昭和の高級ホテルが持つ安心感。バンコク『ザ ツイン タワーズ ホテル』
バンコクの老舗「ザ・ツインタワーズ・ホテル」に宿泊。広大な客室と、美食の聖地バンタットン通りへの好アクセスを堪能する旅
バンコク・ホテル宿泊記
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昭和の高級ホテルが持つ安心感。バンコク『ザ ツイン タワーズ ホテル』
タイ・バンコクの夜は、いつも少し湿気を含んだ熱い風とともにやってくる。
今回の旅の拠点は、パトゥムワン地区の4つ星ホテル、「ザ・ツインタワーズ・ホテル」だ。
ロビーに足を踏み入ると、かつての華やかさを残すクラシカルで広大な空間に圧倒される。

それもそのはず、このホテルが誕生したのは1992年のこと。
バンコクに数ある老舗名門ホテルや、あの有名な「アジアホテル」などと並び、かつて一世を風靡した大型スーペリアクラスの格式高き系譜を今に伝えている。
現代のミニマルで機能性重視の最先端ホテルにはない、どこかノスタルジックで昭和の高級ホテルのような、ずっしりとした安心感が館内全体に満ちている。
案内されたのは「スーペリア・ルーム」。
ドアを開けた瞬間にその広さに驚かされた。
広さはなんと約38平米。
落ち着いたダークウッドの重厚な調度品が配され、大型スーツケースを何個広げてもお釣りがくるほどの空間だ。

13階の窓の外には下町の古い家屋が広がり、その視線の先にはサイアム周辺のきらびやかな超高層ビル群がそびえ立つ。
古き良きバンコクと、猛烈な勢いで発展する近代都市。
その二面性を特等席から一望できる、これ以上ない贅沢な眺望が広がっていた。

一方で、東側にある高速道路の走行音が少し耳に届くのが気になった。
それを差し引いても部屋の満足度は非常に高い。
水回りは少し年季を感じるものの、清掃が行き届いており、何より深いバスタブが完備されているのが嬉しい。
毎晩、歩き疲れた体を熱いお湯で癒やせる場所があるというだけで、この旅の快適さは約束されたようなものだ。

朝食も250バーツで食べることができ、コストパフォーマンスも申し分ない。


また、一歩ホテルの外に出れば、そのアクセスの良さに驚かされる。
最寄りの地下鉄フワランポーン駅や巨大商業施設「MBKセンター」へは、下町の空気を感じながら歩いて15分ほど。
さらに「サイアム・パラゴン」がある中心部へも車で10分少々で行ける絶妙なロケーションにある。
このホテルの最大の魅力は、今バンコクで最も熱いグルメストリート「バンタットン通り」へ歩いて10分ほどでアクセスできる点にある。
決して「目と鼻の先」ではないが、ローカルな街並みを抜けて美食の聖地へ向かうには、ちょうど良い距離感だ。

バンタットン通りを歩けば、その熱気に圧倒される。特に、地元の鶏料理の名店「Baan Kook Kai」の混雑ぶりは異常なほどだ。
他の店が6割程度の客入りでも、そこだけは途切れることのない大行列が続いていた。

店頭に掲げられた看板メニューを眺めてみる。名物のカオマンガイや鶏料理が並ぶ、食欲をそそるラインナップだ。
その一皿のために何時間も費やす人々のエネルギーに、SNSがもたらす熱狂の凄まじさを肌で感じた。
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