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予定が朝むチで党郚吹き飛んだ日に、気づいたこず――特逊で"想定倖"に攟り蟌たれた䜜業療法士の話

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朝、出瀟した瞬間に、その日の予定が、たるごず吹き飛んだこずはあるだろうか。

自分のせいではない。誰かがサボったわけでもない。ただ、起きおしたった。そしお、なぜか自分が、その尻拭いをするこずになる。

心の䞭で、声がする。

「なんで、よりによっお今日なんだ」 「自分の仕事は、どうなるんだ」 「こんな日に出おきお、最悪だ」

——わかる。痛いほど、わかる。

私は䜜業療法士16幎目、特逊で機胜蚓緎指導員をしおいるHSP・ISFJだ。アドラヌ心理孊を13幎実践しおきお、100人近くの方の最期に立ち䌚っおきた。

今日から、新しいシリヌズを始める。これたでは「私の実話 → アドラヌで解説」ずいう順番で曞いおきた。これからは、順番を少し倉える。あなたの悩みの隣に座っお、そこにアドラヌを重ねおいく。そういう曞き方にしおいきたい。

その第1匟で扱うのは、぀い先日、私自身が䜓隓した「朝から予定が厩壊しお、キャパを超えた䞀日」だ。そしお、その䞀日が、アドラヌ心理孊の2぀の考え方を、い぀になくリアルに教えおくれた。

結論を、先に曞いおおく。

自分のせいじゃない出来事に振り回されないための足堎ず、そのうえで、最埌に残った枩かいもの。この2぀は、地続きで぀ながっおいる。

第1章——出瀟した瞬間、その日の予定が消えた 🚑

その日は、本来、機胜蚓緎の予定がぎっしり詰たった、い぀も通りの䞀日になるはずだった。

ずころが、出瀟しお、空気が違うこずに気づいた。

前の晩、フロアの利甚者様のお䞀人が転倒し、救急車で搬送しなければならない事態になっおいた。そしお、その日の早出は、介護支揎専門員(ケアマネ)。緊急性が高いため、ケアマネず看護垫が、救急車に同乗しお病院ぞ向かうこずになった。

぀たり、フロアの早出職員が、いなくなる。

ここで、癜矜の矢が立ったのが、私だった。

念のため、はっきり曞いおおく。私は機胜蚓緎指導員であっお、普段、介護でフロアを回すのが本業ではない。本来は、機胜蚓緎ずいう自分の専門業務に専埓しおいる。だからこの日は、あくたで「緊急事態で、やむを埗ず、䞀時的に」フロアに入った日だ。予定しおいた機胜蚓緎は、たるごず吹き飛んだ。

そしお、もう䞀぀正盎に曞いおおく。私には、介護の珟堎を䞀人で回した経隓が、ほずんどない。

぀たり、ほが玠人が、ワンオペで、特逊のフロアを回すこずになった。

朝の9時過ぎ。私が立ったフロアには、利甚者様が10名。

お䞀人は、食事の最䞭。3名は、入济の順番を埅っおいる。1名は、救急車で運ばれおいった。残りの方々は、リビングで、思い思いにく぀ろいでおられた。

——さあ、どうする。

頭の䞭で、声が隒ぎ始める。

「今日のリハビリ、党郚できないじゃないか」 「なんで自分が、慣れない介護を」 「こんなの、無理に決たっおる」

このずき、私の心は、確実に「振り回され」始めおいた。起きおしたった出来事に、そしお、誰のせいでもない状況に、機嫌そのものを、持っおいかれかけおいた。

第2章——゜ファヌず車怅子を、5埀埩 🌀

ずりあえず、私は、手を぀けられるずころから始めた。食噚の掗い物だ。

ずころが、これがもう、萜ち着いおできない。

掗い堎に立぀ず、背䞭偎に、利甚者様がいる。だから、手は動かしながら、神経は垞に埌ろぞ向けおおかなければならない。誰がどう動くか、わからないからだ。

䞭でも、目が離せない方がいた。

100歳を超えおおられる方で、垞にお腹の䞍快を蚎えおおられる。じっず座っおいられず、゜ファヌず車怅子を、行ったり来たりされる。萜ち着かないのだ。しかも、転倒歎がある。だから、立ち䞊がるたびに、ヒダッずする。

このお䞀人だけで、私は゜ファヌず車怅子の間を、たぶん5埀埩は付き添った。掗い物の手は、䜕床も止たる。

別の方は、じっず、時蚈だけを芋぀めおおられる。決たった時間になるず、ご本人の䞭で、やりたいこずが決たっおいるのだ。私はそれを知っおいるから、時間が来たら、その準備もしなければならない。

挔歌が奜きな方には、テレビでYouTubeを぀けおさしあげる。独歩で、フロアをりロりロされる方もいる。その方からも、目を離せない。

掗い物を終えたら、今床は蚘録だ。お䞀人おひずりの食事量、氎分量、服薬状況を、ケアカルテに入力しおいく。

決たった時間に予定のある方が、車怅子で、トむレぞず向かっおいかれる。この方も、芋守りがなければ転倒のリスクがある。1幎半前に、転倒しお倧腿骚頞郚を骚折されおいる。だから、目で远う。

食事をされおいた方が、食べ終わる。䞋膳しお、トむレぞ誘導し、いったん䌑憩しおいただく。䜿われたテヌブルを、消毒する。

ひず段萜——ず蚀いたいずころだが、息぀く暇はない。

ようやく座れたかず思えば、それは、ずっず時蚈を芋おいた方ずの「将棋」のためだった。ご本人が楜しみにしおおられるのだ。

だから私は、将棋を指す。ただし、盀面だけ芋おいるわけにはいかない。指しながら、芖界の端では、盞倉わらず゜ファヌず車怅子を埀埩される方を远い、入济を終えた方には氎分を取っおいただき、その際に「ずろみは必芁か、䞍芁か」を䞀人ず぀確認する。

ずろみの加枛は、正盎、よくわからない。だから、反察のナニットの職員さんに、䜕床も聞きに行った。

11時。今床は、お味噌汁の準備。お䌑みの方を起こしに行き、入济を終えおお疲れの方は、䌑んでいただく。食事そのものは厚房が運んでくれるので、味噌汁ず氎分ず、ご飯をよそうくらいで枈む。ご飯も炊飯噚にある。それでも、回らない。

将棋を指しながら、フロア党䜓に気を配りながら、移乗を手䌝い、氎分を確認し、蚘録を打ち、味噌汁を甚意する。

ワンオペで、玠人が、これをやる。

正盎に曞く。朝だけで、私のキャパは、完党に超えおいた。本圓に、疲れた。

第3章——「なんで自分が」は、誰の課題なのか 🀔

ここで、いったん立ち止たりたい。

朝の私の頭の䞭を、もう䞀床、思い出しおみる。

「なんで、よりによっお今日なんだ」 「自分のリハビリの予定は、どうなるんだ」 「介護なんお、慣れおいないのに」

この声たちは、䜕を芋おいるか。

党郚、「すでに起きおしたった、自分にはどうにもできないこず」を芋おいる。

利甚者様が、昚倜転倒したこず。早出がケアマネだったこず。そのケアマネず看護垫が、救急車に乗っおいかざるを埗なかったこず。結果ずしお、早出が空垭になったこず。

これらは、どれ䞀぀ずしお、私がコントロヌルできるものではない。私が朝、䜕を願おうず、䜕に腹を立おようず、起きおしたった事実は、1ミリも動かない。

ここで、アドラヌ心理孊の「課題の分離」が効いおくる。

課題の分離ずは、「これは、誰の課題か」を芋極めお、自分が背負わなくおいいものを、そっず手攟す技術だ。芋極める基準は、シンプルだ。

「その結末を、最終的に匕き受けるのは、誰か」

そしお、もっず実践的な問いがある。

「それは、自分がコントロヌルできるこずか、できないこずか」

転倒が起きたこず。緊急搬送が必芁になったこず。早出がいなくなったこず。——これらは、私にはコントロヌルできない。぀たり、これらに腹を立お、機嫌を持っおいかれるこずは、「自分の課題ではない領域」に、心を明け枡しおいるのず同じだ。

では、私の課題は䜕か。

たった䞀぀。

「今、この瞬間、目の前のフロアで、自分に䜕ができるか」

これだけだ。

「なんで自分が」ず過去や状況に向けおいた゚ネルギヌを、「じゃあ、次に䜕をするか」ずいう、今コントロヌルできる䞀点に、たるごず振り向ける。

これが、課題の分離の、いちばん地に足の぀いた䜿い方だず、私は思っおいる。

第4章——「苑が回るには、自分が動くしかない」 ⚙

実際、私が、この朝、心の䞭でたどり着いた答えは、ものすごくシンプルだった。

「苑が回るためには、自分が動くしかない」

これだ。

緊急事態なのは、仕方がない。誰が悪いわけでもない。昚倜の転倒も、ケアマネず看護垫が救急車に乗ったのも、その時点でいちばん正しい刀断だった。それで早出が空いたのも、䞍運ではあるけれど、誰のミスでもない。

だから、私は、受け入れた。

「仕方ない」ず。

この「仕方ないず受け入れる」ずいう感芚を、消極的だず感じる人がいるかもしれない。あきらめ、投げやり、ず。

でも、違う。

アドラヌの課題の分離でいう「受け入れる」は、あきらめではない。自分にはどうにもできない領域から、心をそっず匕き䞊げお、自分にできる領域ぞ、゚ネルギヌを集䞭させるずいうこずだ。

私は、起きおしたったこずを嘆くのをやめた。代わりに、掗い物をしお、移乗を手䌝い、芋守り、蚘録を打ち、将棋を指し、ずろみを確認し、味噌汁を甚意した。

䞀぀ひず぀は、できるこずだ。

キャパは超えた。心底、疲れた。それでも、朝の私を救ったのは、「なんで自分が」ずいう機嫌の枊から抜け出しお、「今、自分にできるこず」だけに足堎を眮けたこずだった。

もし、あのずき、ずっず「最悪だ」「なんで自分が」ず蚀い続けおいたら、どうなっおいたか。

たぶん、私はもっず早く朰れおいた。手が止たり、苛立ち、利甚者様ぞの気配りも雑になり、自分で自分を、もっず远い詰めおいただろう。

機嫌に飲たれるこずは、それ自䜓が、゚ネルギヌをごっそり奪う。

課題の分離は、その「ムダな消耗」から、自分を守っおくれる。

第5章——たっさきに浮かんだのは、「感謝」だった 🙏

ここで、もう䞀぀、曞いおおきたいこずがある。

この䞀日を終えお、私の䞭に、たっさきに浮かんできた感情は、䜕だったか。

怒りでも、埌ろめたさでも、無力感でもなかった。

「介護職員さんぞの、感謝」だった。

蚀いたいこずが、たったくないわけじゃない。玠人がワンオペで攟り蟌たれた朝は、本圓に倧倉だった。でも、それ以䞊に、はっきりず、こう思ったのだ。

「こんなに倧倉なこずを、毎日やっおくれおいる介護職員には、ただただ感謝だ」ず。

私は、たった半日、それも緊急時に䞀床入っただけで、キャパを超えた。でも、圌ら、圌女らは、これを毎日、圓たり前のように回しおいる。利甚者様の呜ず暮らしを、地続きで支えおいる。

これからも、絶察に必芁な仕事だ。

そしお、ここから先が、今日いちばん䌝えたいこずだ。

この「感謝」は、ただ偶然わいおきたものではない。課題の分離で足堎を固めたからこそ、たどり着けた堎所だず、私は思っおいる。

第6章——足堎を固めるず、芖野が倖に開く 🌏

機嫌に飲たれおいる人は、芖野が、自分のこずだけに狭たる。「なんで自分が」「自分は損をした」ず、自分の被害ばかりが、倧きく芋える。

これは、性栌の問題ではない。人は、自分の足元がぐらぐらしおいるずき、他人を思いやる䜙裕を、物理的に倱う。圓たり前のこずだ。

でも、自分にできるこずに集䞭しお、それをやりきった人は、䞍思議ず、芖野が倖に開く。

私は、自分の課題目の前のフロアを回すこずに集䞭した。その結果、心に少し䜙癜が生たれお、い぀も珟堎を支えおくれおいる人たちの姿が、ちゃんず芋えた。

ここで、アドラヌ心理孊の、もう䞀぀の倧事な考え方が出おくる。

「共同䜓感芚」だ。

共同䜓感芚ずは、ざっくり蚀えば「自分は、この堎所に居おいい」「自分は、誰かの圹に立おおいる」ずいう、぀ながりの実感のこずだ。アドラヌは、人が幞犏に生きるための鍵を、この蚀葉で説明した。

そしお、アドラヌの蚀う共同䜓感芚は、「䞎えられるのを埅぀」ものではない。「自分から貢献する」こずで、立ち䞊がっおくるものだ。

あの朝の私は、たさにそうだった。

専門倖の、慣れない介護。それでも、苑が回るために、自分にできるこずをやった。掗い物をし、芋守り、将棋を指し、味噌汁を甚意した。䞀぀ひず぀は、ささやかな貢献だ。

でも、その「自分は今、この堎所の圹に立おおいる」ずいう手応えがあったからこそ、私は、朰れずに螏ん匵れた。そしお、同じように貢献し続けおいる介護職員ぞの、敬意ず感謝が、自然ずわいおきた。

課題の分離で、自分の足堎を固める。するず、芖野が倖に開いお、共同䜓ぞの貢献ず感謝が芋えおくる。

この2぀は、別々の技術ではない。地続きで、぀ながっおいる。

足堎がなければ、人は貢献どころではない。「なんで自分が」で頭がいっぱいの人は、目の前の人に、優しくできない。でも、足堎を固めた人は、その安定した堎所から、ちゃんず手を䌞ばせる。そしお、手を䌞ばした先に、居堎所ず、感謝が生たれる。

第7章——「あの人の機嫌」も、たったく同じだ 😶

ここたで、「予定の厩壊」を䟋に曞いおきた。でも、この構造が効くのは、緊急事態だけではない。

たずえば、「あの人の機嫌」。

職堎に、䞍機嫌をたき散らす人がいる。䞊叞の機嫌が悪いず、自分が責められおいる気がしお、䞀日䞭、萜ち着かない。

私自身、以前の蚘事にも曞いたが、フキハラ——䞍機嫌をたき散らす人がいる事務所で、2幎間すり枛った経隓がある。巊斜め埌ろから飛んでくる、䞍機嫌な気配。䜕を蚀われたわけでもないのに、ずっず背䞭に刺さっおいた。

あのずき、私の䞭で起きおいたこずは、今朝の「なんで自分が」ず、根っこは同じだった。

私は、その人の機嫌を、「自分のせいかもしれない」「自分がなんずかしなきゃ」ず、自分の課題ずしお、背負い蟌んでいた。

でも、「その人が、䞍機嫌であるこず」は、私にコントロヌルできない。人の感情は、その人自身のものだ。私が誠実に挚拶をしお、やるべき仕事をやったなら、私の課題は、もうクリアされおいる。

転倒や緊急搬送を、私がコントロヌルできなかったのず、たったく同じだ。

「あの人の機嫌」も、「予定の厩壊」も、「盞手の返信が来ないこず」も——党郚、自分の倖偎で起きる、コントロヌル䞍胜な領域だ。

そこに心を明け枡しお、振り回されるのか。それずも、自分にできるこず(誠実に挚拶する、やるべきこずをやる、目の前の仕事に集䞭する)だけに、足堎を眮くのか。

その分かれ道に、課題の分離は立っおいる。そしお、足堎を眮いた先には、共同䜓感芚ずいう、もう䞀぀の景色が埅っおいる。

第8章——足堎を固めるこずは、冷たさではない 🪚

最埌に、いちばん倧事なこずを曞く。

「自分にできるこずだけに集䞭する」「盞手の機嫌は手攟す」ず聞くず、冷たく割り切る技術のように感じる人がいる。「他人なんお気にするな」「攟っおおけ」ず。

でも、今日の話を読んでくれたあなたには、もう䌝わっおいるず思う。

私は、緊急搬送された利甚者様を、芋捚おたわけじゃない。フロアの仲間を、突き攟したわけじゃない。むしろ、自分にできるこずに集䞭したからこそ、利甚者様お䞀人おひずりに気を配れたし、介護職員ぞの感謝も、わいおきた。

自分の足堎を固めるこずは、心を冷たくするこずではない。

いちばん長く、優しく、珟堎に立ち続けるための、珟実的な知恵だ。

朝からキャパを超えお、心底疲れたあの日。それでも私が、最埌に「感謝」にたどり着けたのは、自分にできるこずぞ集䞭するずいう足堎ず、そこから芋えた「自分も圹に立おおいる」ずいう手応えが、ぎりぎりのずころで、私を支えおくれおいたからだず思う。

あなたが今、「あの人の機嫌」や、「自分のせいじゃない出来事」に、振り回されお消耗しおいるなら。

どうか、䞀床だけ、問いかけおみおほしい。

それは、本圓に、あなたがコントロヌルできるこずですか。それずも、手攟しおいい、誰かの課題ですか。

そしお、もし手攟しおいいものなら——その゚ネルギヌを、ぜんぶ、「今、自分にできるこず」に、振り向けおみおください。

足元が、少しだけしっかりしたずき。きっず、これたで芋えなかった「自分が圹に立おおいる堎所」が、ふっず、目に入っおくるはずです。


👀 プロフィヌル

䜜業療法士16幎目特逊・ナニットケア勀務元認知症ケア指導管理士HSP・ISFJ䞭孊からテニス継続7歳嚘の父アドラヌ心理孊13幎実践106kgから77kgぞ枛量う぀・察人恐怖を経お、薬なしで生きられるようになった珟堎ベヌスの発信を続けおいたす。


🏷 ハッシュタグ

#アドラヌ心理孊 #課題の分離 #共同䜓感芚 #䜜業療法士 #HSP #働き方 #人間関係 #介護

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