妊娠したら絶対これする|後編|死産|不妊治療
もしも、次にまた妊娠することがあれば。
もしも、妊娠していた時に戻れるなら。
妊娠21週で重症妊娠高血圧症候群の診断を受け、死産を経験した私が、妊娠したら必ずしようと決めたこと。個人の考えです。
長くなったので前後編に分けて書いていく。
前編はこちら。
6.マタニティフォトを残す
妊娠に安定はない、って思ってたし、不妊治療中の辛い気持ちが分かるから、マタニティフォトやお腹が大きくなる経過を映した写真をSNSに載せる人とは分かり合えないなって思ってた。
それでも、お腹が大きくなってゆく神秘は記録に残しておきたくて、着替えのついでに写真を撮ったこと数回。
ただ、嬉しがって毎日撮ったりするのはマタニティハイの人みたいで避けてたから、3枚ぐらいしか写真が残ってない。
今になって思う。
あの子がお腹にいた証は、いくらあってもよかったのに。もっと写真撮っておけばよかった。
7.体調の記録を付ける
「こうなるまで、気付きませんでしたか?体調悪くなかった?すごく我慢した?」って、入院中にICUの看護師さんに聞かれた。
階段上がれば動悸息切れはするし、身体はむくんで重いし、しんどいなって思うことはたびたびあった。でも「妊婦さんってこんなものなのかな」ってずーっと思っていた。「みんな乗り越えることだから、大したことじゃない」って。
だけど、そうじゃなかったんだ。
体調の変化に気づけるのは自分だけ。少しの変化に気づけるように、日々気づいたことをその都度スマホにメモしておくこと。
8.食事に今まで以上に気をつける
これは不妊治療をしていたからかもしれない。
治療中は、ネットで得た有象無象の情報を良いとこどりして、自分なりにかなり気を遣っていた。
小麦(毎朝のパン!)を控える
お酒を控える
移植前後2週間の夕食は魚メニュー中心
だけど刺身は身体を冷やすから控える
走らない・重いものを持たない(移植後)
インスタント食品やスナック菓子を控える
漢方を朝晩飲む
基礎体温を測る
脚を冷やさない
治療中はとにかく制約が多かった(全て自分が勝手に決めたこと)。さらに、治療に関することもすごく気をつけていた。治療スケジュールが狂うと自分も狂いそうになるから。
テープを貼り続け、2日おきに貼り替える
膣錠を8時間おきに入れる
移植前日にテープを貼り替え忘れ(剥いだあと貼るのを忘れてしまった)、融解した凍結胚を再凍結する羽目になったことがあった。あの時は職場で大泣きした。
だから、着床が分かり、心拍確認ができ、膣錠をやめ、たくさんある妊娠の壁を越えるたび、心が解放され、自分を甘やかしまくった。反動で妊娠中に気が緩んでしまったのだ。
辛ラーメンもポテチもパスタもパンもコンビニスイーツも、つわりをかわしながら食べられる時、食べたい時に我慢せず盛大に食べた。台所での立ち仕事を控えたし、外食を避けたりもしなかった。
妊娠高血圧症候群は、母親の食生活が原因ではないと言われるけど、入院前に食べたポテチやパスタ、味の濃いお弁当、外食は私をひどく後悔させた。
つわりの状況次第で食べられるものが限られることもあるけど、食べられるときに食べられるものを食べる。できればそれは自炊で、身体に必要なものを摂ること。
9.出生前診断を受ける
私たちは話し合った結果、検査を受けたのだが、振り返ってみて受けてよかったことは2つ。
子どもについての夫婦の価値観をすり合わせることができる
出産前に子どもに関する一定の情報を知ることができる
出生前診断を受けようと決めた理由や、内容については長くなるので別記事で。
結果にもよるのかもしれないけど、受けたことの後悔は一切なく、むしろ知れてよかったと思うので、悩んでいる人はよく調べ、パートナーや医師・カウンセラーとよく相談するのが良い。
10.赤ちゃんの成長をパートナーと共有し、味わう
健診までの日々は長くいつも不安だった。
病院でエコーで君に会えるとホッとした。
ウニョウニョと動く君。
狭いところに隠れている君。
愛おしくて、夫にも見せたかったけど、仕事のため、健診に同行してもらってなかったから、いつも主治医のへたっぴなエコー写真で帰宅後に報告していた。(ここがあたまで、これが右手で、顔は手で隠してた!とか)
診察室で聴く心音も、夫に聞かせたかった。
でも、夫を連れて診察室まで行くのも嬉しがっているみたいで気恥ずかしいから、主治医にも夫にもそれは言わなかった。
胎動を感じ始めたのは入院の2週間前頃から。
「これがそうなのかも?」なんて思うけど確証がなくて、入院の1週間前に初めて、夫と二人でお腹を触って、同じ胎動を感じることができた。これがもっと大きく強くなっていく、その日々を味わえると思っていたけど…、約10日後が夫と心音を聞いた最後の日になってしまった。むくみや腫れによって、胎動も感じにくくなってしまった。
もっともっと二人でこの子の動いてるところ、心臓の鳴る音見たかった、聞きたかった。
もっとたくさん味わえばよかった。
後悔も、自分が経験できなかった妊娠7か月以降への希望もひっくるめ、不妊治療、重症妊娠高血圧症候群により死産を経験した私の個人的な記録。
いつかだれかの役に立てるといいなと記します。
