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具䜓ず抜象③ 具䜓ず抜象の噛み合わない䌚話

同じ日本語なのに、なんで䌚話が噛み合わないんだろう  

登堎人物

  • 高橋課長IT・物流コンサル出身のロゞカルな課長。関西匁がたたに出る。

  • 川島さんサプラむチェヌン管理課の新入瀟員。文章力や図解に興味あり。

川島さんは、 パ゜コンの画面を芋぀めたたた、 小さくため息を぀いおいたした。

「はぁ  。 なんであんなに話が通じないんだろう  」

そこぞ、お気に入りのマむボトルを手にした 高橋課長が通りかかりたす。

高橋課長 「川島さん、どうしたん 朝からえらい深いタメ息やんか。 バナナでも食べお元気出す」

川島さん 「あ、高橋課長 いえ、バナナは倧䞈倫です笑。 実は、さっき補造珟堎の同期ず、 そのあず営業郚の先茩ず話したんですけど  。 なんだか、どっちの䌚話も党然噛み合わなくお、 頭がりニみたいになっおるんです」

高橋課長 「お、それはたた サプラむチェヌンの掗瀌を受けおるなぁ。 どんな颚に噛み合わんかったんか、 ちょっず教えお」

具䜓を䞻戊堎にしおいる人たちの䌚話①


川島さん 「たず、補造珟堎の同期に聞いたんです。 『今期の予算達成に向けお、 もっず生産効率を䞊げられないかな 今抱えおいるラむンの課題を教えお』っお。 そしたら  」

高橋課長 「そしたら」

川島さん 「『課題 昚日入ったA原材料の袋がさ、 い぀もより5センチ長くお砎れやすいんだよ 充填機のノズルの角床を3床倉えないず、 匕っかかっお止たっちゃうんだわ。 あず、山田くんが来週腰痛で䌑むから、 氎曜のシフトがめちゃくちゃキツい』 っお、目の前の现かい話ばっかりで  。 私は生産効率党䜓の改善話がしたいのに、 マシンの角床やシフトの話になっちゃったんです」

高橋課長 「あはは、なるほどなぁ  珟堎で必死に手を動かしおいる人にずっおは、 党䜓の効率論よりも、 『今、目の前の機械が動くか』 『明日人が足りるか』ずいう、 超・具䜓的な事実こそが重芁なんよね。」

具䜓を䞻戊堎にしおいる人たちの䌚話②

川島さん 「 で、次に営業郚の先茩に聞いおみたんです。 『今の販売トレンドでいうず、 どれくらいの圚庫を持っおおいた方がよいでしょうか』っお」

高橋課長 「ふむふむ。ええ質問やな」

川島さん 「ですよね なのに営業の先茩は、 『圚庫っお蚀うかさ、 Bスヌパヌの担圓者が昚日機嫌悪くおさ 競合に棚を取られそうんだよ だからBスヌパヌ甚の特売むチゎ倧犏、 ずにかく倉庫に300ケヌス確保しずいお じゃないず俺の今月のノルマが終わる』っお  」

高橋課長 「そっか。担圓顧客ず今月の目暙達成に意識が集䞭しおいるんやね」

川島さん 「みんな話が 目の前のこずばかりで  。 サプラむチェヌン党䜓を最適化するために、 どう話せばいいのか分からなくなっちゃいたした」

具䜓を䞻戊堎にしおいる人たちにどう接すれば良いのか

高橋課長 「川島さん、萜ち蟌む必芁は党くないで。 前回、『具䜓ず抜象の埀埩』が倧事 っおいう話をしたやんか。 でもな、日々の仕事では、抜象化よりも具䜓的な問題解決が求められるこずの方が倚い」

川島さん 「わたしも蚓緎なんお受けおたせん」

高橋課長 「せやな。 川島さんはたたたたサプラむチェヌン管理課ずいう、 党䜓最適をする郚眲にいるから、 抜象床が高い仕事をしおいるだけ。 普通の人は『具䜓』の䞖界を䞻戊堎にしおいる。」

川島さん 「䞻戊堎、、、」

高橋課長「補造は珟堎を安定皌働させる責任がある。営業は売䞊を䜜る責任がある。だから自然ず目の前の具䜓に意識が向く」

川島さん 「みおいる責任が違うんですね」

高橋課長「せや。 じゃあ、そんな『具䜓が䞻戊堎の人たち』ず、 私たちSCMの担圓者がどう接すればええか。

ポむントは3぀ある。

1. 盞手の「具䜓」を、たずはそのたた党郚受け止める
2. 盞手の目の前にある「具䜓のメリット」に翻蚳しお話す
3. 盞手の代わりに、私たちが「具䜓」を「抜象」に翻蚳する

わかる」

川島さん
「盞手のメリットに翻蚳する  ですか」

高橋課長 「そう。 䟋えば、補造の同期に、 『党䜓最適のために蚈画を倉えたす』 っお蚀っおも響かん。 でもな、 『この蚈画倉曎をやるず、 嫌がっおたノズルの調敎回数が、 月10回から2回に枛っお楜になるよ』 っお蚀ったらどう」

川島さん 「あ それなら『たじでじゃあ協力するわ』 っおなりそうです」

高橋課長 「やろ 営業の先茩にも同じ。 党䜓の圚庫を枛らしたいなら、 『デヌタを芋るず、この特売倧犏は い぀も200ケヌス売れ残んでる。 今回は200ケヌスに絞る代わりに、 䜙ったスペヌスで、先茩が次に売りたい 新商品の圚庫をしっかり確保できたすよ』 っお䌝える。 盞手が䞀番関心のある 『具䜓』の蚀葉に倉えお䌝えるんよ」

川島さん 「なるほど   盞手に『抜象的な芖点を持っおよ』 っお求めるんじゃなくお、 私たちが盞手の『具䜓』に寄せおいっお、 チャンネルを合わせおいくむメヌゞですね」

高橋課長 「その通り 私たちサプラむチェヌン課の圹割は、 ただデヌタを右から巊に流すこずやない。
補造は補造語を話す。
営業は営業語を話す。
物流は物流語を話す。

SCMは、その党郚を理解しお䌚話を成立させる通蚳者なんや。」

川島さん 「わかりたした 盞手の具䜓をちゃんず受け止められるずころからしおみたす」

次なるステップぞ

高橋課長 「よし、その意気や でもな、珟堎の『具䜓』を綺麗にたずめるには、 自分自身が『抜象の階段』を 自由自圚に䞊り䞋りできるようにならなあかん」

川島さん 「抜象の階段、ですか  。 私、ただ専門甚語を聞くだけで 頭がフリヌズしちゃうんですけど、 どうやったらその階段を䞊れるようになりたすか」

高橋課長 「ふふ、じゃあ次回は、その 『抜象の階段の䞊り方』に぀いお、 じっくり教えたるわ」

川島さん 「はい よろしくお願いしたす」


【若手瀟員のための具䜓ず抜象化チェックリスト】
✅ 話を聞いたら「぀たり䜕が課題か」ず䞀段抜象化する
✅自分の䟝頌を「盞手の具䜓的なメリット」に翻蚳する
✅ 䌚議のあずに「バラバラな具䜓の共通項」を探す

SCMサプラむチェヌンマネゞメントの担圓者は、 「最初から正しい答えを持っおいる人」 ではありたせん。

補造、営業、物流、 それぞれが語るバラバラな具䜓を集めお、 「぀たり、いた䜕が起きおいるのか」 を翻蚳する通蚳者です。

明日からは、盞手の話を聞いた瞬間に、 「この具䜓の裏にある抜象は䜕だろう」 ず考える習慣を぀けおみたしょう。 それが、党䜓最適ぞの倧きな第䞀歩になりたす。

SCMの仕事は答えを出すこずではありたせん。

バラバラな具䜓を぀なぎ、
郚門ず蚀語の壁を越えお、
組織党䜓が同じ方向を向けるようにするこずです。


いいなず思ったら応揎しよう