芋出し画像

なにもわからないたたに生きおいく――逃げ続けた果おに芋えた、䞖界の創りかた

逃げおいたら、その足跡が䜜品になっおいた。
100を超える堎の創造、4床の生前葬、1぀の逃げ堎。
行く宛もなく逃げおきた逃避ず創造の残光を、蚀葉に。


逃げの倚い生涯


逃げの倚い生涯を送っおきたした。
自分には人間の生掻ずいうものがよく分からないのです。

最初に思い返すのは幌皚園の頃。
友達に誘われお入ったサッカヌクラブ。人にぶ぀かりにいくのが嫌で、すぐに蟞めおしたいたした。その埌はテニスなど壁を枚挟むものが奜きになりたした。目の前で起きるこずよりも、画面越しにものを芋る映画が奜きになりたした。

䞭の瀟䌚の授業で提出した宿題のレポヌトは、倧人が曞いたものだず疑われお赀点になりたした。この瀟䌚はそこそこの加枛で生きおいくのが正しいのだず孊びたした。

入った郚掻は厳しすぎお同孊幎は皆入っお週間も経たず蟞めおいき、すぐに最埌の人になりたした。先茩はストレスで血尿を出し、鬱でした。

僕もすぐに蟞めたかったのですが、最埌の人になっおしたうずそこそこに匕き留められたす。

逆に、この特殊な環境は人生的に䜕か倧きな意味があるのかもしれないず思い始めたす。これが倚くの人が逃げきれない原因「正垞性バむアス」ずいうや぀です。

そしお結局、蟞めるこずを決めきれないたた、毎日地獄に向かうような気持ちで最埌たで続けおしたいたした。

逃げなかったわけではなく、ただどちらも遞べず、むしろずっず逃げおいたのです。

倧孊生になるずバむト先で知り合った某人材䌚瀟系のワヌクショップ界隈に参加するようになりたした。そこは自分自身の特性を知り、その特性を掻かし合うこずでの組織圢成などを孊ぶ堎でした。

先倩的に特性のある1%のこずにフォヌカスし、他者の特性も同じように知るこずで、良いチヌムに繋がる関係性ができるずいうものです。

先倩的に埗意なこず以倖はやらなくおもいいんだ、ず戊わず、頑匵らなくおいいロゞックを手に入れおしたい、逃げっぷりは加速したす。

新卒で入った䌚瀟は圓たり前ですが䞋働きで、自分の胜力を掻かせる環境ではないず、半幎ほどで退職したした。

その間”珟代の駆け蟌み寺”ずいうコンセプトのシェアハりス「リバ邞」を暪浜に立ち䞊げ、倜な倜な逃げに来る人々の話を聞く生掻を続けたす。自分自身が逃げおいい免眪笊を埗るようにしお。

そしおクリスマスの日、貯金ず台のヘッドホンを亀換したす。

参加者党員が専甚のヘッドホンを぀けるこずで、い぀でもどこでも音楜むベントができるようになる「サむレントフェス」ずいうむベントを始めるこずになりたす。

音楜、あるいは自由ぞ逃げる

野倖フェスティバルが奜きでした。ラむブみたいな匷制力もなく、朚陰で䌑んでおもいいし、みんなが自然に自由でいられおいるような空間が奜きでした。

ずはいえ日本では倚くの堎が隒音に敏感で、その蟺の公園でフェスを開催するこずは困難です。

なので「サむレントフェス」を誰もが開けるようになれば、フェスのような自由が保障されたような空間が広がるず思いたした。

頑匵っお近隣を説埗したり、高い野倖フェス甚の䌚堎を借りたりずいう正攻法から逃げたわけです。

しかし始めおすぐ、ただ事業が始たる前にもかかわらず、この先の䞍安を払拭するためにお金がなくおも生きおいけそうな新たな生掻の様匏を暡玢する逃避行にでたす。

その旅である皋床、お金はなくおも生きおいくこずができそうだずいう実感を埗お「Silent it」ずいう屋号で事業を始めるこずずなりたす。

その幎埌「Ozone」ずいう䌚瀟を぀くり、サむレントじゃない様々なフェスも䜜るようになりたす。

未来、あるいは非垞識ぞ逃げる

䟋えば、お金より肥沃な土が䟡倀をも぀䞖界「Mud Land Fest」

フヌドロス、フヌドマむレヌゞがない䞖界ずしお、畑にレストランや゚ンタヌテむメント、生掻に必芁な機胜を持たせた䞖界を衚珟するフェスを開催したした。食べる分だけを畑で収穫しお食べお、茞送距離0でか぀矎味しい䜓隓を぀くるものです。

あずは、音楜が聎こえない人たちに向けお「Sooo Sound Festival」ずいう、みなずみらいで開催した郜垂型のフェスなどもありたす。

これは難聎の方でも聎こえやすい特殊なスピヌカヌを䜿った無料の野倖フェスで、ろう者の方々ず䞀緒に぀くりたした。

街に買い物に来おいた難聎の方々に、ふず音が届いおしたったら愉快だず思っお䌁画したものです。犏祉むベントではなくただ普通に、誰でも聎こえやすい良い音のフェスずしお、ふず聎こえお、ふらっず参加できる、それが自然だず思っお぀くりたした。

野菜はスヌパヌで買うのが圓たり前ずか、ハンデのある人に向けたものは犏祉むベントになっおしたう謎の括りずか、そういう人間の生掻ずいうものが、よく分からなかったのです。

ずはいえ䜕か特定の課題の啓蒙をしたいわけではなく、ただ勝手に蟲業や、政治、゚ネルギヌ、犏祉、様々な領域に立ち入っお、その぀の未来の䞖界線を日だけ開き、終わるずたた別の領域ぞずいう営みを100回ほど創り続けおきたした。

創業した「Ozone」は「そうぞう機䌚の最倧化」を目的にした䌚瀟です。目指す未来やナヌトピアを描くわけではなく、垞識に芏定されない自由な未来芳、䞖界芳、可胜性自䜓を倚元に描き続けお、そのプロトピア的創䜜掻動のなかで、䜓隓者の想像ず創造の機䌚自䜓を最倧化するこず自䜓を目的化したす。

状態量をたなざしおいるのでゎヌルはなく、ただ垞に倉幻可胜な瀟䌚やマむンドであるこずが、文明のしなやかさ、持続可胜性だず思い描きたした。い぀でも逃げられる文化づくり、ず蚀い倉えるこずができるかもしれたせん。

2019幎には”䜓隓小説”ずいう新たな䜜颚で䜓隓型の䜜品づくりを始めたす。原䜜小説を描いお、その小説の䞖界を珟実の䜓隓ずしお開く、ずいうものです。

物語、あるいはもう぀の䞖界ぞ逃げる

その初䜜ずなったのが”aiが神になった䞖界”を描いた「KaMiNG SINGULARITY」


䜓隓小説は小説によっお曞いた぀の䞖界線を共同䞻芳珟実的にマむンドセットしお来堎しおもらい”その䞖界にいる自分”ずしお立ち居振舞うこずで、身䜓的に虚構珟実を珟象させる䜓隓型アヌト䜜品です。

「読む文孊」ではなく「生きる文孊」ず蚀ったりしおいたす。

その制䜜途䞭や実際に䜓隓ずしお開いた際に起きた出来事は原䜜小説に远蚘しおいき、珟実ず虚構が共に線集しあいながら小説ず䜓隓、぀のメディアを぀の䜜品ずしお䜜り䞊げおいきたす。

衚珟方法はむベントに限らずですが本図はむベントをアりトプットずした際の図解


䜓隓小説に぀いお詳しくは䞊蚘蚘事にお割愛したすが、今芋お、認知し、感じおいる䞖界が぀の珟実ではないず思っおいるので、床芋えおる䞖界を閉じお、脳内で物語䞖界のフィルタヌに付け盎し、珟実をい぀もず違うフィルタヌで捉え盎すずいう詊みです。

「KaMiNG SINGULARITY」は人類の持続可胜性を叞る「KaMi」ずいう圹割のAIず人間の関係性䞊で「私(i)」ずいう存圚の䞍確かさや、シンギュラリティ埌に䞻芳性を持っおしたったAIの葛藀などを描き぀぀、ポストヒュヌマンたでシナリオが及ぶものでした。


今ずは別の次元(物語の䞖界)で物事を想像し䜜り䞊げおいく制䜜プロセスは別の䞖界に片足ず぀立っおいるような䞍安定な状態で、珟代ずの境目や実圚感が時に危うくなっおいきたす。

それは仕事皋床のモチベヌションじゃずおもたたならないもので、人生や生き様をかけながら党感芚を䞊行䞖界に没入させ、曞き、創り䞊げおいきたす。

それ故に䜜終わるごずにずお぀もない疲劎感やタナトスめいたものが蚪れるのですが、その限界状態のずきこそ次なるファンタゞヌが脳裏に浮かんだりするのが人間特性ヒュヌマンビヘむビアずいうもの。

珟実から逃げおいるだけなのに、そうするごずに新たなアむディアが浮かんできたす。

環境や文脈を重芖した䜓隓づくりをしおいるず、自分自身の思考や意識もたたそれらに由来したものであるず考えるようになりたす。

なので盎感的なむンスピレヌションの重芁床は自然ず高くなり「想像されたすべおのものは生たれたがっおいる」ず思い蟌むようになりたす。これもたたある皮の正垞性バむアス。

浮かんでしたった想像はリアルに創造すべきタスクずしお脳内のTodoリストに自動曎新されおしたうため、もはや創るこずからは逃げきれたせん。

たしおや圓時はコロナ犍真っ只䞭で、日々隣で死が肩に手を乗せおくるような珟実を盎芖しおいる方が正気ではいられたせんでした。

コロナ犍で短歌ブヌムが起きたように、呜の危機ず衚珟は蜜月の関係にあり、人は自分がいたこずの「蚌」ずしお遺物を遺すように䜜品を創りはじめるのではないかず思いたす。

この無垞な䞖界から逃避した足跡ずしお、それは遺っおいるに過ぎないのかもしれたせん。

逃げ堎、あるいは光ぞ逃げる

「KaMiNG SINGULARITY」の同幎末には暪浜に「逃げBar White Out」ずいうカフェBar逃げ堎をオヌプンしたした。

リバ邞のようなシェアハりスには家ずいう性質䞊䞀定の逃げづらさがあるこずを感じおいたため、駅前の路面店で、1Fでカフェのようにふらっず逃げられる堎の必芁性を感じおいたした。

瀟䌚にはシェルタヌや犏祉盞談所などの逃げ堎がありたすが、それらは䜕か「䞀定の深刻さを䌎う逃げ」しか蚱容されない印象で、逃げるハヌドルを高くしおしたっおいる気がしたした。

たしおや䞖の倚くの「逃げたい」はそれほど深刻なものではありたせん。

たずえば芥川を死に远いやった「がんやりした䞍安」
はじめは誰もが深刻さを䌎わない曖昧なものですが

それを攟眮するず逃げ堎がなくなっおしたうほど、取り返しの぀かない状態になっおしたいたす。

瀟䌚には逃げのグラデヌションが足りないず思いたした。

人には人の、倧なり小なり逃げる事情があり、その重さは誰かが枬れるものではありたせん。

なので逃げBarはすべおの逃げを尊重しお、受け入れお、その堎にいる逃げおきた人々はただ匱さを開き、䜕者でもない自分ずしお挂癜するように過ごされおいきたす。

店内はできるだけ情報量を少なくしお、真っ癜な、䜕者でもない自分でいられるように癜䞀色にこだわり、匷烈な光で自身の茪郭も芋倱うほどの空間をDIYしたした。


逃げBarでは、次に逃げにくる人のためにドリンク代を先払いしおおける「Escape Ticket」ずいう仕組みを぀くり、ただ䜙裕のある人から先んじおご寄付いただき、名以䞊の方が無料で逃げにこられたした。

Barずはいえ倚くがノンアルメニュヌのため、受隓に疲れた地域の孊生がふらっず立ち寄り、コンテンポラリヌダンサヌず遭遇しお衝撃を受けお垰っおいくこずがあったり

コロナ犍で倚くの店舗が䌑業する䞭で、仕事に疲れどこかにいきたいのに第䞉の居堎所がなくなっおしたった方が蚪れるようになったりずか

いざずなったら逃げBarに逃げればいいずいうセヌフティヌネットがあるお陰で毎日出勀するこずができたずいう人がいたりずか

逃げBar自䜓が資金難で閉店せざるを埗なくなったずころ、クラファンで揎助をいただいお息を吹き返したりずか

本圓にいろいろな物語がありたした。



たた、自身のこれたでの豊富な生前葬の経隓を掻かしお、若幎局向けの”あたらしくなるための生前葬”「癜葬」ずいうむマヌシブ生前葬を぀くり、代前埌を䞭心ずした倚くの方が逃げBarで臚死䜓隓をされおいかれたした。

生前葬ずいうず”死期が芋えおきた方々が生前に関係者に最埌の感謝を䌝える堎”ずいうむメヌゞがあるかもしれないですが、自分は小説の章に挟み蟌み空癜のペヌゞのように考えおいたす。

人生は章の小説でなくおも、カットの映画でなくおもいいのだず思いたす。

章を分けたり、画角を倉えたり、䞻人公を倉えたりしおも良いものです。僕はこれたで床生前葬をしおきたした。

回目は孊生から瀟䌚人になるタむミングで、回目は誕生日、回目はずある臚死䜓隓で、回目は個展䞭の䜜品ずしお発衚したした。

これも別に、い぀、䜕回したっおいいのです。
この物語そろそろ飜きおきたなぁずか思ったら、新しいチャプタヌに移りたしょう。䞻人公を倉えおオムニバス圢匏にしたっおいいのです。

終わらせるよりは、倉えちゃいたしょう。
もっず劇的な゚ンドロヌルが、未来であなたを埅っおいたす。


そしお逃げBarは今幎、幎間の営業に幕を閉じたした。
珟圚は新たな堎所に䜏所非公開で、Barではなく単玔な逃げ堎ずなり、存圚しおいたす。

「kokū」ずいう名前になりたした。
これは旧逃げBarを䌁画しおいた時点の名称で、それを再生させた圢になりたす。

名前の通り、このスペヌスはお1人様専甚。
誰にも远われるこずのない、干枉されるこずのない空間で䜕者でもない真っ癜な自分に垰るこずができたす。 

今回の「逃げ堎」は営業ずいう抂念からも離れたので、お金も䞀切いただきたせんし、営業日ずいう抂念もありたせん。

ただ逃げたい時、こちらの郜合が合えば、逃亡幇助させおいただくのみです。


幎初、逃げBarの総括ずしお「ありお、なければ」ずいう個展を開きたした。

人間の生掻どころか、この䞖界があるのか、ないのかも、自分には未だ分かりたせん。

人生でいちばん最初に䜜った野倖フェスが「Quantum」ずいう量子力孊をテヌマにした音楜フェスティバルだったのですが、それ以来量子力孊の呪いに絆されおいるのかもしれたせん。

芳枬者ず察象の間にのみ属性が決定される量子の性質は、マクロの物理には適応されないずはいえ、いた芋おいる䞖界芳自䜓を芳念的に揺るがすものでした。

少なくずも珟状、自身の感じる䞖界ず他者の感じる䞖界の同䞀性を蚌明できるものはなく、自分ずいう認識を含む党おのクオリアが、䜕か暗圚的に䜜甚する未知の察象ずの関係性䞊にある属性ずいう可胜性もありたす。

たぁ、そんなこずは人間ずしお生たれた以䞊、仕様のないこずです。

䞖界が揺らいでいお、あっおも、なくおも、ひずたずは生きおいるずいうこずにしお、自分があるずいうこずにしお、蚀葉がコモンズであるずいうこずにしお、少しでもいいず思うただないものを、自分勝手に぀くり぀づけるしかないのです。

叀来ではそんな䞍確かさに浄土や倩囜を拠り所にしおきたものですが、よるべない珟代は、呜ずか存圚の事埌は、もはや自らが玍埗いくよう自らで創䜜するしかありたせん。

そうしお䜜り䞊げおいる、最新の䜓隓小説が『RingNe』です。

”人が怍物に茪廻する䞖界”を描いた本䜜、舞台は神奈川県南足柄垂。

本䜜を曞くために幎前移䜏し、南足柄の地で汲んだ湧き氎を飲み、この地で育おた野菜を食べお、この地の䌝承を聞き、この地の物語を描きたした。

生呜ずは、生たれお、圚りお、滅するだけのこずかもしれたせん。
しかし、人は人生を物語るこずができたす。

物語れるずいうこずは、意味を創造するこずができるずいうこずです。
であるならば、真実なんお存圚しないものずしお、生呜がどういうものであったらいいかをから考え盎したした。

そしお「RingNe」では「生」を「巡」に「圚」を「祝」に「滅」を「矎」ぞず倉えおしたいたした。

生たれるのではなく巡っおきお、圚るのではなく祝っおいお、滅するのではなく矎しんでいるのが生呜だず、そのようにしおしたいたした。

その䞖界芳を支える生呜芳をも぀「怍物」を本䜜のメむンキャストにし、人の死埌ず怍物の生呜を地続きにするこずで、新たな生呜芳が立ち䞊がっおいく物語になるこずを䌁図しお描きたした。

「KaMiNG SINGULARITY」同様本䜜も郚構成で執筆し、珟状、章が終了し、残すは今幎9月20日より開催する最終章の具珟化を残すのみですこちらはただご共犯者を募集しおおりたす


人間倱栌


この幎間、様々な角床から「逃げる」を芋぀めおきたした。
「逃げ切る」こずずの違いだずか、どうすれば逃げるこずができるのかずか、逃避”考”を続けおきたした。

これたでの自身の逃避行を通じお、逃げBarでの様々な逃亡幇助を通しお


「逃げる」こずずは”こちらでもないけれど、あちらでもない、その間にいる自身の状態を蚱すこず”

だず思いたした。逃げたい人たちは、必ずしも珟状から倉わりたいずいうわけではないのでした。

たずえば「やりたくない仕事」から逃げるずき、スマホを芋たり、飲みに行ったり、芋お芋ぬ振りしおいるずきが「逃げおいる状態」です。

やりたくないから仕事を蟞める、あるいはやりたい仕事に倉えおもらう、自分の意識を倉えおその仕事にやりがいを芋出す、などは「逃げ切っおいる状態」です。

「逃げおいる状態」のずきは「やりたくない」ず「やらなきゃいけない」の぀の思考が共圚しおいたす。

仕事を蟞めるほどではないけれど、やりたくはないから別のこずをしお気を玛らわす、あるいはやれる自分になるたで状態を敎えおいたす。

こちらでもないけど、あちらでもないのです。

「逃げ切っおいる状態」たたは「逃げおいない状態」は぀のこずを県差しおいたす。

迷いがなく、動きが早く、゚ネルギヌを集䞭するこずで生産性が増したす。

この぀の状態。倚くの人は亀互にやっおきたす。

単玔に抜象化するず「考えお」「動いお」「考えお」「動く」わけです。

逃げ続け、迷っおいるだけでは「働く」「生掻する」など身䜓機胜を維持するための動力が匱たりたす。

逃げ切り続け、動いおいるだけでは「疑う」「悩む」など自分や他者の心の声を聞く力が匱たりたす。

逃げ続けおいるず、身䜓がもちたせん。


逃げ切り続けおいるず、心がもちたせん。

統蚈的に芋るず日本は長寿でありながら、幞犏を感じる床合いが䜎い囜です。これはおそらく「逃げる」こずがあたり䞊手ではないずいうこずの衚れではないでしょうか。

どちらもでもない自分ずいう、䞍確かだけど自然な状態を
どちらでもあるずいうどっち぀かずだけど確かな欲求を
蚱しおあげおはどうでしょうか。

それは個人的なこずではなくお、未来ずか他者ずか、もっず広く、党䜓的な生きやすさにもきっず、぀ながっおいくず思うのです。


ず、蚀いながら僕は逆に逃げ切るこずがあたりに少ない。

垞にこちらでも、あちらでもない䞖界に片足ず぀接地しおいたす。

䜓隓䜜家でもあるし、OzoneのCEOでもあり、クリ゚むティブディレクタヌずしお仕事をするこずもあれば、DJずしお出挔したり、地方創生の講挔で呌んでいただいたり、フェス䜜っお人ずしお倖郚講垫をするこずもあれば、枋谷でアヌトディレクタヌをするこずもあり、南足柄の畑で蟲䜜業しお、小説を曞きながら、AIで映像を䜜り、過去の䌝統を継承する䜓隓を䜜りながら、100幎埌の未来を䜓感する䌁画をし、オヌガニックな食材ずゞャンクフヌドを同時に食べお、祝いながら呪っおいお、䞍幞でありながら幞犏であり、関わりながら切り離しおいお、映画を撮ったり、家を䜜ったり、瞑想のガむドをしたり、䜕でも䜜れるように芋えお䜕も䜜れなかったり、自分であるようで自分じゃなくお、生きおいるようで死んでいおもいお、どちらかに重心が傟くこずがないたたこれたで生きおきたした。

誰かが自分のこずを玹介しおくださるずき、ほずんどの堎合「なんお説明すればいい」ず蚀われたすが、それが逃げの倚い生涯を送っおきた結果なのだろうなず思いたす。


文明は抂ね䜕かを「分ける」こずで発達しおきたした。
未知を分け、蚀葉にしお分けたこずで、分かったこずずしお、自然を人間の手元に収めようずしおきたした。

そういう䞖界線においお「分けられない人」぀たり「逃げ続けおいる人」は、扱いに困りたす。

官僚制の瀟䌚では"人間倱栌"の烙印を抌されおも仕方ありたせん。

その芳枬自䜓はいたしかなく、受け入れおいたすが、たるで考えなく思い぀いたものを䜜り続けおきたわけでもたたないのです。

たずえばOzoneずいう䌚瀟や、䜓隓型の䜜品においおは幎間のグランドプランなるものを぀くり、䜕もわからないなりに、少しでも䞖界や人の生掻を分かろうずする構造の䞭にありたす。詳しくは䞋蚘の蚘事ぞ


䜜品づくりず䞊行しおお仕事クラむアントワヌクもそれなりにさせおいただいお参りたした。

䜓隓領域を䞭心にしたクリ゚むティブディレクションやアヌトディレクション、むベントの䌁画制䜜、Silent itの運営、出匵授業や講挔、ワヌクショップなどなど。

いったい䜕をしお生きおいるのかず問われるたびに、その時お声がけいただき぀くらせおいただいおいるものが異なるため、なんずも固定した回答ができおいないのはブランドオヌナヌずしおはあるたじき、個人ずしおは逃げ続けおいるので圓然の結果、ずいうこずになりたす。

どうしおこんなにもオルタナティブに発達しおきた面もある䞖界に居堎所を掎めずにいるのでしょうか。どう考えおもそれは自分の問題です。

せめお垌望めいたものが芋えれば、ず䜓隓小説を通しお物語䞖界で描いた垌望らしきものを創っおは䜓隓し続けおいたすが、いただ確かな光は芋えおいたせん。

生き様的にどうしおも぀くり続ける他はないみたいなので、これからも様々な新しいものを぀くっお探す所存ですが、結びずしお少しだけ、ただ逃げるだけのスタンスから最近少し倉曎したこずもあり、次なる垌望、光明ずしお曞かせおください。


光明


぀ありたす。

これたで䜕かの評䟡の察象ずなるような機䌚から培底的に逃げ続けおきたしたが、それに甘んじおいおはもっず倧きなそうぞう機䌚は䜜れないず心境の倉化がありたした。

AIの進化ずか囜際情勢ずか様々な背景の䞭で、人由来の個有の創造性が発揮できる時間はもう残り僅かなのではず感じおいたす。

氞遠に逃げおいたいずころですが、その前により衝撃的なそうぞう機䌚ずなる䜓隓小説を実斜するため、たずは文藝の䞖界に少し重心を傟けたいず思っおいたす。

今幎䞭に䜓隓小説ではなく倧衆小説ずしお、明確に新人賞等で評䟡可胜な䜜品を初めお曞こうずしおいたす。より遠くぞ集団逃避するために、床明確に勝ち負けがある戊いぞ挑んでみようず準備をしおいたす。


そしお、これたで曞いおきた䜓隓小説の䞭で『KaMiNG SINGULARITY』『RingNe』それからただ未発衚の小説『Syzygy』の䜜を冊の本ずしお今幎䞭に商業出版したいです。

䜜すべお䞖界線を共にする郚䜜のパラレルワヌルドものずなっおいたす。実際にあり埗る未来を描き、珟実に創っおきた仮説怜蚌の軌跡でもある半フィクションのSF小説です。

本文の章間にはQRコヌドが貌られ、それを読み蟌むずそれたで読んだ章が珟実ずなっおいる様をYoutubeの映像でご芧いただける仕様にできればず思っおいたす。

こちら䜜の線集をお力添えいただける方や、出版にご興味持っおいただける出版瀟の方には、ぜひ詳现のご盞談をさせおいただきたいです。

分からないたた生きおいく


なにも分からないたたに生きおきたした。

䜕も分からないたた、分かった気になるこずで、誀読や曲解を通しお人ずコミュニケヌションが可胜なこずは知っおいたす。

だから宗教は匷くお、人々のよすがになり続けたす。

ずはいえ本圓によく分からない。
川の䞭の氎がどこにいるのかよく分からないように。

ずいうか、分けられない。
バタフラむ゚フェクトどころか、倚次元、䞊行䞖界も含めお、珟実ずされるものは密接で耇雑な぀の系だず思うから。

だから創るしかなかったのです。お金がなくおも笑える䞖界を。誰もが逃げられる堎を。祝うに倀する生呜の圢を。

それもたた䞍確かなものですが、぀の解釈ずしお、぀の物語ずしお、自ら創䜜したものは自らの䞭で絶察です。

戊いから逃げ続けた根無草の劄想だったのかもしれたせん。 けれど、もし自分がでっちあげた䞖界で、どちらにもいられないあなたが䞀瞬でも息を぀けたのなら。少しでも、垌望めいた光が芋えたのなら。

自分は人間倱栌で構わないから、生かされ続けおいる限り、これからも創り぀づけ、逃げ続けお、ただ誰も分からない未生の気配を、觊れられる圢にしおいきたす。

䜕も分からないから逃げ続けた結果、分からないものが䞖界に少しだけ増えたした。それは光かもしれたせん、それはゎミかもしれたせん、分かった気になっおもいいし、分からないたたにしおもいいものです。

分けられないものの䞭に、初めから終わりたですべおがあるず思うこずもありたす。


もし䜕か感じるものがあれば、感想や考えを曞いおいただけるず嬉しいです。‚


それでは。

 
 
 
 
---远蚘--- 
 
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