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【CVP分析 Part③】原価を変動費と固定費に分解し、コスト関数を確立する重要性💎:エッセンシャル会計学 No.87

本稿では、日商簿記2級における
CVP分析の全容を解説してまいります🧮
まず、高低点法等の手法を用いて原価を
変動費と固定費に分解し、コスト関数を
確立する重要性を確認していきます✨
その上で、貢献利益の概念を軸に
損益分岐点や目標利益達成売上高を
導き出す計算モデルを詳述しました。
これらの数理的な分析手法は
直接原価計算へと繋がる管理会計の根幹であり
企業の経営状態を定量的に評価するための
不可欠なスキルとなりますので
しっかりと学習していきましょう💖

日商簿記2級の取得は、実務における
管理会計の基礎を習得した証明となり
企業の意思決定に関与するスキルの
第一歩として非常に価値が高いものです🏅

CVP分析は、売上高、コスト、利益の関係を
明らかにし、目標利益を達成するための
具体的な販売戦略を策定する上で
欠かせないツールとなります👍
日商簿記検定2級の合格を目指す皆様
会計や財務を体系的に学習したい方にとって
有益なコンテンツとなるよう詳述して
まいりますので、どうぞ最後までご愛読ください📗

CVP分析と固変分解の理論的背景

CVP分析とは、$${ \text{Cost} }$$(原価)
$${ \text{Volume} }$$(操業度・販売量)
$${ \text{Profit} }$$(利益)の相関関係を
定量的に分析する手法であり、利益計画の策定に
おいて中心的な役割を果たしているということは
これまでの投稿でも学習しましたね😊
この分析の前提条件として、すべての原価を
操業度の増減に関わらず一定額が発生する固定費と
操業度に比例して増減する変動費に分類する
固変分解が必要不可欠となります🔖
工業簿記においては、製造原価だけでなく販売費及び一般管理費も含めて、収益と費用の構造を数理的に把握することが求められます。

固変分解の具体的な計算手法

固変分解には複数の手法が存在しますが
試験対策上重要となるのが
勘定科目精査法高低点法となります!

勘定科目精査法(費目別精査法)は
勘定科目ごとにその性質を個別に判断し
例えばですが、直接材料費は変動費
工場建物の減価償却費は固定費
といった具合に分類する方法です。

一方、高低点法は客観的な数値データに基づき
過去の最高操業度と最低操業度の2点から
コスト関数を導き出していくのです💴

高低点法の計算プロセスを詳述します。
まず、最高操業度とその時の総原価
最低操業度とその時の総原価を特定します。

変動費率は、以下の数式で算出されます。

$$
\\    \\  { \text{変動費率} = \frac{\text{最高操業度の総原価} - \text{最低操業度の総原価}}{\text{最高操業度} - \text{最低操業度}} \\    \\}    \\
$$

この変動費率が求まれば、固定費は最高操業度
あるいは最低操業度のデータを用いて
下記の式として導出されます!

$${   \\  \text{固定費} = \text{最高操業度の総原価} - ( \text{変動費率} \times \text{最高操業度} )  \\ }$$

これにより、総原価$${ \text{y} }$$を
操業度$${ \text{x} }$$の関数として
と定義することが可能になります。

$${ \\ \text{y} = \text{変動費率} \times \text{x} + \text{固定費}  \\}$$

出所:CPV分析

損益分岐点と目標利益の算定モデル

固変分解によって導かれたコスト関数を用いて
利益がゼロとなる損益分岐点を算定します📊
損益分岐点売上高を求めるためには
まず売上高に対する貢献利益の割合を示す
貢献利益率を把握する必要があります💎

貢献利益は$${\\ \text{貢献利益} = \text{売上高} - \text{変動費}\\ }$$
で求められ、貢献利益率は
$${ \\ \text{貢献利益率} = \frac{\text{貢献利益}}{\text{売上高}} \\ }$$
あるいは、$${ \\ 1 - \frac{\text{変動費}}{\text{売上高}} \\ }$$となります。

損益分岐点売上高の算定式は、下記となります!
$${\\  \text{損益分岐点売上高} = \frac{\text{固定費}}{\text{貢献利益率}} \\ }$$

さらに、特定の目標利益を達成するために
必要な売上高を算出する場合
分子に目標利益を加算します。
数式は下記の通りです!

$${ \\   \\\text{目標利益達成売上高} = \frac{\text{固定費} + \text{目標利益}}{\text{貢献利益率}} \\   \\}$$

これらの計算は、製品1個あたりの単価と
変動費が判明している場合は
単位あたり貢献利益を用いて
販売数量ベースで計算することも
可能であることを覚えておきましょう👍


演習問題:CVP分析(固変分解)

以下の資料に基づき、点法
用いて損益分岐点売上高を算定しなさい。
本問題の資料は、下記の通りです!

✅過去の操業度と製造原価(販売費等は除く)の実績
・最高操業度:$${ \text{800個} }$$
・製造原価:$${ \text{12,000円} }$$
・最低操業度:$${ \text{500個} }$$
・製造原価:$${ \text{9,000円} }$$
・販売単価:$${ \text{40円} }$$
・販売費及び一般管理費(すべて固定費):$${ \text{2,000円} }$$


本問題の解答と解説は、下記の通りです📝
はじめに、高低点法を用いて変動費率を算出します。

$${\\ \\ \text{変動費率} = \frac{12,000 - 9,000}{800 - 500} = \frac{3,000}{300} = 10 }$$(円/個)

次に、製造原価に含まれる固定費を算出します。
$${  \\  \text{製造固定費} = 12,000 - (10 \times 800) = 4,000 }$$(円)

企業全体の固定費は、製造固定費に
販売費及び一般管理費を加算したものです💴
$${\\   \text{合計固定費} = 4,000 + 2,000 = 6,000 }$$(円)

単位あたり貢献利益は、販売単価から変動費率を差し引いて求めます。
$${ \text{単位あたり貢献利益} = 40 - 10 = 30 }$$(円)

このように、損益分岐点販売数量を求めます。
$${ \\ \text{損益分岐点販売数量} = \frac{6,000}{30} = 200 }$$(個)

最後に、損益分岐点売上高を算出します。
$${\\  \text{損益分岐点売上高} = 200 \times 40 = 8,000 }$$(円)

上記の通り、解答は$${ \text{8,000円} }$$です👍

管理会計の展開と直接原価計算への接続

CVP分析の知識は、次のステップである
直接原価計算による損益計算書の作成へ
と繋がっていくことでしょう。
日商簿記2級では、全部原価計算と
直接原価計算の利益の差異を調整する
固定費調整が頻出論点となります💎
直接原価計算では、固定製造原価を
期間原価として処理するため
CVP分析で用いた変動損益計算書の形式が
そのまま活用されます。
この一貫性を理解することで
経営意思決定における利益管理の仕組みを
体系的に捉えることができるでしょう🌈

前回のお復習い🏷️

復習を大切にして、確実にインプットした
知識を自分の記憶に留めておきましょう!

【留意事項】
なお、本稿は日本商工会議所が公示する
「日商簿記検定試験における商工会議所簿記検定試験
出題区分表」
の内容に基づいて、出題範囲の理解促進を
目的として独自に作成されたものです。

  • 日本商工会議所および各地の商工会議所や日商簿記検定試験の実施機関とは一切関係ございません。

  • 出題形式や選択肢、解説は正確性・網羅性を完全に保証するものではありませんので、ご留意ください。

  • あくまで学習補助・理解促進の参考資料としてご活用ください。
    利用によって生じた結果や損害につきまして、制作者は一切の責任を負いません。

会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な
知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって
とても重要であると感じています!
会計知識は、経理や会計士だけが理解していれば
良いというわけではありません。

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけ
ではなく、営業や管理職経営全般まで、会社に
所属している全て人にとって必須の知識である
といっても過言ではないからです!
世の中に存在する法人の大半は
営利団体として活動していると思います。
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し
事業活動を行い、会社は成長していくことを
本質的な目的にしていること
でしょう💴

私もサラリーマンとして、仕事をする上で
利益の出る仕組み、お金の流れを確実に理解しておく
必要があることを自覚しています!

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や
予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も
全て会計が関係しているのです👍

また営業の売上は経理が処理をし、会社の利益が
いくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどの
インパクトをもたらしているのかを把握でき
より精密な予算作成も実施できるようになりますね💖
また、会計知識をベースに経済学や統計学と
いったデータと組み合わせながら
財務データ分析をしていくことで、数字に
対しても強くなり、定量的な分析に基づく
思考法やビジネスが行えるようになるでしょう✨

総じて、自身の会計の知識をより洗練していくことが
できれば、将来的に経営者の視点を手に入れることが
できると思いますので、新規プロジェクトに
アサインされたり、昇格のきっかけにも
なり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を
中心に理解を深め財務3表とは何か?
これを見て何をどう判断するのか?などを
日常的に、考えていきたいですよね!
加えて、これからの時代は、グローバルに活躍できる
人材というのがより一層求められると思います!
「簿記は世界の共通語」である以上
会計の基礎はもちろん、ビジネス英語も
交えて知識をつけると、今後ますます
活躍できるフィールドが広がっていくことでしょう🌏

私が今後、定期的に投稿していく予定である
日商簿記2級&中小企業診断士
「財務・会計」対策講座
🧮
【旧:エッセンシャル会計学シリーズ】では
会計業務の重要性から経理や財務の役割まで
私が勉強したことをわかりやすく
アウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や
財務業務の目的、簿記の種類と特徴に
ついても詳しく掘り下げていければと思います💛

既に日商簿記検定2級合格には合格しておりますが
日々の仕事や将来的なキャリアに繋がる
学習内容である為、これからも簿記や会計の
勉強を継続していきたいと思います
🧮

ビジネスにおける財務情報の管理や
経営判断の基盤となる知識を身につけるため
最後までご愛読いただけると大変嬉しいです💖

参考文献・おすすめのテキスト📚

参考資料及びおすすめの参考書は以下の通りです。

おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを拡充できるよう
努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

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