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「課題の分離っお、冷たくないですか?」――そう蚀われるたびに、私は思う

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「課題の分離ができたら、楜になれるのに」

Threadsを眺めおいるず、この声に本圓によく出䌚う。

䞊叞の機嫌が悪いず、自分が責められおいる気がしお萜ち着かない。送ったメッセヌゞに既読が぀いたのに返っおこなくお、倜たで「䜕か悪いこず蚀ったかな」ず考え蟌んでしたう。子どもの将来が心配で、ダキモキしお眠れない。

そういう人たちが、口を揃えお蚀う。「アドラヌの課題の分離っお、いいらしいね」「あれができたら、きっず楜になれるのに」ず。

でも、同じ口で、こうも蚀うのだ。

「でも、なんだか冷たい気がしお、できない」

これが、今日いちばん曞きたいこずの入口だ。

私は䜜業療法士16幎目、特逊勀務のHSP・ISFJだ。アドラヌ心理孊を13幎実践しおきお、100人近くの方の最期に立ち䌚っおきた。

この蚘事から、シリヌズの曞き方を倉えたす

このアドラヌシリヌズも、今日でちょうど11本目になる。そしお今日から、曞き方を少し倉えるこずにした。

これたでの10本は、「私の実話 → アドラヌで解説」ずいう順番だった。挚拶が返っおこない事務所で2幎すり枛った話。同僚のマりントから芋えた劣等感の話。嚘に「すごいね」ず蚀っおしたった話。私自身の人生を入口にしお、そこからアドラヌを説明しおきた。

ここから先の新章では、順番を逆にする。

たず「あなたの悩み」から入る。そこに私の䜓隓を重ねお、アドラヌでほどいおいく。私の物語に乗っおもらうのではなく、あなたの悩みの隣に、私が座る。そういう曞き方に倉えおいく。

その第1匟が、アドラヌで最も有名で、最も誀解されおいる「課題の分離」だ。

そしお、今日のテヌマは、はっきりしおいる。

課題の分離は、冷たくない。むしろ、盞手を信じる、いちばん枩かい行為だ。

これを、Threadsで実際にあった2぀のやりずりず、私が家で7歳の嚘ずやっおいるこずを通しお、蚌明しおいきたい。

第1章――「既読が぀くのに返っおこない」ず眠れない女性ぞ

昚日、Threadsで、ある女性の投皿を芋かけた。

芪しみを持っおいる男性がいる。でも、その人からの応答がない。それが䞍安で、苊しくお、思い詰めおいる――そういう内容だった。

文面から、その人が䞀人でずっず悩み、傷぀いおきたこずが䌝わっおきた。

私は、こう返信した。

おはようございたす。そこたで思い詰めおしたうほど、䞀人で悩み、傷぀いおこられたのですね。よく、文字にしお吐き出しおくれたした。

少しでも心が軜くなるヒントずしお、アドラヌ心理孊の「課題の分離」をシェアさせおください。

あなたの課題は、芪しみを持っお話しかけるこず。盞手の課題は、それにどう応答するか。

あなたが勇気を出しお話しかけた時点で、あなたの課題は、もう100点満点でクリアされおいたす。その埌の盞手の反応――沈黙や態床は、100%「盞手の課題」であっお、あなたが悩む必芁のない領域なんです。

盞手の課題を背負い蟌んで、あなたが眠れなくなる必芁は、たったくありたせん。今日は矎味しいものを食べお、自分をたくさん甘やかしおあげおくださいね。

――そう、送った。

するず、その女性は、もずもずアドラヌ心理孊に興味があったそうで、「ありがずうございたす」ず、ずおも感謝しおくれた。

「線を匕く」こずは、突き攟すこずではない

ここで、倧事なこずに気づいおほしい。

私は、その人に「気にするな」ずも「あなたが我慢しなさい」ずも蚀っおいない。むしろ、その逆だ。

「あなたが勇気を出しお話しかけた、その行動は100点だ」ず、たず認めた。そのうえで、「盞手がどう反応するかは、あなたにはコントロヌルできない領域だから、そこで自分を責めなくおいい」ず䌝えただけだ。

これが、課題の分離の本質だ。

課題の分離ずは、「冷たく突き攟す技術」ではない。「あなたが、あなたにできるこずをやりきったなら、その先は手攟しおいい」ず、自分を蚱す技術なのだ。

既読が぀くかどうか。返信が来るかどうか。盞手が自分をどう思うか。

これらは党郚、盞手の心の䞭で起きるこずだ。どんなに願っおも、こちらからは操䜜できない。それを「自分の課題」だず思い蟌んで抱え蟌むから、人は眠れなくなる。

線を匕くのは、盞手を切り捚おるためじゃない。自分が朰れないために、そしお「盞手の領域を、盞手のものずしお尊重する」ためだ。

第2章――「アドラヌは、子どもには冷たい」ず蚀った女性

ずころが、぀い最近、同じThreadsで、たったく逆の反応にも出䌚った。

ある女性が、こんなこずを曞いおいた。

「アドラヌ心理孊自䜓は玠晎らしいず思う。でも、子どもに察しおは冷たいから、実践できない」

ああ、やっぱりここでも誀解されおいるな、ず思った。

私は、こう返信した。

わかりたす、最初はドラむで厳しく芋えたすよね。でも、「芪の思い通りにコントロヌル(支配)しない」ずいう意味では、子どもにずっおは、すごく䌞び䌞びできる優しい考え方なのかもしれたせん。芪の偎ずしおも、肩の荷が、ふっず軜くなる郚分があったりしたす。

――そう䌝えた。

でも、正盎に曞く。この方には、最埌たで理解しおもらえなかった。

「やっぱり、子どもを突き攟すみたいで嫌だ」ずいう感芚は、倉わらなかったようだ。

なぜ「課題の分離=冷たい」ずいう誀解が生たれるのか

私は、この誀解を、責めたいわけではない。むしろ、すごくよくわかる。

「課題の分離」ずいう蚀葉を初めお聞くず、倚くの人がこうむメヌゞする。

「子どもが宿題をやらなくおも、それは子どもの課題だから、攟っおおけ」「困っおいおも、口を出すな」「冷たく芋守れ」

これだず、たしかに冷たい。育児攟棄ず玙䞀重に芋える。

でも、これは課題の分離の、半分しか芋おいない。

課題の分離には、本圓はもう半分がある。それは、「盞手の課題に、土足で螏み蟌たない。でも、求められたら、い぀でも揎助する」ずいう郚分だ。

アドラヌは「攟っおおけ」ずは蚀っおいない。「支配するな」ず蚀ったのだ。

この2぀は、たったく違う。

支配ずは、「芪の思い通りに、子どもを動かそうずするこず」だ。宿題をやらせる。習い事を続けさせる。芪の正解を、抌し付ける。

課題の分離は、その支配をやめる。「やるかやらないかは、最終的にあなたが決めるこずだよ」ず、決定暩を本人に返す。そのうえで、「でも、手䌝っおほしいずきは蚀っおね。い぀でも隣にいるから」ず、揎助の手は、ちゃんず差し出しおおく。

決定暩を本人に返すこず。これは、突き攟しではない。

「あなたには、自分で決める力がある」ず信じるこず。぀たり、信頌だ。

第3章――嚘の䞀日を、時系列で曞いおみる

理屈だけでは、䌝わらない。だから、我が家で実際に起きおいるこずを、正盎に曞く。
これは、私が「課題の分離は冷たくない」ず確信しおいる、いちばんの根拠だ。
少し前たで、私は嚘に、こたかく口を出しおいた。「宿題は?」「お颚呂は?」「歯磚いた?」――蚀わないず動かない。蚀っおも、しぶしぶ。そういう時期があった。
でも、ここ最近、流れが倉わっおきた。
きっかけは、以前の蚘事にも曞いた「21時に寝る」ずいう軞を、家族で決めたこずだ。

21時就寝から逆算するず、䞀日が自分のものになる

これを曞いおいる今日は、氎曜日。嚘の䞀日を、時系列で曞いおみる。
13時半、小孊校から垰っおくる。20分ほど䌑憩しお、14時前から、進研れミの小孊講座(コラショ)を始める。14時ごろ、家族みんなで、埒歩1分の店ぞ買い物に行く。14時40分、垰っおきお宿題。15時半、䜓操教宀ぞ。18時、晩ごはん(今日は私が䌑みなので、私が䞭華スヌプず炒飯を䜜った)。18時40分、残りの宿題ず「考える力」。19時40分、明日の準備をしお、歯を磚いお、お颚呂。20時40分、髪を也かしお、21時に垃団ぞ。
この流れの倧郚分を、私はもう、口出ししおいない。
なぜか。
「21時に寝る」ずいう䞀点だけを軞にするず、そこから䞀日が、自然に逆算されるからだ。
䜕時に寝るかが決たっおいれば、「じゃあ、宿題はい぀やる?」「お颚呂はい぀入る?」ず、子ども自身が段取りを考えるようになる。勉匷や準備が、「芪にやらされるもの」から、「自分で組み立おる、自分の課題」に倉わっおいく。
私は、ゎヌルの枠だけを瀺した。䞭身をどう埋めるかは、嚘に返した。
これが、私のやっおいる課題の分離だ。

蚀わなくおも、嚘は誰かのために動く

倉化は、勉匷だけじゃない。
私が食埌に掗い物をしおいるず、嚘は、蚀わなくおも、絊食で䜿った箞やコップを出しおくる。そのあず、お颚呂を炊いおくれお、みんなが䜿いやすいように、党員分のシャンプヌのボトルたで䞊べおくれる。それが終わるず、自分の歯を磚く。
この䞀連の流れに、私はもう、指瀺を出しおいない。
「考える力」のずきだけは、嚘が「芋ずいお」ずアピヌルしおくるので、暪で芋おいる。最埌の添削は、手䌝う。
぀たり、私は嚘の課題を奪わない。でも、求められたら、隣で芋るし、手䌝う。
決定暩ず責任は、本人に返す。揎助の手は、い぀でも差し出しおおく。
これこそが、課題の分離の、本圓のかたちだ。

テレビもYouTubeも芳ない、ずいう環境のこず

もうひず぀、曞いおおきたいこずがある。
我が家は、基本的にテレビを芳ない。芳たいアニメがあるずきず、動物番組、クむズ番組の「Qさた」くらいを録画しお芳るだけだ。私ず劻は、今は倧河ドラマの『豊臣兄匟』しか芳おいない。YouTubeも、ほずんど開かない。最埌に私が芳たYouTubeは、たしか、ハチの巣の退治方法だった(笑)。
これは、嚘に「芳るな」ず犁止しおいるわけではない。
我が家党䜓ずしお、「自分たちの時間を、䜕に䜿うか」を遞んでいる、ずいう話だ。次々に流れおくる情報に、時間ず泚意を明け枡さない。芳るものを、自分たちで決める。
これも、広い意味では、課題の分離だず思っおいる。
「䞖間が芳おいるから」「みんなが知っおいるから」ずいう他人の基準ではなく、「我が家は、この時間を、こう䜿う」ず自分たちで線を匕く。情報に支配されず、自分の生掻の䞻導暩を、自分の手に握っおおく。
その静かな環境の䞭だからこそ、嚘は、自分の頭で段取りを考え、自分のペヌスで動けおいるのかもしれない。

正盎に曞くず、私も完璧じゃない

ここは、はっきり曞いおおきたい。
私だっお、すべおをアドラヌ通りにできおいるわけじゃない。信じきれなくお、぀い先回りしお口を出しおしたうこずも、ただある。
でも、少しず぀「蚀わなくおもできるこず」が増えおきた。それは、私が躟を厳しくしたからではない。「これは、あなたの課題だよ」ず、決定暩を本人に枡しおきたからだ。
そしお、これを「冷たい」ずは、私はたったく思わない。
むしろ逆だ。嚘が自分で考え、自分で動き、誰かのために箞を出したりお颚呂を炊いたりする。その姿を芋るたびに、「ああ、この子は、自分の力で生きおいける」ず、胞が枩かくなる。
支配を手攟したからこそ、嚘は䌞び䌞びず、自分の力を䌞ばし始めた。
これが、課題の分離の、本圓の姿だ。

第4章――「機嫌」も、盞手の課題だ

課題の分離は、子育おだけの話ではない。

冒頭で曞いた「䞊叞の機嫌が悪いず䞍安になる」ずいう悩み。これも、たったく同じ構造だ。

私自身、以前の蚘事に曞いたが、フキハラ――䞍機嫌をたき散らす人がいる事務所で、2幎間すり枛った経隓がある。お局的な人の䞍機嫌な芖線が、い぀も痛かった。

あのずき、私の䞭で䜕が起きおいたか。

私は、その人の䞍機嫌を、「自分のせいかもしれない」ず、自分の課題ずしお背負い蟌んでいた。「䜕か気に障るこずをしただろうか」「機嫌を盎しおもらわなきゃ」ず。

でも、よく考えれば、その人が䞍機嫌であるこずは、その人の課題だ。

私が誠実に挚拶をしお、やるべき仕事をやったなら、私の課題はクリアされおいる。それでも盞手が䞍機嫌なら、それは、その人自身が抱えおいる䜕かの問題であっお、私が盎しおあげられるものではない。

「盞手を信じおいない」から、振り回される

これは、少し耳の痛い話かもしれない。

盞手の機嫌に振り回される人は、実は、心のどこかで「盞手を信じおいない」ずも蚀える。

「この人は、自分の機嫌を、自分で立お盎せない人だ」「私がなんずかしおあげなきゃ、この人はずっず䞍機嫌なたただ」――そう思っおいるから、抱え蟌んでしたう。

でも、課題の分離は、こう考える。

「この人の機嫌は、この人が自分で扱えるものだ。だから、私が背負わなくおいい」

これは、盞手を芋捚おおいるのではない。「あなたには、自分の感情を扱う力がある」ず、盞手を信じおいるのだ。

第1章の女性に䌝えたこずず、たったく同じだ。盞手がどう応答するか、盞手がどんな機嫌でいるか――それは盞手の領域。あなたは、あなたの課題をやりきれば、それでいい。

第5章――課題の分離は「愛の線匕き」だ

ここたで読んで、課題の分離の茪郭が、少し倉わっお芋えおきたのではないだろうか。

課題の分離を、もう䞀床、蚀い盎す。

それは、「あなたの問題は、あなたの問題。私の問題は、私の問題」ず、冷たく切り分けるこずではない。

「ここから先は、あなたが自分で決めおいい領域だよ。あなたには、その力がある。でも、助けが必芁なずきは、い぀でも蚀っおね」

そう䌝える、線の匕き方だ。

Threadsの女性に、私は「盞手の反応はあなたの課題じゃない」ず䌝えた。これは、圌女を突き攟したのではない。「あなたは、もう十分やった」ず、圌女を守る線だった。

嚘には、宿題も家事も、決定暩を返した。これは、攟眮ではない。「あなたには力がある」ず信じ、隣で芋守る線だった。

線を匕くこずは、盞手ず自分を、分断するこずではない。

線を匕くからこそ、盞手の領域を尊重できる。盞手を信じられる。そしお、自分も朰れずに、長く隣にいられる。

冷たいどころか、これ以䞊ないほど、枩かい行為だず、私は思っおいる。

だから、誀解したたた手攟さないでほしい

最埌に、もう䞀床。

「課題の分離は冷たい」ず感じお、螏み切れずにいる人ぞ。

その感芚は、間違っおいない。最初は、誰だっおドラむに芋える。私も、Threadsであの女性に理解しおもらえなかったように、この誀解は根深い。

でも、課題の分離は、突き攟しではない。支配をやめるこずだ。

盞手の機嫌も、盞手の返信も、子どもの遞択も、ぜんぶ「盞手のもの」ずしお尊重する。そのうえで、揎助の手は、い぀でも開いおおく。

それは、盞手を信じる行為であり、自分を守る行為であり、結果ずしお、いちばん長く、優しく、隣にいられる方法なのだ。

あなたが今、誰かの課題を背負い蟌んで、眠れなくなっおいるなら。

どうか、思い出しおほしい。

あなたが、あなたにできるこずをやりきったなら、その先は、手攟しおいい。

それは、冷たさではなく、信頌です。

あなたが今、抱え蟌んでいるものは、本圓に「あなたの課題」ですか。それずも、誰かの課題を、背負っおしたっおいたせんか。


プロフィヌル

䜜業療法士16幎目特逊・ナニットケア勀務元認知症ケア指導管理士HSP・ISFJ䞭孊からテニス継続7歳嚘の父アドラヌ心理孊13幎実践106kgから77kgぞ枛量う぀・察人恐怖を経お、薬なしで生きられるようになった珟堎ベヌスの発信を続けおいたす。


ハッシュタグ

#アドラヌ心理孊 #課題の分離 #嫌われる勇気 #子育お #人間関係 #HSP #䜜業療法士 #自己肯定感


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「課題の分離」を3秒で芋抜く、たった1぀の質問。アドラヌ13幎実践の䜜業療法士が、職堎・家庭で䜿い続けおきた問い

挚拶が返っおこない事務所で、私は2幎間すり枛っおいた。アドラヌ13幎実践の䜜業療法士が考える「共同䜓感芚」のリアル

アドラヌ心理孊を3分で理解する『5本柱』——目的論・課題の分離・共同䜓感芚・暪の関係・勇気づけ

アフィリ゚むト

アドラヌ心理孊を、もっず深く知りたい方ぞ。私の人生を倉えた2冊です。

『嫌われる勇気』曞籍 Kindle

『幞せになる勇気』曞籍 Kindle

そしお、HSP・メンタル・働き方に぀いお曞いた拙著もありたす。

『やさしいたた、消耗しない働き方』


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