【製造業会計】材料、労務、経費という原価の三要素を軸に、製品が完成するまでのコストの流れを体系的に記録する手法✨:エッセンシャル会計学 No.89
製造業会計は、材料、労務、経費という
原価の三要素を軸に、製品が完成するまでの
コストの流れを体系的に記録する手法です💴
直接費と間接費の区分、予定配賦を用いた
迅速な原価把握、そして勘定連絡図を通じた
財務諸表への連結が学習の核心となります💖
仕訳を通じて価値の移動を正確に追跡し
発生した差異を分析することで
企業の経営効率を評価する力が養われます!
本稿を通じて、これまで学習した工業簿記の
知識を確実なものにしていきましょう!
日商簿記2級の取得は、ビジネスにおける
コスト感覚を飛躍的に向上させ
管理会計の基礎を習得した証明として
キャリアの大きな武器になります✨
製造業会計は、原材料から製品が
出来上がるまでの価値の流れを記録する
工業簿記の中核であり、企業の利益の源泉を
理解する上で欠かせない知識です!
日商簿記検定2級の合格を目指す皆様
会計や財務を体系的に学習したい方にとって
有益なコンテンツとなるよう詳述して
まいりますので、どうぞ最後までご愛読ください📘
製造業会計の全体像と原価の基礎知識
製造業会計とは、製品を製造するために
発生した原価を計算し、適切に財務諸表へ
反映させるための仕組みです。
商業簿記が仕入れた商品をそのまま販売するのに対し
工業簿記では材料を仕入れ、労働力を投入し
機械設備などを用いて製品を完成させる
プロセスを記録する必要があります🏭
この過程で重要となるのが原価の三要素であり
材料費、労務費、経費の区分を
明確にすることから学習が始まります。
また、製品との関連性において
特定の製品のために直接消費された直接費と
複数の製品にまたがって発生した間接費に
分類されることは既に学習しましたね📝
これらを組み合わせた直接材料費
直接労務費、直接経費、製造間接費という分類は
その後の原価計算の全ての土台となりますので
しっかりと復習をしておきましょう💴
製造原価報告書と財務諸表の連携
製造業において作成される独自の書類が
製造原価報告書(C/R)です📝
これは損益計算書の売上原価の内訳を示す役割を
担っており、当期に投入された製造費用が
どのように完成品原価へと振り替えられたかを
表している書類であることは既に学習済ですね!
勘定連絡図をイメージすることが重要であり
材料、賃金、経費の各勘定から仕掛品勘定へと
集計され、最終的に完成したものが
製品勘定へと振り替えられます🔂
この流れを把握するためには
期首仕掛品棚卸高に当期製造費用を加え
そこから期末仕掛品棚卸高を差し引くことで
当期製品製造原価を算出する計算構造を
理解しなければなりません🔥
材料費と労務費の計算実務
材料費の計算では、消費量の把握が重要です💎
継続記録法や棚卸計算法を用いて消費数量を
決定し、それに購入単価を乗じて計算します。
ただし、材料副費の扱いや、予定単価を用いた
計算方法が試験では頻出します。
労務費においては、従業員の作業時間に
基づいた消費額の計算が中心となります。
直接作業時間については直接労務費として処理し
間接作業時間や手待時間については
間接労務費として処理します。
ここで、予定消費賃率を使用する場合は
実際発生額との間に賃率差異が生じるため
その処理についても習得が必要です✨
製造間接費の配賦と計算モデル
製造間接費は特定の製品に直接紐付けられないため
何らかの基準を用いて各製品に割り当てる
配賦の手続きが必要となります👍
実際配賦では計算が遅れるため、実務や試験では
予定配賦率を用いた計算が一般的です。
予定配賦額の計算式は、以下の通りです!
$${ \\ \text{製造間接費予定配賦額} = \text{予定配賦率} \times \text{実際配賦基準数値} \\}$$
この際、配賦基準には直接作業時間や
機械運転時間が用いられます⏰
予定配賦額と実際発生額との差額は
製造間接費配賦差異として把握され
予算差異と操業度差異に分析されます。
操業度差異の計算は、以下のような
計算式によって、求められます⏰
$${ \\ \text{操業度差異} = \text{固定費予定配賦率} \times ( \text{実際操業度} - \text{基準操業度} ) \\ }$$
製造業会計における仕訳の徹底理解
製造業の取引を記帳する際には、工業簿記
特有の勘定科目を使いこなす必要があります🏭
材料を購入した際は材料勘定の借方に記入し
消費した際には仕掛品(直接費)や
製造間接費(間接費)の借方へと振り替えます。
労務費や経費についても同様の手順を踏み
最終的に製造間接費勘定に集計された金額を
仕掛品勘定へ配賦していくことになります!
製品が完成した際は、$${\\ (借) \text{製品} \quad (貸) \text{仕掛品} \\}$$という仕訳を行い
価値が次の中間地点へ移動したことを記録します。
これらの勘定連絡をスムーズに行えるようになることが
日商簿記2級合格への最短ルートとなる点は
これまでの投稿でも既にお伝えした通りです📊
演習問題:製造原価報告書の作成
次の資料に基づき、当期製品製造原価を算出しなさい。
本問題を解くための資料は以下の通りです📊
期首仕掛品棚卸高:$${ \text{1,500円} }$$
当期材料費発生額:$${ \text{4,000円} }$$
当期労務費発生額:$${ \text{3,000円} }$$
当期経費発生額:$${ \text{1,200円} }$$
期末仕掛品棚卸高:$${ \text{1,700円} }$$
それでは、解答プロセスを一緒に確認します🔍
まず、当期総製造費用を計算します。
当期総製造費用=直接材料費$${ \text{4,000円} }$$
+ 直接労務費$${ \text{2,500円} }$$
+ 製造間接費($${ \text{500円} } + \text{1,200円} }$$)
=$${ \text{8,200円} }$$
次に、当期製品製造原価を求めます。
期首仕掛品$${ \text{1,500円} }$$
+ 当期総製造費用$${ \text{8,200円} }$$
- 期末仕掛品$${ \text{1,700円} }$$
=$${ \text{8,000円} }$$
しがたって正解は、$${ \text{8,000円} }$$です💴
厳選仕訳問題5題
第1問
原材料$${ \text{5,000円} }$$を掛けで購入した。
なお、引取運賃$${ \text{200円} }$$は現金で支払った。
正解:$${ \\(借) \text{材料} \quad \text{5,200} \quad (貸) \text{買掛金} \quad \text{5,000} \\ (貸) \text{現 金} \quad \text{200} }$$
第2問
今月の材料消費額を計上する。
直接材料費は$${ \text{3,000円} }$$
間接材料費は$${ \text{800円} }$$であった。
正解:$${ \\(借) \text{仕掛品} \quad \text{3,000} \quad (貸) \text{材 料} \quad \text{ 3,800} \\ \quad \quad\quad\quad\quad\quad\quad\quad\quad (貸) \text{製造間接費} \quad \text{800}}$$
第3問
当月の賃金支払額$${ \text{4,500円} }$$を現金で支払った。
なお、所得税の源泉徴収分として
$${\\ \text{300円} }$$を差し引いている。
正解:$${ \\(借) \text{賃金} \quad \text{4,500} \quad (貸) \text{現 金} \quad \text{4,200}\\ \quad \quad \quad \quad \quad (貸)\text{預り金} \quad \text{300} \\ }$$
第4問
製造間接費を仕掛品に予定配賦する。
予定配賦率は直接作業時間1時間あたり$${\\ \text{200円} }$$であり
当月の実際直接作業時間は$${\\ \text{25時間} }$$である。
正解:$${ \\(借) \text{仕掛品} \quad \text{5,000} \quad (貸) \text{製造間接費} \quad \text{5,000} }$$
計算式:$${ \\ \text{200円} \times \text{25時間} = \text{5,000円} }$$
第5問
当月の製品が完成し、仕掛品勘定から
製品勘定へ$${ \text{12,000円} }$$を振り替えた。
正解:$${ \\(借) \text{製品} \quad \text{12,000} \quad (貸) \text{仕掛品} \quad \text{12,000}\\ }$$
次のステップに向けた個別原価計算と総合原価計算
製造業会計の基礎を理解した後の次のステップは
具体的な原価計算手法の復習をお勧めします💖
顧客の注文に応じて個別に製品を作る個別原価計算と
同種製品を連続して大量生産する総合原価計算が
あるということは、既に学習していましたね!
個別原価計算では製造指図書ごとに原価を集計し
総合原価計算では工程ごとに原価を按分します。
特に総合原価計算における月末仕掛品の評価では
先入先出法や平均法を用いた計算が求められ
進捗度を考慮した完成品換算量の概念が
不可欠となることをしっかり思い出しましょう!
これらをマスターすることで、実務における
原価管理や予算編成の能力が養われていきますね🔥
前回のお復習い🏷️
復習を大切にして、確実にインプットした
知識を自分の記憶に留めておきましょう!
【留意事項】
なお、本稿は日本商工会議所が公示する
「日商簿記検定試験における商工会議所簿記検定試験
出題区分表」の内容に基づいて、出題範囲の理解促進を
目的として独自に作成されたものです。
日本商工会議所および各地の商工会議所や日商簿記検定試験の実施機関とは一切関係ございません。
出題形式や選択肢、解説は正確性・網羅性を完全に保証するものではありませんので、ご留意ください。
あくまで学習補助・理解促進の参考資料としてご活用ください。
利用によって生じた結果や損害につきまして、制作者は一切の責任を負いません。
会計・財務についてもっと学びたい🔥
会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な
知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって
とても重要であると感じています!
会計知識は、経理や会計士だけが理解していれば
良いというわけではありません。
なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけ
ではなく、営業や管理職経営全般まで、会社に
所属している全て人にとって必須の知識である
といっても過言ではないからです!
世の中に存在する法人の大半は
営利団体として活動していると思います。
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し
事業活動を行い、会社は成長していくことを
本質的な目的にしていることでしょう💴
私もサラリーマンとして、仕事をする上で
利益の出る仕組み、お金の流れを確実に理解しておく
必要があることを自覚しています!
例えば、営業マンだとしても、売上の目標や
予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も
全て会計が関係しているのです👍
また営業の売上は経理が処理をし、会社の利益が
いくらになるかを算出していくことになります!
総じて、会計を知ることで、会社にどれほどの
インパクトをもたらしているのかを把握でき
より精密な予算作成も実施できるようになりますね💖
また、会計知識をベースに経済学や統計学と
いったデータと組み合わせながら
財務データ分析をしていくことで、数字に
対しても強くなり、定量的な分析に基づく
思考法やビジネスが行えるようになるでしょう✨
総じて、自身の会計の知識をより洗練していくことが
できれば、将来的に経営者の視点を手に入れることが
できると思いますので、新規プロジェクトに
アサインされたり、昇格のきっかけにも
なり得るかもしれません🔥
会計の基礎知識である「財務3表の理解」を
中心に理解を深め財務3表とは何か?
これを見て何をどう判断するのか?などを
日常的に、考えていきたいですよね!
加えて、これからの時代は、グローバルに活躍できる
人材というのがより一層求められると思います!
「簿記は世界の共通語」である以上
会計の基礎はもちろん、ビジネス英語も
交えて知識をつけると、今後ますます
活躍できるフィールドが広がっていくことでしょう🌏
私が今後、定期的に投稿していく予定である
日商簿記2級&中小企業診断士
「財務・会計」対策講座🧮
【旧:エッセンシャル会計学シリーズ】では
会計業務の重要性から経理や財務の役割まで
私が勉強したことをわかりやすく
アウトプットしていきたいと思います🔥
さらに、経理業務の具体的な内容や
財務業務の目的、簿記の種類と特徴に
ついても詳しく掘り下げていければと思います💛
既に日商簿記検定2級合格には合格しておりますが
日々の仕事や将来的なキャリアに繋がる
学習内容である為、これからも簿記や会計の
勉強を継続していきたいと思います🧮
ビジネスにおける財務情報の管理や
経営判断の基盤となる知識を身につけるため
最後までご愛読いただけると大変嬉しいです💖
参考文献・おすすめのテキスト📚
参考資料及びおすすめの参考書は以下の通りです。
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにコンテンツを拡充できるよう
努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご覧いただきありがとうございました🌈
まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥
アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。
社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!
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今後とも何卒よろしくお願いいたします!
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