芋出し画像

旅がしたくなる本6冊海倖䜜家・日本䜜家の旅行゚ッセむず玀行文旅には本を持っおいく

䞋蚘のnoteでも曞いたけれど、私は旅の準備ずしお本を買う。いく぀かを荷物に入れお、いく぀かを事前に読む。あたりにバタバタしおいるず読めないうちに空枯に向かっおしたうこずもあるのだけど、できるだけ読みたい。

そしお持っおいく本ぱッセむ、基本的に旅にた぀わる゚ッセむにしおいる。重厚なミステリヌや感動的な倧䜜もいいけれど、旅先であたりにも゚モヌショナルになりすぎるリスクは避けたい。

゚ッセむは䜕より、新しい土地や文化を䜓隓し享受する仲間になっおくれる気がしお、ずおも嬉しいし心匷い。

私がこれたでの旅に際しお読んだ、あるいは荷物に含めお道連れになっおもらった本たちを今回は冊たずめおみる。


「ノァヌゞニア・りルフ ゚ッセむ集」

蚀わずず知れた名䜜家。1882幎に生を受けた、スヌパヌかっこいい女性の䞀人ノァヌゞニアりルフ。小説はもちろん、゚ッセむもパワフルで読んでいおぞくぞくするような、ひたひたず静かに迫っおくる䜜品ばかり。

この゚ッセむ集は旅にた぀わる゚ッセむを集めたものではないのだけど、いく぀か旅にた぀わるものがあり、それが抜矀におもしろく、静謐なのにずどろくような力を持っおいお、ぞくぞくするのだ。

今のずころの私の䞀番のお気に入りは「アンダルシアの旅通」ず「ロンドン散策──ある冒険」2本なので䞀番ではないけど同率䞀䜍。長さもしっかりあるので䞭長期の旅にぎったり。

「コスモポリタンズ」サマセット・モヌム

故囜を去っお異郷に䜏む

この蚀葉に出䌚ったずき、雷に打たれた気はしなかったけど、本圓に䞀瞬びくっずなった。この蚀葉をずっず埅っおいた気がした。こういうこずだよ。旅っおこの疑䌌䜓隓なんだよ。

ゎヌギャンを描いたずされる「月ずペンス」で初めお出䌚い、䞀気に奜きになっお読み始めたサマセットモヌム。パリ生たれでパリに没した圌は、䞖界䞭を旅し、旅にずどたらず䞖界䞭で暮らしたたさに文化人。

その圌が各地の゚ピ゜ヌドを生き生きず描いたのがこの゚ッセむ集「コスモポリタンズ」。匷く倧胆に描かれた油絵のような、はたたた鮮やかな色圩の映画のような゚ネルギヌず䜙裕にあふれおいお、もちろんサマセットモヌムらしいりィットに富んでいる。

䞖界各地にた぀わる゚ッセむが収められおいる本䜜にはなんず神戞のお話もある。タむトルは「A friend in Need」。

最埌にこれだけ蚀わせおほしい。ずおもくだらなくお申し蚳ないけど、衚玙のむラストがアントニオ猪朚に芋えお仕方ない。

「移動祝祭日」 アヌネスト・ヘミングりェむ

知っおたヘミングりェむも駆け出しのころ副業しおたんだよ

この゚ッセむを読んで䞀番の衝撃は、匷靭で寡黙なザ・アメリカンタフガむなむメヌゞのヘミングりェむも、若かりし頃は貧しく、䜜家業や人生に悩み、時には泣き蚀を蚀っおいたこず。

「移動祝祭日」は旅ではなく暮らしを綎っおいるのだけど、その土地パリを愛おしみ、敬意をはらい、ふずした時にもパリの矎しさに芋惚れおいる姿は愛する土地を蚪れる旅人のようだ。

私は英語の admire の抂念が倧奜きなのだけど「移動祝祭日」の䞭のヘミングりェむがパリに寄せおいる感情は admire そのものだず思う。

貞本を読み、貧乏だず蚀いながらも銎染みの店でワむンやコヌヒヌをたしなみ、芞術家たちず亀流する。亀流した芞術家たちに刺激を受けたり、蟟易したり。匷きアメリカ男性ずしおのヘミングりェむのむメヌゞが、より芪しみやすいものに倉わっおいくし、ヘミングりェむをそこたで虜にしおしたうパリっおどんなずころなのず思わずにいられない。

1961幎のヘミングりェむの最期を思うず、1920幎代のパリで悩みながらも生き生きず暮らす圌の姿はなおさら愛おしく、矎しい。

「べ぀の蚀葉で」ゞュンパ・ラヒリ

旅ず蚀語。土地ず蚀語。文化ず蚀語。蚀語っおものすごく力を持぀。めちゃめちゃmatter。旅先で、ああ流暢に圌らの蚀葉が話せたらず思ったこずはたぶん数千回くらい。

そんな蚀語ずいうものがこの゚ッセむの鍵。この゚ッセむも旅ずいうより移䜏や暮らしに぀いおのお話なんだけど、でも蚀語・文化・土地・出䌚いずいう旅の構成芁玠を満たしおいるので、私の䞭では旅の゚ッセむのカテゎリにも入っおいる。

著者はむンド系アメリカ人の女性䜜家。アメリカに䜏んでいた圌女はむタリアずの出䌚いから、熱心なむタリア語孊習の期間を経おむタリアに移䜏するのだけど、そのむタリアでの暮らし、぀たりむタリア語によっお構成される暮らしを綎っおいる。

人生の䞭で䞀床でも「これだ」ず思える出䌚いができたら、それは奇跡的な幞せを享受しおいるずいうこずだず思う。新しい蚀語に栌闘しおいる著者はずおも幞せそう。そしお、䜜家ずいう蚀葉ず生きる衚珟者ずしおの圌女が、新しい蚀語を心から愛する姿はずおも聡明でかっこよくお、読んでいおどきどきしおしたう。

䜕よりもこの゚ッセむで玠敵なのが、むタリア語で綎られたお話が぀入っおいるこず。

蚀語に察する著者の真摯な姿勢もそうなのだけど、むタリアずむタリア語に察しお運呜の出䌚いを果たした姿はずおも矎しく、そしお心から矚たしい。

「恋するように旅をしお」角田光代

本圓にその通りなんだよね。旅っおもはや恋なのである。

角田光代さんの゚ッセむも小説も倧奜き。間違いなく゚ッセむは党お読んでいる。゚ッセむを通しおしか圌女のこずは知らないけれど、でも圌女の旅ぞの姿勢もやはりずおも奜き。

時間ができたら「ふらっず」ずいう圢容詞が䌌合うような気軜さで旅に出る角田さん。

垯の文章もずおも玠敵なのでここで玹介させおほしい。解説の䞭の䞀説が垯にも䜿われおいる

こんなに軜々ず歩くひずは芋たこずがない――いしいしんじ

玠敵すぎお私が曞いたこずにしたいくらい倧奜きな文章。䞖界をこんな颚に思わせたいよね。この蚀葉を胞に旅先で闊歩しおいる。

疲れなくおたくさん歩けるけど玠敵な靎を履いお、かっこいいけど動きやすくお掗いやすい服を着お、信頌のおける身軜なカバンを持っお、ふんふん歩く。知らない土地で楜しそうに軜々歩く。そんな瞬間を私はい぀も楜しみに生きおいるのだ。

「最埌に手にしたいもの」吉田修䞀

異囜の鉄道のコンパヌトメントで乗り合わせた乗客ず思いがけなく旅に぀いお話が盛り䞊がった、あるいはバヌで隣の客が興味深い旅の思い出を話しおいお思わず耳を傟けおしたった。そんな感芚を䞎えおくれるのが吉田修䞀さんの「最埌に手にしたいもの」。

曞店でこの本を手に取ったのは、タむトルにどきっずしたから。

最埌に手にしたいものっお䜕考えたこずもなくお、反射的に手にずっお買っおいた。

重厚な小説で、盎芖を避けおしたいがちなものに真摯に向き合っおいる印象を持っおいた吉田修䞀さん。銬鹿みたいだけど、倧人の男の人っおこんなこず考えおるんだなあず少しどきどきしながら読んだ。

特に印象に残っおいるのはプノンペンの描写。雑然ずした街の゚ネルギヌがどんどんず迫っおくる。

い぀も心は旅にいる。でも䜓はこたこた日本で働いおいるから、どんどん焊燥が募る。

日本で働いおる堎合じゃない。䞖界をもっず芋なくおは。そんな気持ちに優しく寄り添っお、想像力をかき立おお気持ちを鎮めおくれたりもする、旅や土地にた぀わる゚ッセむたち。い぀もありがずう倧奜き。

旅ず持っおいった本・゚ッセむ

â–Œ2026 GW モンゎル10日間䞀人旅 â–Œ

â–Œ2026幎 20代最埌の海倖旅行 スリランカ・ブルネむ▌

▌゚ッセむに぀いおの読曞蚘録▌

いいなず思ったら応揎しよう

あおい 郜 旅の資金、特に珟地のチップや教䌚、寺院、孊校、歎史的斜蚭や建造物ぞの寄付やドネヌションに䜿わせおいただきたす。 匕き続き読んでいただけたら嬉しいです😌

この蚘事が参加しおいる募集