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【内向型】怒りが減ったはずなのに、「報告して」でまたカチン。遅いんじゃなく、見てから動くだけ。

つい最近、仕事でこんなことがありました。

報告しようと思って、頭の中ではもう書く順番も組み立て終わっていた。あとはチャットに打ち込むだけ、というところで、「これ、どうなってますか? 報告してください」とメッセージが飛んできたんです。

その瞬間、小さくカチンときました。今まさにやろうとしてたのに、って。

こういうとき、これまでは相手のせいにして、それで終わり。でも今回は、その苛立ちの下に別のものがある気がして、少し立ち止まってみました。



なぜ、あの一言でムッとするのか

急かされてカチンとくるのは、テンポを乱されたからだと思っていました。

でも、どうやら違う。あの一言で本当に突きつけられていたのは、「まだできてない自分」のほうでした。

自分でも、内心すこし焦っている。その焦りを、外から言葉にされる。図星を刺されたような、あの感じ。

怒っているように見えて、じつは相手じゃなく、自分に向かってムッとしていたのかもしれません。

カチンの正体は、相手への怒りじゃなくて、できていない自分と急に向き合わされる気まずさ。 だから、よけいにやる気がすっと下がっていきます。


僕は、動き出す前に一度見てしまう

でも、あとから思い返すと、僕は本当に「できていない」わけじゃないのかもしれません。

そもそも僕は、ガシガシ先回りして動くタイプじゃありません。何をするにも、まず回りを見て、状況を確かめて、それから動く。あの報告のときも、頭の中で順番を組み立ててから打ち始めようとしていました。段取りが見えるまで、体が先に動いてくれないんです。一度やり方が身についたことは得意でも、初めてのことをその場で臨機応変に、はあまり得意じゃない。

だから、機械的にスピードだけを求められると、うまくかみ合わないんだと思います。見てから動く分、最初にどうしてもひと呼吸が入る。

やっかいなのは、急かされると、その「見ている時間」ごと否定された気になること。動き出しの遅さだけが目について、その前に見ていたものは、なかったことになる。

そのひと呼吸を「遅い」とされると、動きの速さと、仕事の質が、同じ物差しで測られている気がして、こたえます。


遅いんじゃなくて、見てから動いているだけ

今日みたいにカチンとくる日はあっても、この「見てから動く」を前ほど責めることは、ずいぶん減ってきました。

惨めな感じは、もうあまりありません。ただ、自分にはこういうペースがある。そう思えるようになってきた気がします。

先に動ける人はすごい。それは本当にそう思います。でも、見てから動く人がいないと、こぼれ落ちるものもある。誰が困っているか、何が後回しになっているか。動きが速いだけでは、そこまで拾いきれません。

正直に言うと、少し前に「前より腹が立たなくなってきた」という話を書いたばかりでした。それなのに、こうしてまた苛立っている。

でも、それでいいんだと思います。人間だから、たまにはそういう日がある。 減ってきたはずの怒りが、ふっと顔を出しただけ。

急かされてカチンとくる日は、これからもあるはずです。それでも、動き出しがゆっくりなのは、劣っているからじゃない。動く前に、ちゃんと見ているだけ。そう思えると、落ちかけたやる気が、少し戻ってきます。


最近、誰かのテンポに合わせようとして、無理に前へ出た瞬間はありましたか。


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急に仕事を振られてムッとする。その反応が、前より小さくなってきたときの話です。怒りの下にあったものを、もう少しだけ掘っています。

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こういう「気づき」を書きためていたら、一冊の本になりました。急かされて消耗しやすい人に、そっと置いておきたい一冊です。


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