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「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」(備忘録的感想)

不思議なドアを開けると、やり直したかった過去に行くことができる。
予告編を観たときには「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」のような、コメディタッチの心温まる作品かと思ったが、実際にはかなりシリアスな内容だった。

デヴィッド(コリン・ファレル)は友人の結婚式に向かおうとしていたが、駐車違反で車のタイヤがロックされていた。
仕方なく、壁に貼られていた広告を頼りにレンタカーを借りに行く。
その会社は不思議な会社で、がらんとした大きなガレージに男女二人が座っていた。
そして二人はレンタカーを貸すにあたり、しきりにカーナビのオプションを勧めてくる。
デヴィッドはスマホのナビを使うからいらないと断るが、結局押し切られてナビのオプションを借りることになった。

デヴィッドは結婚式場でサラと出会う。
サラは自由に生きたい性格で、結婚にも興味を持っていなかった。
サラが近所に住んでいる事もあり、二人はデヴィッドの車で一緒に帰る事にする。
するとナビが、勝手に行き先を設定し始めた。

ナビが設定した行き先に着くと、そこには不思議な扉があり、扉の先にはデヴィット、サラ、二人の過去に繋がっている。
最初はデヴィットが旅した灯台だが、その後はデヴィットが高校時代の演劇発表会で彼女にフラれた事、サラが母親を亡くした事、この二つのエピソードに関連する過去に戻ることになる。
過去をやり直すことで、二人が再び傷つき、そして再生する物語である。
過去に繋がる扉はそれぞれ趣があり、ファンタジー色が強くなっている。
ただやり直す過去が決して優しくはなく二人に再度現実を見つめ直す設定になっている。
デヴィットが両親の、そしてサラが母親の愛情を再認識するいい話ではあると思うが、感動する、と言う内容ではなかった。

設定が面白く、コリン・ファレルとマーゴット・ロビーが巧く役どころにハマっていたので、もう少し脚本と演出を頑張れば、もっと感動作品になったのではないかな、と言う気もした。

182.ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行

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