【裁判官「破産者は笑わないで」】 『破産者みんなでつくる党』 第5回債権者集会 ※パパからの倍額購入品は真っ先に返金
はじめに
2025年10月27日、東京地方裁判所で「破産者みんなでつくる党」の第5回債権者集会が開かれ、私は前回に続いて債権者として出席しました。
※前回の債権者集会の様子はこちら
本記事では、資料に記載されている内容以外で、特に説明があった部分についてまとめています。メモや資料をもとに、後から文言の補完をしているため、実際の表現とは差異があることをご了承ください。
出席者
裁判官:鹿田裁判官(担当裁判官が交代)
破産管財人:森利明弁護士
破産者代表者:大津綾香(みんなでつくる党・代表)
破産者代理人:豊田賢治弁護士(みんなでつくる党・監事)
集会冒頭
13時54分
破産者代表者(大津綾香氏)と破産者代理人(豊田賢治氏)が入廷
大津氏は座ってから間もなくしてスマホを操作
13時58分
大津氏がスマホの操作をしていたところ、係員に注意され、スマホをしまう
14時00分
鹿田裁判官による挨拶
報道等でご存知かと思うが、最高裁判所により抗告が棄却され、破産が確定した
管財人にはこれらを踏まえて管財業務に取り組んでいただく
森管財人による挨拶
以降、森管財人による説明
前回の債権者集会以降に動きがあった部分を中心に説明する
(資料にアンダーラインが引かれている部分)
破産法157条の報告事項

令和7年10月20日に抗告が棄却され、破産が確定した
財産目録及び収支計算書


<資産および収入の部>
番号10:事務所什器備品
破産者に買い取りを要請していたが、破産者は自由財産拡張の申立てをしていた
破産者代表者の親族の会社(アップルハウス)に400万円近くが支払われていた
これが適正なものか確認対応を要請していた
破産者より「支払った額と同額で買い取りたい」との申し出があった
裁判所に確認して代金を回収した
アスクル分は含まれていない
アップルハウスへの支払金額とアスクルからの請求金額と同額のため、破産者が対象から除いてきた
アップルハウス以外から購入した分は速やかな買い取りを要請している
※ 【参考】アップルハウスから倍額購入された什器備品

番号11:事務所保証金
速やかな返金を要請している
番号21:おおつあやか後援会宛送金分
被告から管財人の条件を満たす和解案を提示されなかった
10月23日に管財人の要求が全面的に認められた
判決は確定していないので状況を見て判断する
700万円の回収方法を検討している
番号18:否認対象行為(預金差押・取立)
和解の打診があったが難しいと判断
判決は11月10日
※ 一般債権者との裁判
番号23:党役員後援会宛送金分
第1回の期日があり、双方で主張立証を行っている

番号25:求償権(不法行為に基づく損害賠償請求訴訟の相被告に対する求償権)
当時の役員1名(大橋昌信氏)からは応答がないため訴訟を提起した
被告は原告の主張を争っている
双方で主張立証を行っている
以下、処理未済分の説明
番号2:現金
番号19:破産手続き開始後の預金出金(武蔵野銀行)
番号22:破産者代表者経費精算重複分
破産が確定したら支払うと説明を受けている
速やかな支払いを破産者に要請している
番号16:貸付金【立花孝志】
番号17:貸付金【立花孝志ひとり放送局㈱】
立花孝志氏に関連するもの
立花氏の債権と関連付けての処理が必要
貸付金の使途の説明を受けており、6月にも追加の説明を受けた
その内容をもとに確認をしている
速やかに立花氏と協議を進める
番号24:破産者・破産者役員以外の弁護士費用と説明されている出金分(4,454,400円)及び、支払実体がない弁護士費用(1,000,000円)の出金分
支払実体がない弁護士費用100万円は回収済み
残りは返金を要請しているが、回収に至っていない
法的措置を含め検討している
<支出の部>
番号5:事務費
前回以降の事務費が若干追加されている
【破産】賃借対照表

負債の部
番号1:一般破産債権(別除権付債権を除く)
債権届の届出ベースの金額
今後の調査で金額が変動する可能性あり
債権認否は財産の換価が終了後を予定
この状況はもうしばらく続く
令和5年分政党交付金の使途

資料4ページについては変更なし
<武蔵野銀行>(2口座)

【20】のその他から【18】十全ビル什器備品に894,675円を振り替えた
今までは【18】にアップルハウスの支払い分のみを記載していた
それ以外をその他に計上していた
1ページ目(財産目録及び収支計算書)と照合しやすくするためにまとめた
質疑応答
今回も会話の応酬が多く、大幅に省略・要約しております。実際には長いやり取りをしているところを、一言にまとめてしまっている部分も多々あります。また、冒頭の説明と同様、こちらについても後から文言の補完をしているため、実際の表現とは差異があることをご了承ください。
福永弁護士(1回目)
福永「2(現金)、19(破産手続開始後の預金出金)、21(おおつあやか後援会送金分)、22(破産者代表者経費精算重複分)、24(弁護士費用)を破産者側に請求しているが、破産者の支払いの意向はあるのか。アップルハウスは不動産会社だが、アップルハウスから購入した経緯は」
豊田「2、19、22は返済予定。21は協議中、19も協議中(※)。備品は買い取り済みなので、回答の必要はない」
福永「24はどうか」
管財人「100万円は返済済み。破産者の重要関係者を当事者とする弁護士費用については検討中」
(※)説明の途中で、19が「返済予定」から「協議中」に変わる
一般債権者①
債権者「裁判の判決が出ても検討中と引き延ばしが続いている。何十年とかかる状況。管財人は早くする考えはあるのか。刑事告訴などアクティブな行動をしないと資産が目減りする」
管財人「刑事告訴については管財人なので、私の役割ではない。率先してやるという考えはない。財産の確定をしないと配当も出来ない。できるだけ同時並行で進める」
裁判官「裁判所としても長引くことは好ましくないと考えている。刑事告訴については、裁判所や管財人は協力はするが、積極的に主導することは業務外と考えている」
立花孝志氏(1回目)
立花「2、19、22は代理人は支払うと言っていた。19が検討中に変わったのは何故か」
豊田「このうち半分は税理士法人に支払った。ちょうど破産開始決定日の日に支払われた。4分の1が弁理士への支払い。直ちに判断がつかない」
立花「前回や今日の1回目は支払うと言ったのに、2回目に検討中に変わった理由について質問をしている」
豊田「前回は内訳に思い至っていなかった」
立花「2、19、22を足すとちょうど400万円ぐらいになり、10(事務所什器備品)の金額に近くなる。なぜアップルハウスに優先的に支払ったのか」
豊田「特に理由はない」
立花「刑事告訴をする中で回答がなかったと記載する」
福永弁護士(2回目)
福永「19は預金から直接支払われてるのか。一度引き出しているのか」
豊田「預金から直接」
一般債権者②
債権者「手続き終了まで大体どれぐらいかかるのか」
管財人「裁判がいくつかある。正直分からない」
債権者「使途報告書と管財人の資料はあっているのか」
管財人「使途報告書の中身は見ている。破産者から聞いた内容と金額は一致している」
債権者「4150万円は実際に支払われたのか」
豊田「当時支払われた」
債権者「サービスの提供の内容は」
豊田「財団の形成と関係ないので回答は差し控える」
一般債権者③
債権者「2ページ目の②(破産者が主張する元所属国会議員に対する損害賠償請求)はどのような状況か」
管財人「確認しているが、回答をもらっていない」
債権者「答えを出す予定はあるのか」
管財人「最終的に決める必要はある」
債権者「訴訟提起をするのなら早めに判断する必要がある」
裁判官「勝てる見込みがあるのか裏付けも含めて慎重に検討している」
債権者「1年以上この状態。ずっとこのままではないのか」
管財人「ずっとこのままのつもりはない。破産が確定していなかったという事情もある」
債権者「次回までには動きはあるのか」
管財人「次回までに出すとは言えない。手続きが終わるまでには出す」
立花孝志氏(2回目)
立花「2000万円について仮執行宣言はついているのか」
管財人「ついている」
立花「いつぐらいに回収するのか」
管財人「検討中」
立花「一審に勝っていれば手続きはできる」
管財人「それも検討中」
立花「2、19、22は返金すると言っていた。支払期限は決めているのか」
管財人「特にいつまでということはない」
立花「刑事告訴上の記載を検討している。期限を切っていただきたい」
管財人「破産者はいつまでに支払うのか」
豊田「直ちには答えられない」
立花「資金はあるのか」
豊田「回答を差し控える」
管財人「確定したら速やかにとお願いしている」
立花「3.5億円については裁判をやっていただきたい。認諾するつもり」
(大津氏、ニヤニヤしながらメモを取る)
立花「17(立花孝志ひとり放送局㈱貸付金)は16億円(一般破産債権)の一部。17については同時並行で進められないのか」
管財人「17については同時並行で進める」
立花「16億円は回収が確定してからじゃないと決めれないのか」
管財人「基本的に換価が終了したところで決める」
立花「中間で返金しないのか」
管財人「現在は考えていない」
一般債権者④
債権者「破産者側の行いで、共同不法行為や不当利得で民事的な追及はしないのか」
管財人「現状は特にない。アップルハウスからは全額回収したと考えている」
債権者「詐欺破産罪の捜査によって明らかになった証拠を用いて民事手続きに進むことが可能か」
裁判官「仮定的な質問なので、一般的な話として回答する。証拠は使えると思っている。捜査機関が管財人に提供することはない。起訴後に担当裁判官に収集してほしいと要望することは出来る」
村岡弁護士
村岡「破産手続きが長期に及ぶと考えられる。2、10、11、19、21、22、24の約1600万円が破産者に請求されている。破産者が支払えなかったら、場合によっては債権者が買い取る。他の破産事件ではよくやっていること。ご検討いただきたい」
裁判官「ご意見としては承知した。管財人と検討する」
立花孝志氏(3回目)
立花「大津さん個人が支払うべき2、10、11、19、22、24については訴訟提起するのか」
管財人「破産が確定したら支払うと言っていたので待っていた。訴訟提起は早急な対応を検討する」
一般債権者⑤
債権者「債権者の確定は資産の額が決まってからと言っていたが、待つ理由は」
裁判官「民事20部の運用を念頭において管財人はやっている。中間配当や早期の債権認否についての意見があることは、裁判所としては理解したので検討する」
債権者「債権者を確定できない理由はないのか」
管財人「特にない」
立花孝志氏(4回目)
立花「債権を認めなければ財団が訴えられる可能性がある。訴訟になると配当が遅れる」
裁判官「ご意見については承知した。債権認否についてはご指摘の通り。検討する」
一般債権者⑥
債権者「中間配当に必要な条件はあるのか」
裁判官「優先債権を支払い、訴訟費用を検討し、十分な原資があれば中間配当が可能。見極めが難しい。必ずしも中間配当を行う訳ではない」
債権者「債権者が100%確定しないと出来ないのか」
裁判官「必ずしも100%確定しないと出来ないという訳ではない」
片岡将志氏
片岡「破産者は『債権者のことを一番考えているのは私』と言っていた(※)。私が代表になれば11億円は払える。現実1円も返ってきていない。先程も笑っていたが、債権者を馬鹿にしている印象を受ける。ご自身のお金を使ってでも返金する意思はあるのか」
裁判官「破産者は笑うのをやめてもらえますか。失礼ですので」
(大津氏、ニヤケ顔から真顔に戻す)
(債権者から「笑ってんじゃねーよ」との声)
豊田「破産者は法人なのでお間違いなきよう。過去にいろんな発言をしていることは認識している。法的な義務はない」
(※) 『Zoom怪談』 10:39~
立花孝志氏(5回目)
立花「告訴状を書くために支払う意思があるのかを知りたい。4150万円や419万円について、どういう説明があったのか、管財人から資料をいただけるのか」
管財人「私から資料を出すことはない。警察から言われたら出す」
立花「破産者の方も任意で出すつもりはないのか」
豊田「ない」
一般債権者⑦
債権者「豊田弁護士は今も役員なのか」
豊田「特に退任したということはない」
債権者「資金の流れについて、豊田弁護士は知る立場にないのか」
豊田「監事としてはリアルタイムで判断はしない。のちに知る」
立花「のちに知った時に違法だと思うのか、適法だと思うのか」
豊田「関連性が薄い質問」
一般債権者⑧
債権者「管財人からあけど幹事に返金要請をしても応答がなく、訴訟に至ったという話だった。あけど幹事は今も役員なのか」
豊田「はい」
債権者「破産者代表者の方から、あけど幹事に対して管財人からの呼び出しに応じるように指示はしなかったのか」
豊田「訴訟継続中なので回答できない」
債権者「あけど幹事が応じないことで、余計な裁判費用がかかって、債権者の負担となっている。なぜ指示しなかったのかも回答できないのか」
豊田「主観的な部分なので回答できない」
債権者「White listに支払った1650万円は、これまで1月15日に支払ったと説明があった。政党交付金使途報告書では2月27日となっている。どちらが正しいのか」
豊田「資料を確認しないと分からない」
債権者「管財人や債権者に虚偽の説明はしていないのか」
豊田「虚偽の説明はしていない」
債権者「破産者代表者がSNSで『齊藤議員が抜けたことで返済できる額がかなり減った』と書いていた。これまで破産者は『政党交付金で借金の返済ができない』と主張していた。齊藤議員が入っていたら政党交付金から返済するつもりだったのか」
豊田「主観的な部分なので回答できない」

債権者「破産者代表者が貰っていた役員報酬の月額と総額はいくらか」
管財人「額面で60万円。総額だと4月から2月までの分」
債権者「役員報酬も偏頗弁済の対象だが、請求はするのか」
管財人「今のところ考えていない」
債権者「党は2023年3月29日に支払不能となった。9月頃に100人を超える債権者が支払督促を送っているが、全件異議申立てをされている。ところが、11月に代表者が役員報酬を受け取ったり、アップルハウスへ返済をしている。これが許されると、気に入らない債権者には異議申立てをして時間稼ぎをしているうちに、身内に偏頗弁済をするということがまかり通ってしまう」
管財人「私としては支払不能は1月半ば頃と認識している」
債権者「1月以降に支払われた分は偏頗弁済の対象になるのか」
管財人「その可能性はある」
債権者「その辺りの事情も踏まえてご検討いただきたい」
管財人「必要があれば対応を取りたい」
一般債権者⑨
債権者「債権者の確定は資産が確定した後という話があった。債権者の確定にはどのぐらいかかるのかフローを教えてほしい」
裁判官「先ほどご意見があったので、早めに債権認否するかも踏まえて検討する」
立花孝志氏(6回目)
※一般債権者の方の質問の意図が裁判官に伝わらなかったため、立花氏が代理質問
立花「1000万円の債権者には200~300万円しか返って来ない。残りの700万円を今のみんなでつくる党に裁判できるのか」
裁判官「一般的には難しいが、訴訟をされるのは自由」
立花「民事再生のお金は返してもらえるのか」
管財人「立花さんとお話をする中で説明する」
立花「私ではなく4人の債権者に対して」
管財人「立花さんとも絡みがあると思うので、その中でお話をする」
一般債権者⑩
債権者「支払不能は利息の支払いを止めた日ではないのか」
管財人「あの紙1枚で支払不能になるのかは疑問がある」
一般債権者⑪
債権者「4150万円や2000万円の裁判でかかった費用はどちらが負担するのか」
裁判官「基本的に破産財団」
債権者「債権者には請求しないのか」
裁判官「管財人が業務に使う費用は優先的に支払われる。債権者に新たに請求はしない」
立花孝志氏(7回目)
立花「4150万円の印紙代を請求するのか」
管財人「訴訟費用は各自の負担。2000万円の方は被告の負担」
立花「確定したら請求するのか」
管財人「検討する」
大津綾香氏
※自分も質問をしたいと裁判官に申し出
大津「3ページ目の資産の部に3.5億円の立花氏への最大債務が入っていないのは何故か」
管財人「これは12番の貸付金」
大津「あ、わかりました」
大津「3.5億円は認諾して支払うと言っているが、一生かけても終わらない。立花氏に破産申立てをするのか」
管財人「認諾という話は今聞いたので、何とも答えられない」
大津「8000万円の架空請求に対する裁判を取り下げたのは何故か」
管財人「まだ取り下げてない」
大津「わかりました」
大津「会計報告のための資料を管財人から共有されていない。提出してもらえるのか」
管財人「それは何度も説明している。私の支出は破産財団としての支出。政治団体として支出していない」(語気強め)
大津「4000万円かけて作ったアプリがいまだにNHK党が使っているが、取り戻せるのか。りそな銀行に入っていた900万円が立花氏に使われたが、回収するのか」
管財人「最初の件は何をおっしゃっているのか分からない。何かあれば提示してほしい。りそな銀行の動きは私の方でチェックしている(後半よく聞き取れず)。それ以上のことはない」
次回期日
2026年2月24日(火)14:00~
