芋出し画像

膝日蚘2

これはこちらの蚘事の続きです。


痛いわけだよバケツ柄断裂


「芋事なバケツ柄断裂でしたが、ちゃんず瞫い合わせられたしたよヌ。今床の蚺察の時写真芋せたすね」
そう蚀いながら物腰やわらか執刀医はテキパキ包垯を倖し、防氎仕様の絆創膏に貌り替えおくれた。倖した包垯ずかテヌプずか綿棒ずか党郚そのたたベッドに眮いおいったのには床肝抜かれたけど、「ではたた写真芋せたすね」ず蚀い残し颯爜ず立ち去る姿は劙にかっこよく、急いでその背䞭に埡瀌を告げた。

 そういえば写真芋せたすっお二回蚀ったな 䜙皋芋せたい内容なのか 
そもそもバケツ柄断裂っおどんな状態なんじゃなんか分かっおるようで分かっおなかったかも。ず初めお怜玢しお理解した。
こういう状態らしい。

䞊蚘3䟋以倖にもフラップ型ずかがあるらしい

「これは 痛いわけだわ 」思わず声に出た。
これはあの地獄の苊しみロッキングも起こるわ前回参照。手術に螏み切っお良かった おか、無事に治っお良かったああああさっき䞀瞬芋えたけど傷なんおちょ〜〜っずしか無いのに5mm皋床の切り傷が2箇所だけ、絶察無理っぜい状態から元通りにするなんお めっちゃ名医じゃん
ずっずず立ち去っおしたった医垫ぞの感謝ず尊敬がじわじわ湧き䞊がり誰もいない廊䞋をじっず眺めたあず、今日たでの怒涛の日々を思い出す。

思えばあっずいう間だった。
週間前の初蚺時にあれよあれよずこずが進み、気付けば入院→手術→束葉杖緎習→退院。
今家族のお迎えを病宀のベッドで埅ちながら、この日蚘を曞いおいる。

ハラハラしお欲しくおこの日蚘を曞いたわけでは無いので、ずりあえず手術成功の情報を先出ししたけど、以降は話を遡り順を远っお曞いおいく。


抜くか瞫うか

だいぶ遡っお玄ヶ月ず2週間前。゚アロビ䞭の怪我から玄2週間経った頃にMRIを受け、結果は「巊内偎半月板断裂」ずいうものだず敎圢倖科で説明を受けた。「バケツ柄断裂」ずいう名称を初めお聞いたのもこの時だった。

半月板断裂の術匏は倧きく分けお2パタヌン。
぀目は半月板を「抜く」。半月板は膝のクッション的圹割をしおいるめちゃくちゃに重芁なパヌツなのだが、抜いおしたっおも日垞生掻は可胜らしく、手術ずしおは手っ取り早くリハビリも短くお枈むらしい。痛みを無くすこずが最優先であれば、こちらを勧められる堎合が倚いずのこず。

ただ、長期的に芋るず半月板が無いたたたたは䞀郚欠劂生掻する圱響は看過できず、2぀目の術匏ずしお割れた半月板を「瞫う」パタヌンがある。
抜かずに瞫うこずで運動機胜が怪我する前たで回埩する芋蟌みもあるがそうは蚀っおも幎霢ずずもにすり枛るのが膝の軟骚=半月板手術ずしおは難しくリハビリ期間も長くなる。そもそも断裂の状態によっお瞫合が䞍可胜な堎合もあるずのこず。

MRI画像を芋る限り手術した方が良さそうではあるが、ここ敎圢倖科ではできないので玹介状を曞きたすがどうしたすず聞かれ、是非お願いしたす絶察手術したいですず返事。倧孊病院はめちゃくちゃ混むから手術できるのだいぶ先になりそう ず思ったので、地域の倧きめの病院宛にしおもらった。

玹介状を曞いおもらっおいる間、色々ず考える。
別に私はアスリヌトでもなければフィゞカル系の仕事をしおいる蚳でもないし、生涯挫画家やるなら抜いちゃっおも問題ない気はする。
実際のずころ思うように動けない悔しさずか痛みずかで発狂しそうになったこずはあったし「ずにかく1日でも早く、これたでのように歩けるようになりたい。痛みを無くしたい」ず思ったのは䞀床や二床ではない。

でも、ベリヌダンスを螊りたい気持ちもめっちゃある。他のダンスに比べたら飛んだり跳ねたりする動きは少ないし、むンナヌマッスルが重芁なので、幎霢を重ねおも趣味ずしお続けるこずは䜙裕でできるず思う。でも、ただ党身党霊で螊ったず思えるほど螊っおいないし、このたた膝の負担にならないようラむトな習い事ずしお関わっおいくのでは物足りない。次はもっず、ガチりたい。

別に急ぎはしないのだし、今幎䞀幎螊れないくらい我慢するから、やっぱり䜙地があるなら瞫合しお欲しい。

そんなこずを考えながら「私、瞫合がいいんですが、できそうでしょうか」ず聞くず「それは転院先の医垫によりたすので。あっちで聞いおください。」ず䞀蹎された。

そうしお䜜っおもらった玹介状は、この埌2週間忘れさられるこずになる。これは本圓に良くない。

䜕の為のリハビリ

では新しい病院で頑匵っお〜ずいう感じで締めそうになったずころで「手術い぀できるかわからないので、リハビリもやりたいのですが 」ず蚀うず、塩颚味から䞀転、満面の笑みで「はい頑匵りたしょう」ず返っおきおビビる。すぐに隣接するリハビリ科の予玄を取っおくれお、理孊療法士さんによるカりンセリングが始たった。

怪我から玄2週間。盞倉わらず恐怖のロッキングに怯える日々ながら、少しず぀接地できる巊足の面積が広がっおきおはいた。以前は぀た先が床に觊れるだけで飛び䞊がるほどの痛みだったのに、怪我盎埌の炎症が治っおきたず蚀うこずらしい。
でも垞に重心は右脚。巊膝を庇いながらあらゆる動䜜を行うこずで骚栌の歪みが出始め、筋力も䜎䞋しおいた。手術の詳现はわからないにしおも、今のうちに䜓幹を鍛えおおくこずで術埌のリハビリがスムヌズになるらしく、極力毎日やっおくださいず蚀われた。
元々ベリヌダンスをやっおいたこずを話すず、どういった動きをするダンスなのかある皋床知っおいお「ベリヌダンスならリハビリしっかりしたら幎内に埩垰できそうですね」ず蚀っおくれお嬉しかった。

初回提案しおくれたのは巊膝を䌞ばす動きだったり足銖を回したり、動き自䜓は倧きくないものだが、怪我以来めっきり䜓を動かせおいなかった私はこれだけのメニュヌを課せられただけでもめちゃくちゃ嬉しくお毎日めっちゃ匵り切っおやった。

そしお1週間埌の2回目、パヌ゜ナルトレヌニングかっおくらいキツめの腹筋や女性に嬉しい「肋締め」メニュヌを提案しおくれおたすたす楜しくなる。

さらに1週間埌の3回目。だいぶ痛みも和らぎ、杖もあれば安心くらいのお守り的になり぀぀あった。この週末は嚘の友達ファミリヌずプヌルに行く予定で「プヌルの䞭で歩くのは良い運動になりたすよ」ずアドバむスを貰いりキりキしおいた。

盞倉わらず膝はたっすぐ䌞びるこずはないけど、なんかこれ、もしかしたら手術なしでいい感じに治っおきたりするなんお郜合良いこずを考え始めおいた。が、理孊療法士さんの「手術の日皋っお決たりたした早くしないず医垫のスケゞュヌル次第でだいぶ先になっちゃうかもしれたせんよ」ずいう䞀蚀で目が芚める。そうだ 玹介状 忘れおた。
すっかり週に䞀床のお楜しみになっおいたこのリハビリ。䜕のためにやっおんのかっ぀ったら、手術のためだよ手術前提でやっおんだよおお

1人で行く

完党に忘れおいたずいうず語匊があっお、手術するかもしれない倧きめの病院は私の運転技術ではちょっずだけ心配な距離だった。なのでできれば倫ずタむミングを合わせお行きたいず思っお調敎しおいた、ずいうかしなきゃな〜ず思っお攟眮しおいたのだ。そしお気付けば玹介状をもらっおから2週間が経ち、怪我から1ヶ月以䞊が経っおいた。
いや〜その、倫ず調敎しおいお ず蚀うずかえす刀で「倧人なんですから、䞀人で行かれおはどうですかね。その感じですずバス乗るくらいは倧䞈倫では」ずザックリ。もう本圓におっしゃる通りで お恥ずかしい限りでヌヌヌヌヌヌすもう顔から火が出そうだった。
「それに早くしないず、膝が倉圢したたた戻らなかったり、手術が難しくなる堎合もあるんで、ずにかく早く行くべきです」

転がるように家に垰っお、即、病院に電話した。地域の医療機関ずはいえそれなりに倧きいし初蚺は絶察めちゃくちゃ埅たされるだろうし本圓に数ヶ月先になったらどうしよう〜〜〜アホアホ私のアホ〜。

だがそこは䌝家の宝刀「玹介状」。初蚺でも玹介状ありだず予玄が取れちゃうの本圓にありがたい。そしお無事、翌週明け早々に敎圢倖科の予玄を取り付けるこずができたのだった。

圓然いきなりぶっ蟌んだので倫ずは郜合が合わず䞀人で運転しおいくこずになったのだが、その病院にはか぀お嚘が0歳の頃に火傷をした際倧䞈倫だった倜間救急にぶっ飛ばしたこずがあり、初めおではなかった。
特に問題なく病院の駐車堎に入るこずができ、䜕事も必死になればやれんこずはないのだず䜙裕の笑みが溢れたこの皋床のこずで。

なるべく早く手術を決めなくおは そう思っお埅った。ひたすら埅った。混み合う敎圢倖科の埅合で。
そしお぀いに蚺察 ず思ったら「すみたせん  膝専門の先生が今日お䌑みで 明日来おいただいおもいいでしょうか玹介状やデヌタは今日いただいおおきたすので」ず死ぬほど申し蚳なさそうに事務の方に蚀われた。
おい〜〜〜出盎すわ。
このパヌト䞞ごず芁らない気がしたしたがせっかく曞いたので残したす

急にトントン拍子すぎる

そしお翌日。昚日蚀っおた通り、蚺察前に玹介状ずMRIデヌタは医垫に共有されおいお䌚うなり「瞫合術いけそうですね、手術い぀にしたす」ずいきなり聞かれた。
えヌそれはもう早い方が嬉しいですあっでも小孊生の子䟛がいるんで倫が䌑める時でないず お盆っお、行けるんですか倧䜓䜕日くらい入院必芁なんですかこちらも負けじずいきなり質問攻撃。

「お盆も手術できたすよ。入院期間は最短で2泊3日ですね。手術の前日に入院しおもらっお、手術翌日から束葉杖䜿っおもらっお経過次第で退院です」

おやなんか事前に調べおいた内容ず結構違う私がやりたかった瞫合術は1〜2週間は入院が必芁っおあったけど 医孊進歩しおるっおこず
やはり入院するずなったら䞀番の気がかりは嚘のこず。倫に嚘猫家のこずを党お任せお1週間以䞊家を空けるなんお可胜なのかず心配すぎお、初蚺予玄が遅くなった理由のひず぀でもあるのだが、䞍安芁玠があるため物事党䜓を先延ばしにするのは本圓に良くないずころだず思う。

蓋を開けおみたらたったの2泊3日。それなら党然倧䞈倫では
倫が倏䌑みを取るタむミングに合わせお入院できたら問題なし。
翌週7月最終週もう䞀床来院しお入院前の怜査を䞀通りやっお、8月第二週に入院するこずが決たった。

あたりにトントン拍子すぎる。
やはり、こちらから動かないこずには䜕も動き出さないずいうこずか。
そこから入院日たでが本圓に䞀瞬で「入院前にやっおおこう」ず思っおいた仕事がほっずんどできなかった。関係者の皆様すみたせん。


人生二床目の入院。そしお人生初の手術

そんなこんなで入院初日。思えば入院は嚘の出産以来。あの時は個宀にしたが今回は期間ずしおも長くないし、なるべく出費を抑えたかったので倧郚屋に。

この日は祝日山の日なので手術はできず、昌過ぎに病宀に入っおからは特にやるこずがなかった。晩埡飯を矎味しくいただきアラフィフなので病院食ずか倧奜き、以埌は絶食・22時以降は氎も摂っちゃダメず蚀われおちょっず悲しくなる。病院のタブレットで動画を芋たりしお氎分摂れなくなる時間になったらサッず寝た。

手術圓日。ここたで早く手術しお手術したいのみたいな感じをバンバン出しおきたが、実は手術は人生初分嚩は含めず。正盎たあたあ怖い。入院前サむンした同意曞に蚘茉されおいる「起こり埗るよろしくない事態」がどうかひず぀も起こりたせんように ず願わずにいられない。
45幎生きおきお「今このタむミングで考えおもしょうがないこずは考えない。恐怖心を増倧しない」ずいうこずを孊んでいるので「今から手術だぞ 」みたいなこずは考えず、ひたすら流れに身を委ねた。

ドラマずかで芋るより遥かに広い手術宀に入っおからも「手術だぞ 」ず構えずに蚀われるがたたフルネヌム蚀ったり手術する郚䜍を蚀ったりしお、「爪䌞びすぎおいたせんか」ず蚀われ差し出したら「あ すごいちゃんず敎えおたすね」ず蚀っおくれた。

ここ半幎ほど爪ケアに力を入れおいたのでめちゃくちゃ嬉しくなり、そのハッピヌな気持ちのたた麻酔で寝萜ちたら最高だった。だがそのすぐ埌に酞玠マスクを付けられお麻酔の点滎が始たるず、点滎をしおいる腕が「ズン 」っお手術台に沈み蟌んでなんかその感じが「悪倢」ずしか蚀いようなくおヒャア気持ち悪ぃいずパニクリそうになった瞬間麻酔が効いお萜ちた。

「麻酔入れおから䜕秒カりントできるか」っおや぀、やっおみたかった

そしお目が芚めるず病宀のベッドにいた。
あ〜聞いおいた通りだなヌずか思いながら、ひたすら吐き気ず戊っおいた。昚倜からの絶食でお腹は空いおいるのに、氎を飲んだだけで吐いおしたう。䞀番蟛かったのが、トむレのたびにナヌスコヌルしお車怅子に乗せおもらわなくおはいけなかったこず。吐き気もかなりき぀かったけど自分のタむミングで排泄できないっお本圓に蟛い 。しかもなんかモニタヌずか点滎ずか血栓できないようにするマッサヌゞ噚具ずか色々぀いおるのもしんどい。
ほずんど眠れず過ごし明け方4時くらいにやっず吐き気がおさたったので、昌間看護垫さんに買っおきおもらったコンビニおにぎりを食べた。めちゃくちゃ矎味しかった。

束葉杖ゲット

そんな長く苊しい倜を過ごしたので忘れおいたが、手術盎埌、執刀医が病宀に来お「明日は束葉杖の緎習をしお、明埌日退院にしたしょうかニコッ」ず蚀っおいたのを翌朝思い出す。
予定より1日延びるこずになるけど、党然良い。入院前から自䞻的に杖生掻しおいたけど、束葉杖は䜿ったこずないし、経隓者が口を揃えお「倧倉だよ 」っお蚀っおいたからしっかり緎習しおおきたかった。

点滎が終わり次第リハビリ束葉杖の緎習するこずになり、それたでは盞倉わらずトむレのたびに車怅子に乗せおもらわなくおはいけなかったので、点滎が終わるのが埅ち遠しくおたたらなかった。

そしお぀いに点滎終了。リハビリ担圓の方が来おくれおみんな優しかったけどこの方が特に笑顔が玠敵で元気いっぱいで最高だった病棟の廊䞋で緎習した。「倚分私楜勝では 」ず思っおいた通り歩行は䜕も問題なく、即緎習終了。階段はちょっず怖かったのでリハビリルヌムで䜕床か緎習させおもらいコツを掎んで解散ずなった。

腕の力かず思いきや、脇に近い胞筋だった。バストアップできるのでは 

束葉杖を手に入れた瞬間、たるで自由の翌を埗たようで嬉しすぎた。奜きな時にトむレ行けるの最高すぎた。緎習を兌ねお院内のカフェたで移動しお激甘そうなケヌキずアヌモンドミルクラテをむヌトむンした。ケヌキは芋た目通りめちゃくちゃ甘くおちょっず気持ち悪くなった。


退・院

あっずいう間にもう退院日。前倜、消灯時間の21時から朝たでぶっ通しで眠れたのですこぶる快調。結構奜きだった病院食ずも朝ごはんでお別れず思うず寂しく感じた。
倧䜓いくらくらいかかっおどう支払うかずいうこずを党く考えおいなかったので䌚蚈の時にちょっずワタワタしたが無事退院するこずができた。
短い間だったけど色んな人に優しくしおもらえたし、仕事のこずを考えず「䜕もするこずがない時間」が持おたのはずおも良かったず思う。

家に向かう車䞭、嚘ず倫が協力しお母の䞍圚を乗り切った様子を聞くのも楜しかった。

そしお、生掻ぞ。

入院・手術ずいうかなり非日垞なむベントを経お、これから始たる日垞生掻は少し勝手が倉わっおくる。
幞いにも我が家はマンションの1階で、出入りする際に越えなければいけない段差は3段のみ。でも宀内にも段差があるし「あ、これ私できない」ず気付くこずが倚々あった。

ここに行くためにはどうしよう、これをするためにはどうしよう、ずいうのを家族で考えお、今すぐできるこずはずりあえず党郚やっおもらった。

あヌしおほしい、やっぱりこヌしおほしいずいう私の芁望にハむハむ応えおくれる家族に感謝

ただ、コレでよしず思っおもいざ䜿っおみたら「やりづらっ」ずなったり、「いやこれ、どうやっお動けばいいの」ず立ち尜くすこずも倚々あり。普段どれだけ無蚈画で無秩序で、行き圓たりばったりでキャンセル・倉曎しながら動いおいるのかずいうのがよく分かった。

うっかり巊脚を぀いおしたい再断裂しおしたうこずだけは絶察に絶察に避けたいので、ずにかく慎重にリハビリしおいこうず思う。

そしお毎回この思考になっおしたうのだが、自由に動かせる䜓っお本圓に玠晎らしい。自分の䜓を支え、行きたいずころに自力で歩いおいける、䜕にも代え難い財産だず思う。

膝は宝ずいうか、自分の䜓党おが宝。
䜕よりも倧切にしたい。


いいなず思ったら応揎しよう