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【創䜜倧賞2025応募䜜品・恋愛小説郚門】「僕は君に恋しおる 舞×ナヌゞン線」第䞉話 察峙 

4ナヌゞン

 舞さんからの返事はすぐに来た。もしかしたら今日は䌑みで、こちらのメヌルにすぐ反応しおくれたのかもしれない。

やっぱりさっきの人は他人のそら䌌だったのかな  。

 ぀かの間ホッずしたが、時間が経぀に぀れ、「です」の䞀蚀しかなかったのが氣になっおきた。䌑みならもう少し長い文面で返しおくるのでは たた、即返信があったず蚀うこずは、そうせざるを埗ない状況䞋にいたからでは   ず、䞀人きりだずどうしおも䜙蚈なこずばかり考えおしたう。

オレが自惚れおるだけなのか   あぁ  。モダモダするな  。

 考え事を絶぀ため、そのたた電車に揺られお郜内にある自宀に戻り、ギタヌの緎習をする。緎習に飜きたあずは、舞さんのこずを思いながら曲䜜り。「君がスキ」ず蚀うフレヌズばかりを口ずさんでいるうちに再び圌女のこずで頭がいっぱいになり、どうにもこうにも恋しくなったので、少し早いが喫茶「ワラむバ」に向かうべく、再び電車に乗る。

 オレぱレキ匟きだけど、舞さんず䌚うずきはアコギに持ち替える。アコギなら堎所を遞ばずどこでも匟けるからだ。い぀かは舞さんにも゚レキを匟いお欲しいず思っおいるが、互いのラむフスタむルを考えるずアコギの方が教えるのに郜合がいいので、もうしばらくはこのたたでやっおいこうず思っおいる。





 ワラむバに぀く頃にはすっかり日も萜ち、蟺りは暗闇に包たれおいた。

 䞃時前。閉店にはもう少し時間があるが、ここで萜ち合うのは初めおではないし、店䞻ずも顔なじみだから埅たせおもらおうず思い、店のドアを抌し開ける。

「こんばんは  。あっ  」

 店に入るず既に舞さんが埅っおいた。私服姿を芋る限り、今日は仕事は䌑みだったのだろう。が、問題はその服装。既芖感がある。ずなりにいる男にも  。

今朝芋かけた女性はやっぱり舞さんだったのか  。それにしおもこの男  。あっ  

 野球垜の䞋からのぞく、睚み付けるような目を芋おようやく思い出した。オレの蚘憶が間違っおいなければ、この男は  。

 混乱しおいるず、店䞻が動き出す。
「圹者が揃ったな。  たぁたぁ、聞きたいこずは山ほどあるだろうけど、ずりあえずここに座りな」
 店䞻はいいながらドアに「」の札を掛け、内鍵を閉めた。

「  ナヌゞンさん、ごめんなさい。本圓は二人で食事しお、そのあずでゆっくりレッスンを受けたかったんだけど  」
 舞さんは途䞭たで蚀っお隣にいる男に目を向けた。あずは察しお欲しい、ず蚀うこずなのだろう。

「  確かそっちの人、テレビで芋たこずがありたす。本郷圭二郎ほんごうけいじろうさん、ですよね。プロ野球遞手で舞さんの幌なじみの。  あぁ、分かりたしたよ。あなたはオレのファンで、舞さんが今晩䌚うず聞いお぀いおきたんですね それならここにいる理由も分かりたす」

 粟䞀杯、いい方に解釈した。だけど、男の口からは予想通りの回答がある。

「残念ながら違いたす。舞が若い子ず二人きりで食事に行く玄束をしたず聞いたんで、どんなや぀か芋おみたいず思った。だからここにいるんです」

「どうしおそんなこずを あなたには既に婚玄者がいお、舞さんずはただの幌なじみのはずでしょう」

「俺は舞のこずがずっずずっず奜きでした。だけど、呚囲の圧力が匷く、理䞍尜な婚玄話を受け容れざるを埗なかったんです  。しかし、その婚玄も解消したした。だから俺は、元々の想いを成就させるために舞の元に戻った、ず  。こういうわけです」

 オレより幎䞊であろうその人は、初察面ず蚀うこずもあるが䞁寧な口調で真っ正盎に理由を述べた。

「圧力、ですか  。それが避けられないものだったのだずしおも、そのこずで舞さんを傷぀けたのは事実です。なのに、䜕事もなかったかのように再び舞さんに近づくなんお、虫が良すぎるずは思いたせんか 舞さんだっお迷惑しおるんじゃないですか」

「  どうにもあなたの発蚀は、自分の奜きな女性にちょっかいを出されおやっかんでいるように聞こえる。どうでしょう 俺の読みは間違っおいたすか」

 その物蚀いからは匷い自信を感じた。
やっかんでる むしろ邪魔すんなっお思っおるよ
 朝からのモダモダに拍車がかかり、苛立ちがピヌクに達する。

「いいえ、間違っおはいたせんよ。今床の恋はじっくり暖めおいこうず思っおたけど、あなたの登堎でそうも蚀っおいられなくなりたした。  あなたの読み通り、オレは舞さんが奜きです。舞さんずあなたは幌なじみのようですが、だからずいっお退く぀もりは䞀切ありたせん。あなたがオレの前に立ち塞がるずいうなら、闘うたでです」

 前回の恋に匕き続き、なぜラむバルの面前で奜きな女性に想いを䌝えなければならないのか  。自分の運の悪さを呪うばかりだが、どうやら舞さんには刺さったようだ。圌女は真っ赀になった顔を手で芆い隠した。

 そんな圌女を芋たからか、盞手は小さく笑った。

「なるほど。舞が俺の目を盗んででもあなたのメヌルに返信した理由が分かりたした。自信が感じられる人ずいうのは魅力的に映る。きっず、ミュヌゞシャンであるこずに誇りを持っおいるのでしょうね」

「じゃあ、諊めおくれたすか」

「そうはいきたせん。こっちだっお人生がかかっおるんです、舞のこずは絶察に諊めない」

「人生  」
 ちょっず倧袈裟すぎやしないか、ず思ったが、ここで店䞻が話に加わる。

「たぁたぁ、圭二郎くん。そうアツくなるなよ。そりゃあマむマむはいい子だし、奜きな女を暪取りされたず思いたくなるのも分かるけど、䞀旊萜ち着こうぜ、なぁ   ああ、むラむラしおるっおこずは腹が枛っおんだろう しゃヌない。今日はマむマむの顔を立おお特別に䞉人分の飯を甚意しおやろう。で、飯を食ったらマむマむ、さっきの話の通り、あの人のずころぞ  」

「はい。  枈みたせん、理人さん。ご迷惑をおかけしたす」

「いいっお、いいっお。この店は人助けのためにやっおるようなもんだから」

 どうやら、オレが来る前に䞉人だけで䜕らかの話し合いが行われおいたようだ。詳しいこずは分からないが、きっず店䞻がいいように話を぀けおくれたに違いない。その蚌拠に、店䞻に小声で「二人の時間はちゃんず䜜ったげるから」ず耳打ちされた。

 今の䞀蚀でなんだかホッずしおしたったオレは急に空腹に芋舞われた。ぐうっず腹の虫が鳎っお恥ずかしい思いをする。

「はいはい、すぐ飯を甚意するから埅っおお」





 ずおも和やかずは蚀いがたい食事を取ったオレは、店䞻ずずもに店を出た。幌なじみに配慮しおのこずだろう、舞さんからは先に「サザンクロス」の自宅兌スタゞオに行っお埅っおお欲しいず蚀われたが、さすがにそれはないだろうず食い䞋がり、結局同行させおもらうこずになった。




 店を出おからしばらくは党員が無蚀を貫いおいたが、沈黙に耐えきれなくなったらしい店䞻がずうずう口を開いた。

「  今からどこに行くのか、氣になっおんだろ たぁ、最埌には分かっちゃうから話すけど、おれの敬愛する倧センパむであり、野球界のレゞェンド的存圚でもある氞江孝倪郎のずころに向かっおる。なんでかっおぇず、ここにいる圭二郎くんの面倒を芋おもらうため。ナヌゞンくんは勘が良さそうだから分かるかもしれないけど、この人結構ダバいんだよ。あぁ、頭じゃなくお心の方ね」

 深刻な話にもかかわらず、最埌には笑っおしたうような蚀い方で締めるあたり、さすがは店䞻。話し慣れおいる。これには舞さんもくすりず笑った。

 確かに、オレを睚み付けおきた目は、凄みがあるず蚀うより怯えおいるように芋えた。異垞なたでに舞さんにこだわるのも氣になったし、䜕よりも事情を知っおいるらしい店䞻が圌の䞖話を買っお出おいるこずを思えば、よほどの問題を抱えおいるずみお間違いなさそうだ。

 野球には疎いオレのために舞さんが補足する。

「ナヌゞンさんに説明するず、氞江さんは理人さんの野球郚時代の先茩であり、プロ野球チヌム、東京ブルヌスカむの優勝に䜕床も貢献した名キャッチャヌなのよ。ちなみに圭二郎のお父さん、本郷祐茔さんずは同じチヌムで、䜕床もバッテリヌを組んだこずがある間柄でね」

「あヌ、うっすら麗華さんから聞いたこずがあるな。だけど、そんな倧物に圭二郎さんの悩みが理解できるんでしょうか  」

「倧䞈倫。氞江さん、今はうちのお兄ちゃんに感化されおすっかり別人になっちゃったから。むしろ、圭二郎のお父さんよりずっず話が通じるはず」

「え 別人になったっお  。それはどういう意味なんでしょうか  」

「たぁ、䌚えば分かるよ」





 駅前にそびえ立぀マンションたでやっおきた。厳重なセキュリティヌを解陀しおもらい、゚レベヌタヌで最䞊階にたどり着くず、郚屋の前で氞江さんが埅っおいおくれた。

「ああ、センパむ。突然の連絡にもかかわらず、察応しおもらっおすんたせん」

「構わないよ。普段は僕の方が䞖話になっおいるしね。それより  」
 謝る店䞻にそう答えた氞江さんは、すぐに圭二郎さんを芋た。

「よく来たな、圭二郎。倧たかな事情は倧接クンから聞いたよ。倧䞈倫、君のこずは僕が匕き受ける。䞇が䞀、君の䞡芪が蚪ねおきおも売り枡すようなこずはしないから安心したたえ。もっずも、うちには僕のほかにもう䞀人、面倒くさい男が同居しおるが、䜕を蚀われおも氣にしないで欲しい」

「  その蚀葉、本圓に信じおもいいんですか」
 圭二郎さんは、オレを睚んだずきず同じような目で氞江さんを芋る。
「だっおあなたは、『鬌』ず蚀われるほど冷培非情なこずで有名だった人ですよ あなたのしごきで䜕人蟞めおいったこずか  。そんなあなたが、珟圹の遞手である俺に、マスタヌや舞ず同じように接するずは考えにくいのです」

「さすがは珟圹遞手。誰も信じないずいう姿勢。立ち塞がる者はすべお敵。そうやっお闘志をむき出しにしおいなければ生きおいけない䞖界に身を眮いおいる人間なら誰しもがそう蚀うだろう。考え方ずしおは実に正しい。しかし、ずっずその考え方でいるのは危険だ。最埌には完党に孀独になり、自分を芋倱い、最悪、自死を考えるようになる。  僕ず違っお君は賢い。良く立ち止たった。今ならただいくらでも出盎すチャンスがある。僕皋床の人間に助蚀できるかは分からないが、わずかでも君のサポヌトが出来るなら協力させお欲しい」

 盎感的に、死を乗り越えた人だず思った。そしおこの人は、店䞻からのを受けお本氣で圭二郎さんを救おうずしおいる  。発蚀もさるこずながら、䞀ミリもぶれずに圭二郎さんを芋぀める姿を芋お、店䞻ず舞さんが氞江さんを頌った理由にも玍埗がいった。確かにこの人はホンモノだ。

 しかし、圭二郎さんは混乱しおいるようだ。
「あなたは俺の知る氞江さんじゃない  。あの、、、氞江孝倪郎がこんなに優しい蚀葉を掛けおくるはずがない  」

「  人は、倉われる。いく぀からでも。匕退しお久しかった僕ですら倉われたんだ。ただ若い君ならいくらでも倉われる。君の話を聞く。䞀緒に将来に぀いお考えおいこう」

「    」
 圭二郎さんは野球垜のツバを目深にかぶり盎しお目を䌏せた。肩をふるわせる圌の背䞭を氞江さんが優しく叩く。

「倧接クン。舞クン。埌は任せおくれ。圌の様子は远っお連絡する」

「よろしくお願いしたす」
 二人は深々ず頭を䞋げ、圭二郎さんを匕き枡した。





 マンションから出るず、舞さんがさっきたでいた最䞊階を心配そうに芋䞊げた。
「圭二郎、倧䞈倫かな  。最埌には泣いちゃっおたけど  」

「センパむならなんずかやっおくれるっしょ。  ちょっず抜けたずころがあるけど、そこは同居人の氎沢みずさわセンパむにフォロヌしおもらうずしお。問題は、その氎沢みずさわセンパむず圭二郎くんの父芪ずが䞀緒に仕事しおるっおずこだな」

「  信じるしかないですね」

「ああ。  さお、ず。お圹目は終わったし、おれはここらで退散するこずにするよ。これ以䞊二人の邪魔をするのは可哀想だし。なっ、ナヌゞンくん」

 店䞻はにやりず笑うず、オレず舞さんをくっ぀けた。
「じゃ、ごゆっくりヌ」
 そしお、蚀うが早いか、駆け足で店の方に向かっお行っおしたった。

「  あヌ。どうしたす 緎習、したす 䞀応、ギタヌは持っおきおたすけど」

 店䞻が芋えなくなったずころで半歩、舞さんから離れた。奜きだず宣蚀はしたけれど、圌女からちゃんず返事をもらっおいない以䞊、勝手に距離を瞮めるわけにもいかない。

「  なんか、そういう雰囲氣じゃなくなっちゃったね」

 舞さんの返事にどこかホッずしおいるオレがいた。䞇が䞀にもその口から「先生、緎習をお願いしたす」などず蚀われおいたらきっずテンションはだだ䞋がりだっただろう。

 舞さんが、もじもじしながら蚀葉を遞ぶようにしお蚀う。
「  ナヌゞンさんさえ良ければ、このあたりを散歩しおみる 実は、この近くに芳光名所にもなっおる叀い街䞊みが残っおるんだけど」

 その提案に嬉しさが蟌み䞊げた。
「もちろん、いいですよ」
 平静を装った぀もりだが、きっずオレは満面の笑みだったに違いない。





 倕食時を過ぎた芳光名所は比范的空いおいた。舞さんの話では、日䞭は芳光客で溢れおいおゆっくり芋お回るこずが出来ないほどなのだずいう。

 比范的広めの路地に入ったずころで舞さんが名物の芋菓子を芋぀けた。閉店間際に滑り蟌んで賌入し、露店が提䟛しおいるベンチに䞊んで腰掛けお食べる。

 芋菓子に倢䞭になっおいる舞さんの顔は実に幞せそうだった。萜ち着いた今なら  ず思い、ずっず暖めおいた話題を振る。

「  あのヌ、さっきからずうっず蚀いたかったんっすけど、今朝、私鉄の駅にいたでしょう 圭二郎さんず䞀緒に。オレ、たたたたあっちの方に甚事があっおあの駅にいたんっすよ」

「えっ あんな、ひなびた駅に 嘘でしょう」
 舞さんの驚き方は半端じゃなく、呚囲にいた人が振り返るほどだった。

「そんなに驚くっおこずは、やっぱりそうだったんですね。  デヌトしおきたんっすか フラれた盞手ず」
 じずっず芋぀めるず、舞さんが党吊定する。

「違う違う 圭二郎が悩んでそうだったから、子䟛の頃、芪に連れお行っおもらった自然公園に行っお癒やされながら話を聞こうっおこずになったのよ。で、実際に話を聞いおみたらあんたりにも深刻だったもんで、これはわたし䞀人じゃ無理だず思っお理人さんにも盞談したっおわけ。折しもナヌゞンさんから『ワラむバで萜ち合いたしょう』っおメヌルをもらったずころだったし、ちょうどいいかなっお」

「  それっお、婚玄解消の話ず関係ありたす」
 恐る恐る問うず、舞さんもためらいながら「ええ  」ず答えた。

「隠したっお、い぀かバレおしたうものね  。いいわ、党郚話す」
 舞さんは意を決したように蚀い、圭二郎さんが婚玄に至った経緯や眮かれおいる立堎などを簡単に説明しおくれた。

 話を聞いお、舞さんが早朝のひなびた駅にいた理由も、ワラむバの店䞻の振る舞いも、氞江孝倪郎さんのずころに導いたワケも、䜕もかもが繋がった。

「なんか蚳ありなんだろうなずは思っおたしたが、聞いたらすごく玍埗できたした」

 芪ず同じ職業を遞んだ人間ゆえの悩みはオレにもある。だから、圭二郎さんの心の痛みは手に取るように分かる。分かるんだけど、せっかく生たれ持った才胜を掻かしお掻躍しおいるんだから、今ここでそれを攟り出しおしたうのはもったいないずも思った。もうちょっず、頑匵れないのかな、ず  。

 時間をかけお、今思ったこずの蚀語化を詊みる。
「あの  。今日初めお䌚ったオレに䜕が出来るか分かりたせんが、オレも圭二郎さんの力になりたいです。舞さん始め、あの人ず関わりのある人が必死になっお支えようずする、その姿に心打たれたんです。  あぁ、そうだ 応揎歌を䜜ろう。それならオレにも出来る、っお蚀うか、オレにしか出来ない」

「圭二郎の応揎歌  」
 呟いた舞さんは、さっず顔を䌏せたかず思うず目頭を抑えた。

「ええっ  。オレ、䜕か氣に障るこず、蚀っちゃいたしたか  」

「ううん、逆よ。ナヌゞンさんたで圭二郎のために良くしおくれるず聞いお嬉しくなったの。応揎歌、すごくいい。ぜひ、わたしにも䜜るのを手䌝わせおください。わたしも圭二郎には埩掻しおほしいもの」

 その衚情からは、圭二郎さんぞの匷い情が感じられた。
「舞さん、やっぱりただ圭二郎さんのこず  」

 呟くオレに、舞さんは小さく笑った。

「なんおいうのかな  。圭二郎は幎䞊だけど、わたしの䞭では匟みたいな存圚なのかも。そばにいお面倒芋おあげなきゃ、っおいう。だから今のこの感情は恋ずは違う  ず思う。だっお、わたしも  」

 舞さんは顔を赀くし、䞊を向いたり䞋を向いたりしながら蚀葉を探しおいる。ちょっず期埅しながら圌女の蚀葉を埅぀。

「  わたしもナヌゞンさんのこずが、す、す  すき、だから」
 今にも泣きそうなその顔が愛おしくおたたらない。抱きしめたい衝動を抑えながら答える。

「ありがずう、舞さん。玠盎に、嬉しいです。これでラむバルがいなけりゃ諞手を挙げお喜ぶずころだけど、圭二郎さんは舞さんのこずを諊めないっお蚀っおたし、舞さんが幌なじみのこずを氣にしおるうちは萜ち着かないですね  」

「  そうだよね。ごめんなさい」
 舞さんはしゅんずしお俯う぀むいた。
「じゃあ、こうしたしょう。圭二郎がラむバルの座を降りたずき、正匏にお付き合いを始める。それなら、なんのわだかたりも埌ろめたさもなく䞀緒にいられるわ」

 䞡思いになれたからず蚀っお、すぐにベタベタしようず蚀っおこないずころが舞さんらしい。そのサバサバした感じがやっぱり奜きだ。

「名案です。きっずそれがベスト解。そうしたしょう。さっそく仲間にも提案しおみたす。麗華さんは匟さんがずっず野球をしおいお詳しいから、きっず理解を埗られるはずです」

「そっか、レむカならきっず  」

「䞀緒に救いたしょう、圭二郎さんを」

「うん。  改めおお瀌を蚀うわ。ありがずう」
 舞さんはためらいながらも右手を差し出した。オレはその手を愛おしみながらゆっくりず握り返した。


続きは第四話ぞ

※芋出し画像は、生成で䜜成したものを加工しお䜿甚しおいたす。

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