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『ザ・ゴール』に学ぶ! 仕事の生産性を上げる考え方:第4回 生産性の指標とは

こんにちは!サプライチェーン・マニアの瀬崎健です!

今日も「仕事の生産性をどう爆上げするか?」を、ゴールドラット博士のバイブル『ザ・ゴール』を道しるべに深掘りしていきますよ!

前回は「自分自身のゴール」について考えました。 アレックスが家族との時間というボトルネックに向き合ったように、私たちも「何のために働いているのか」を見つめ直すのがスタート地点でした。

今回は、いよいよ核心に迫ります。 ズバリ、「生産性の方程式と、その上げ方」です!


🚨 「忙しい=生産性が高い」という大いなる勘違い!

「生産性を上げろ!」 この言葉、耳にタコができるほど聞きますよね。

でも、多くの現場で勘違いされているのが、「全員が休まず働けば、生産性が上がる」という思い込みです。

例えば、目の前に山積みの書類があるとします。 それを超スピードで片付けて、キーボードを火が出る勢いで叩いている人がいたら、「おお、頑張ってるな!よくやってるな!」って思いませんか?

実は、これが最大の罠なんです!

『ザ・ゴール』の主人公アレックスの工場も、まさにこの罠にハマっていました。 各部門のリーダーたちが「うちの部署の効率を100%にするんだ!」と鼻息荒く、機械をフル稼働させていたんです。

その結果、どうなったか? 使われる予定のない部品が山のように積み上がり、工場の中はモノで溢れかえって、肝心の製品は出荷できないという地獄絵図が完成しました。

これ、オフィスでもありませんか? 「とりあえず資料を作っておきました!」とドヤ顔で渡されたけど、実は誰も必要としていなかった……みたいな。

「局所最適」な頑張りは、時に全体にとっての「大迷惑」になるんです!
それは、生産性を低下させている、悪い頑張りなのです。


💰 ゴールドラット博士が教える「3つの指標」

じゃあ、本当の生産性って何なのさ? 博士は、会社の状況を測るためのモノサシを「たった3つ」に絞りました。 これがめちゃくちゃシンプルで強力なんです!

1. スループット (Throughput) 「販売を通じてお金を生み出すスピード」のこと。 どんなに立派なものを作っても、売れてお金にならなければスループットとは呼びません。 これがゴールに直結する一番大事な指標です!

2. 在庫 (Inventory) 「販売しようとするモノに投資したお金」のこと。 倉庫にある原材料や完成品はもちろん、事務用品や最新のPC、果ては仕掛中のタスクまで全部これ。「お金がモノに化けて動けなくなっている状態」だと考えてください。

3. 業務費用 (Operational Expense) 「在庫をスループットに変えるために使うお金」のこと。 人件費、家賃、光熱費、出張費……。 いわゆる、「動くだけでかかってしまうコスト」ですね。

生産性を上げるとは、究極的にはこういうことです。 「スループットを増やし、同時に在庫と業務費用を減らすこと」

これ以外の活動は、どれだけ汗をかいても「生産性が高い」とは言えません。厳しいけど、これが現実なんです!

無駄な頑張りは無駄な人件費・無駄な業務費用です。
スループット=利益を上げてなければ、それはゴールに遠ざかっているのです。

その仕事、ブルシット・ジョブではないですか?


💡 あなたの仕事は「ゴール」に繋がっている?

さて、ここで自分に問いかけてみてください。

「今やっているその作業は、最終的にお客さんからお金をいただく活動(スループット)に繋がっていますか?」

「良かれと思って抱えているその仕事は、誰かの足を止める『在庫』になっていませんか?」

「その会議は、業務費用に見合うだけのスループットを生んでいますか?」

「忙しさ」を美徳にするのは、もう終わりにしましょう!

本当のプロフェッショナルは、「何をやらないか」を決めるのが上手な人です。

全体の流れを見て、どこを動かせばスループットが最大化するかを見極める。

ザ・ゴールの小説の中で、主人公のアレックス・ロゴはとにかくすべての機械を休みなく動かすことが、一番コストを抑える良いやり方だと思っていました。

工場の従業員が手持無沙汰だと怒って持ち場に戻らせて、何でもいいから生産をしろ、と言っていたのです。

そしてそれは、不要な在庫を貯めこむことにつながっていたのです。

スループットに役に立たないものをつくり、在庫を増やし、業務経費も上がる、、、生産性を上げるのと全く逆のことをしていたのです。

笑えないですよね?

しかし、よくよく自分の仕事を振り返ってみてください。

そんな業務、多くないですか?

本当に必要なのは、作れる製品の分だけ、部品・仕掛品を製造すること。

作れない製品の分まで、部品・仕掛品を製造してしまったら、いつ必要になるかわからない不要在庫があふれかえるのです。

「全部頑張る」のではなく、「必要な分だけ頑張る」という意識が、サプライチェーン的な思考であり、全体最適の第一歩なんです!

これが、「ザ・ゴール」がサプライチェーン・マネジメントの「バイブル」たる所以なのです。


🎯 次回予告:ついに「あいつ」が登場!

今回は、生産性を測るための3つの指標についてお話ししました。

「スループットを増やし、同時に在庫と業務費用を減らすこと」

言うは易し、行うは難しとはこの言葉ですね。

じゃあどうすれば良いの?ということですが、次回は、いよいよ『ザ・ゴール』の真骨頂。

全体の流れをせき止める諸悪の根源、「ボトルネック」についてお話しします!

これを見つけることができれば、あなたの仕事は魔法のようにスムーズに回り始めますよ。

まだ『ザ・ゴール』を読んでいない方は、この機会にぜひ! 漫画版なら、サクッと1時間でエッセンスが掴めるのでオススメです。

それでは、また次回お会いしましょう!


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