先生!これってSFに入りますか?―SF映画と私―(37)フィフス・エレメントの記憶
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今回紹介する映画もいつ知って、いつ観たのかがはっきりしないところがあります。
実際に観たのは、『ブレードランナー』よりもあとだった気がするので、そうなると20代後半になってからかもしれません。
その名も『フィフス・エレメント』('97)です。
作品名を認識したのは、随分あとのことだったと思いますが、存在自体は学生時代から知っていた気がします。
地上波テレビでの初放映が、'99年の『金曜ロードショー』でのことだったようで、このときの番宣がすごく印象に残っていました。
当時、無名だったミラ・ジョヴォヴィッチが出演しており、まるで T.M.レボリューションの『HOT LIMIT』の衣装の白バージョンのようなセクシーな恰好をしていたんですよね。
'99年の頃は、ミラ・ジョヴォヴィッチのことも知らなかったですし、顔も認識してはいませんでした。
とにかく、そのようなあられもない姿の女性が高層ビルから飛び降りるシーンが番宣に使われており、バックで流れるオペラのような歌声にもインパクトがあったのです。
映画の番宣ですから、せいぜい放映期間は1~2週間くらいのことだったはずですが、ずっと記憶に残っていました。本編は一度も観ていないのにも関わらずです。
そして、本格的に『フィフス・エレメント』のことを認識したのは、もっとあとのことで、おそらく『レオン』('94)を観て、リュック・ベッソン監督を知ってからでしょう。
そもそも、『レオン』を観たのはいつなんだという話なんですが、これも妻と出会ってから、一緒に観た映画のひとつでしたから、'04~'05年(21~22歳頃)ですね。
『レオン』も名作なんですが、SF ではないので、ここでは詳しく書きませんが、とりあえず、この作品でリュック・ベッソン監督を認識しました。
その後、映画雑誌か何かを読んでいたときのことだったと思うのですが、実は『レオン』を制作していた頃、リュック・ベッソンが本当に撮りたかったのは、『フィフス・エレメント』だったという話を知ることになります。
ここが私にはとても意外に感じたんですよね。というのも、『レオン』と『フィフス・エレメント』は同じ監督の作品と思えないくらい、作風が違いますし、そもそも、あの学生時代に番宣で見た『フィフス・エレメント』が彼の作品という認識もありませんでした。
この事実を知ったときにはじめて『フィフス・エレメント』に強く惹かれたのです。
(続く)
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