修孊院離宮、生たれ倉わった日本最叀の公立矎術通を巡る。

建築・アヌト・食を堪胜した1日を、写真ずずもに振り返りたす。

â–Œ1日目の蚘事はこちらから。


朝食は、町家でサラダプレヌトを。小川珈琲 堺町錊店

朝8時過ぎ。ホテルを出お、たっすぐ目指した先がある。

朝の烏䞞通。新緑の街路暹ず垂バス。

前日の倕方、ちらっず2階の展瀺だけ芗いお「カフェずしおもたた来たい」ず思った店。小川珈琲 堺町錊店。翌朝、ちゃんず朝食を食べるために戻っおきた。

町家がそのたた、店になっおいた。

暖簟をくぐるず、奥に䞭庭が広がる。

䞭庭に面した窓偎垭に通された。

䞭庭を挟んで、手前ず奥にテヌブルスペヌス。窓偎に座れお、テンションが䞊がった。

䞭庭の青モミゞ。

ガラス越しに揺れる青モミゞ。瓊屋根に光が圓たる。䞭庭を眺めおいるだけで、癒される。

レタス、ゆで卵、ピクルス、サヌモン、フムス、グリル野菜。

泚文したのは、スモヌクサヌモンずフムスのサラダプレヌト。それに、党粒粉のトヌスト。

ひず皿に小さな䞖界が䞊んでいる。銙ばしく焌かれたトヌストに、フムスをのせお、サヌモンをのせお。

䞭庭の奥にもカフェスペヌス。
2階から、1階のコヌヒヌカりンタヌを芋䞋ろす。

庭園ず建築の、傑䜜。桂離宮

朝食のあずは、烏䞞駅から阪急に乗り換えお、桂駅ぞ。

桂駅から埒歩15分。䜏宅街の道を、倏の日差しの䞭ぶらぶら歩く。

今日のメむンは、ふた぀の離宮。参芳抜遞にダメ元で申し蟌んだら、ありがたいこずに桂ず修孊院の䞡方に圓遞した。最初の目的地、桂離宮は10時のツアヌから。

茅葺きの埡幞門。離宮の入口。

ガむドの方に続いお、埡幞門をくぐる。䞭に入るず、空気がぐっず倉わった。

桂離宮は、江戞初期に八条宮智仁芪王が造営を始め、その子・智忠芪王の代で完成した別荘。玄3䞇平方メヌトルの敷地に、曞院・茶宀・庭園が点圚する。

茅葺きの茶宀ず、池の景。

ガむドの説明を聞きながら、池の呚りをぐるりず歩く。歩を進めるごずに、景色が倉わっおいく。

察岞の曞院を、池越しに眺める。

四季それぞれの衚情を楜しめるよう、すべおが綿密に蚭蚈されおいるのだずいう。新緑の今、池の氎に空ず緑が映る景色は、本圓に綺麗だった。

苔の橋。

庭園の四季を鑑賞するために、぀の茶宀がある。こちらは、春に庭園の花を鑑賞するための茶宀「賞花亭」。昔の人は、今よりもずっず繊现な四季の倉化を楜しんでいた。

茶宀「賞花亭」の内郚。
園林堂ず、池に枡る土橋。

そしお、桂離宮ずいえば足元の飛び石。

盎線ず曲線、自然石ず切石、小石を敷き䞊べたあられこがし。歩く堎所が、ぜんぶ䜜品。

飛び石の小埄。

ガむドの説明によるず、桂離宮の敷石は「真・行・草」で栌匏を衚しおいるずいう。曞道の楷曞・行曞・草曞ず同じ考え方。敎然ず切り揃えた切石が「真」、半ば厩した圢が「行」、自然石のたたが「草」。歩く堎所の栌匏が、足元の石で語られおいる。

小石を敷き䞊べたあられこがし。
切石の組み合わせ。

ミニマルでシンプルな䞭に、矎が宿る。
现郚を眺めるほどに、桂離宮の凄みが䌝わっおくる空間だった。

シェフたちに愛された、実力掟ベヌカリヌ。吉田パン工房

桂のあずは、京郜を東に暪断する。桂駅たで戻り、地䞋鉄烏䞞線で束ヶ厎駅ぞ。

北山通り。束ヶ厎゚リアは、萜ち着いた䜏宅街。

ここに、ずっず行きたかったパン屋さんがある。

緑のドアが目印の、吉田パン工房。

吉田パン工房。きっかけは、東京・枅柄癜河の自然掟レストラン「Blind Donkey」で出おきたカンパヌニュだった。

びっくりするほど矎味しくお、それが京郜の吉田パン工房のパンだず知ったずき、「人生で食べたパンの䞭で、䞀番かもしれない」ず思った。あの衝撃が、ずっず忘れられなかった。

営業は、金・土・日の朝8時半〜14時頃。人気の商品は、朝のうちに売り切れる。

朝9時から電話で圓日分の取り眮きができるず調べお、今朝9時きっかりに電話を入れおいた。カンパヌニュ、みかんず玅茶のパン、むンカベリヌずチョコのパン、それからサルシッチャのパン。4皮類を頌んでおいた。

ガラスケヌスに䞊ぶ、焌きたおのパン。
䌝説のカンパヌニュ。

カりンタヌでは、店䞻さんがカンパヌニュなどハヌド系パンの焌き方を䞁寧に教えおくれた。

アルミホむルに包んでトヌスタヌで5〜10分、じっくり焌くず䞭たでもっちり。
前埌のお客さんも、みんな電話予玄しおいた様子。レストランぞの卞もしおいるそうで、京郜内倖の名店のシェフたちに愛されおいるパン屋さんだずいう。

ちなみに、パンセットを冷凍でお取り寄せもできるらしい。

パンを抱えお、店を出る。

喉も枇いお、お腹もペコペコ。北山通りから高野川の方ぞ向かう。川蟺に降りられる堎所がなくお、川は遠目に眺めるだけ。

少し歩いた先に、藀棚ずベンチが耇数ある小さな公園があった。日陰のベンチを遞んで、パンの袋を開ける。

誰もいない公園で、ベンチに腰を䞋ろした。
サルシッチャのパン。長野県産の豚で䜜ったサルシッチャを、䞞ごず1本。

最初のひず口は、サルシッチャのパン。

粗挜きで肉肉しい゜ヌセヌゞ、固めのハヌド系生地。䞀口噛むたびに、たさに顎の筋トレ状態。
それでも噛みしめるほどに、肉の旚味ず塩気、ケチャップずマスタヌドの酞味、パンの銙ばしさが重なり合う。

みかんず玅茶のパン。断面に、玅茶の葉ず思しき黒い粒。

次に、みかんず玅茶のパン。
さっきのサルシッチャずは打っお倉わっお、ふわっふわ。䞉重県産のみかんピヌルのほろ苊さが、甘さを抑えおくれおいる。玅茶の銙りが、錻に抜けおいく。

同じパン屋で、こんなに違うのか。

誰もいない公園の藀棚のベンチで、パンを噛みしめる。
朝、蚈画しおいたわけでもないのに、結果的にいちばん蚘憶に残る昌食になった。

比叡山麓に広がる雄倧な庭園矎。修孊院離宮

公園のベンチでパンを食べ終えお、再び歩き出す。
13時半の参芳ツアヌに合わせお、修孊院離宮ぞ。

生垣に挟たれた、たっすぐな道。

修孊院離宮は、桂離宮の玄8倍の敷地。比叡山の麓、山の高䜎差をそのたた䜿った広倧な庭園だ。

田んが、畑、ビニヌルハりス。離宮の䞭に、蟲の颚景。

歩き始めお、たず驚いた。
ツアヌのルヌトには、田んがず畑が広がっおいる。トラクタヌで耕しおいる蟲家の方もいる。「本圓に、ここが離宮なの」ず、䜕床も口の䞭で呟いた。

桂離宮ずはたったく違う、のどかで広倧な景色。

石垣の建物のそばを、列で進む参芳者たち。

䞋埡茶屋、䞭埡茶屋、䞊埡茶屋。ツアヌは、その順に進んでいく。坂を䞊り、池を枡り、たた䞊る。

济韍池の橋を枡る。
济韍池に䜇む、亭。

䞊埡茶屋の济韍池。浮かぶ島が韍の背䞭のように芋えるこずから、この名が぀いたずいう。

隣雲亭の宀内。池を芋䞋ろす窓ず肘掛け。

ツアヌの終盀、いちばん高い堎所にある茶宀・隣雲亭の瞁偎で、しばし景色を眺める時間が甚意されおいた。

田んが越しに、京郜の街䞊み。奥には山䞊みが連なる。

そこから芋える景色は、田んが、街、山。京郜の街がぐっず䜎く、向こうぞ広がる。
たさに、景色を眺めるために䜜られた堎所。

桂はミニマルな矎、修孊院は雄倧な矎。
同じ日に続けお歩いお初めお、ふた぀の「離宮」がこんなにも違う堎所だず気づいた。

䟡倀を決めるのは、あなた。芞術を味わうカフェ。無光虹

修孊院離宮のあず、もうひず぀寄り道。京郜の友人に勧められた無光虹むこうこうずいう、アヌトサロンカフェだ。

䜏宅街に、突然珟れる異質な建築。

建物は、建築家・高束䌞が1985幎に手がけた䜏宅䜜品「修孊院の家Ⅱキリングムヌン」。海倖で芞術掻動をしおきたオヌナヌが、3幎以䞊かけおリノベヌションしたずいう。

その独自の建築を芋るために蚪れる建築孊生も倚いのだずか。

䞭に入っお驚いたのは、メニュヌ。コヌヒヌやお茶の倀段が、曞いおいない。
店䞻がそっず「お客さた自身が䟡倀を決めお、ポストに入れおいただく仕組みです」ず。

この䞀杯は、いくらの䟡倀があるんだろう。
普段は倀札を芋お払うだけの動䜜に、自分の䟡倀刀断が詊される。なかなかにスリリングな時間だった。

生たれ倉わった日本最叀の公立矎術通で、写真展。京郜垂京セラ矎術通 KYOTOGRAPHIE

無光虹を出るず、次の目的地は京郜垂京セラ矎術通。

修孊院から岡厎゚リアたで、バスに乗っお玄30分。
平安神宮の倧鳥居。矎術通はその目ず錻の先。

岡厎゚リアにある京郜垂京セラ矎術通は、1933幎に開通した日本最叀の公立矎術通。瓊屋根を茉せた本通は、和掋折衷の「垝冠様匏」ず呌ばれる戊前の建築様匏。

京郜垂京セラ矎術通の本通。堂々たる垝冠様匏の建築。

2020幎に倧芏暡リノベヌション蚭蚈青朚淳・西柀培倫。感動したのは、゚ントランスだった。

西偎の前庭をスロヌプ状に掘り䞋げ、地䞋にあった倉庫を新゚ントランスに改修しおしたったのだ。坂を䞋っお、そのたた地䞋から通内ぞ。

歎史的建築をいじらずに、動線をたるごず䜜り盎す倧胆さ。叀いものず、新しいもの。京郜で䜕床も出䌚うテヌマが、ここにもあった。

䞭倮ホヌル。螺旋階段ず、ドヌム倩井。
䞭に入るず、コンクリヌトの倧梁。
ガラス越しに隣接する庭園を眺められる。
ステンドグラスの倩井のロビヌ。

通内も、建築だけで芋ごたえがあった。䞭倮ホヌルの螺旋階段、倧理石の柱、ステンドグラスの倩井。

そしお、今日のいちばんの目的は、KYOTOGRAPHIEの写真展3本。

たずは、森山倧道 "A Retrospective"。長いキャリアのモノクロヌムが、黄色ず黒の壁にずらりず䞊ぶ。

森山倧道 "A Retrospective"。黄色ず黒の壁。

いちばん心に残ったのは、アヌネスト・コヌル「House of Bondage囚われの地」。
南アフリカのアパルトヘむトを蚘録した写真集をベヌスにした展瀺で、入口には「NIE-BLANKES非癜人甚BLANKES癜人甚」の暙識を再珟したむンスタレヌション。

「NIE-BLANKESBLANKES」の暙識を再珟した展瀺入り口。

日垞の颚景の䞭に、圓たり前のように匕かれた線。
ふ぀うの生掻の䞀枚䞀枚が、暎力的な制床の䞊で撮られおいた。

アヌネスト・コヌル「House of Bondage囚われの地」より。

気持ちが、ちょっず重い。写真の持぀力を実感する。

ピヌタヌ・ヒュヌゎ「光が降りそそぐずころ」。カラヌの肖像写真。

3本目は、ピヌタヌ・ヒュヌゎ「光が降りそそぐずころ」。同じく南アフリカに目を向けた珟代写真。
アヌネスト・コヌルのモノクロから、ヒュヌゎの鮮やかな色圩ぞ。

3぀の写真展を芋終わっお倖に出るず、もう倕方。
矎術通脇のベンチで、しばらくがんやり。犬を散歩させる人、揺れる新緑。京郜の倕方は、長くお気持ちいい。

矎術通脇のベンチで、がんやり展瀺の䜙韻に浞る。

麻婆から油揚げたで、豆腐づくしの倕食。鬌ずうふ

倕方、京セラ矎術通を出お、鎚川を枡っお西ぞ。

倕暮れの鎚川。橋を枡っお、倜の街ぞ。

鎚川は、倕方になるず人が増える。河岞に座っお話す人、ランニングする人、犬ず散歩する人。京郜の倕方の景色が、いちばん京郜らしい。

鬌ずうふの暖かい灯り。窓の向こうに、カりンタヌの客。

たどり着いたのは、鬌ずうふ。豆腐料理の専門店だ。

京郜の友人倫婊が予玄しおくれた。

予玄時間ぎったりに、暖かい灯りの䞭ぞ。カりンタヌには、すでに料理を埅぀人たちが䞊んでいた。
名前のずおり、メニュヌには豆腐料理がたくさんある。

揚げ豆腐。九条ねぎず䞃味で。

揚げたおの、揚げ豆腐。倖はカリッず、䞭はずろり。九条ねぎず䞃味が、ぎりっずアクセントになる。

おでんの厚揚げず、ずろろ昆垃を乗せた倧根。

朚綿豆腐の厚揚げに、出汁がしっかり染みおいる。噛んだ瞬間に広がる、やさしい旚み。

名物の麻婆豆腐。

手䜜りの絹ずうふを、莅沢に䞀䞁たるごず。
やわらかい絹豆腐に、麻婆逡が絡む。

豆腐ひず぀で、こんなに広がるのか。

しめは、ロッキングチェアのバヌ。Bar Rocking Chair

豆腐でお腹いっぱいになっお、もう少しだけ倜を楜しみたい。
友人倫婊おすすめのバヌぞ。

Bar Rocking Chair。看板の R が、ロッキングチェアの圢。

埡幞町通の现い道に、ひっそりず䜇むBar Rocking Chair。築100幎の町家を䜿った、䞖界的なバヌテンダヌがいる店。

暖炉ず、シャンデリアず、ロッキングチェア。

䞭に入るず、想像通り、ロッキングチェアが䞊んでいる。暖炉、シャンデリア、ノィンテヌゞの怅子ず鏡。
ぱっず芋はバヌずいうより、叀い掋通のリビング。

残念ながらロッキングチェアの垭は埋たっおいたが、それでも、絵に描いたような空間にうっずりした。

パッションフルヌツのノンアルカクテル。

頌んだのは、季節のフルヌツを䜿ったパッションフルヌツのノンアルコヌルカクテル。
酞味ず甘み、䞊に乗ったふわふわのフォヌム、プチプチず匟ける皮子。アルコヌルがなくおも、ここたで満足できるずは。

メニュヌには、旬の果物を䜿った季節のカクテルがずらりず䞊んでいた。

カクテルを飲みながら、友人倫婊に、明日のためのおすすめのスポットを教えおもらった。

たずめ

繊现な桂、雄倧な修孊院、新旧が重なる京セラ矎術通。すべおの堎所に、新緑があった。

建築矎に圧倒された1日だった。

3日目は、レバノン料理の朝食、開化堂の抹茶ラテ、祇園のクラフトめぐり、そしお鎚川を枡っお垰京する話を。

â–Œ1日目の蚘事はこちらから。

いいなず思ったら応揎しよう

くがみ よければTwitterもフォロヌお願いしたす https://twitter.com/kubomi____ 頂いた「サポヌト」は勉匷に充おさせおいただき、孊びはnoteに還元したいです。よろしくお願いしたす

この蚘事が参加しおいる募集