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パパ活女子と話してみた #17 彼女の欲を満たす夜

「海鮮か和食がいい!」

彼女のリクエストは、大体この二択だ。

ホテルでゆっくりしたあと、

「ご飯どうする?」

と聞くと、いつも元気よく答える。

このやり取りも、すっかり定番になっていた。

その日は仕事の都合で、朝五時に起きていたらしい。

「今日、めちゃくちゃ眠いです」

そう言いながら笑っていた。

「無理なら日にち変える?」

そう聞くと、

「約束してましたし、大丈夫!」

迷わずそう返ってきた。

こういうところは、昔から変わらない。

彼女は真面目だ。

朝から仕事だったこともあり、黒いTシャツにチノパンというラフな格好だった。

「おしゃれじゃなくて申し訳ないです」

少し申し訳なさそうに言う。

「自分も夏はTシャツしか着ないよ」

そんな話をしながら、いつものホテルへ向かった。

シャワーを浴びると、生き返ったような気分になる。

冷房の効いた部屋。

柔らかい布団。

「会社にもシャワー欲しいですよね」

そんな他愛もない話をしていた。

ふと目が合う。

少しだけ沈黙ができる。

自然と距離が近づいた。

一通り落ち着くと、

「海鮮行きましょう!」

やっぱり今日も同じだった。

ホテルの冷房をかなり強めにしていた。

部屋の中は快適だったけど、その反動は大きい。

外へ出た瞬間、

熱気と湿度が一気に押し寄せてきた。

「死んじゃう(笑)」

二人で笑いながら店へ急ぐ。

初めて入る店だった。

まだ早い時間だったこともあって、すぐ席へ案内された。

メニューを眺める。

気づけば二人とも丼を選んでいた。

「なめろう好き?」

本日のおすすめに、カンパチのなめろうがあった。

「気になる!いいんですか?」

その一言だけで十分だった。

しばらくして料理が届く。

自分は炙り鉄火丼。

彼女は海鮮丼。

炙ったマグロの香りが思った以上に強い。

一口食べる。

香ばしさのあとに旨味が広がった。

横を見ると、彼女は丁寧に海老の頭を外していた。

わさびを醤油に溶いて、

ゆっくり丼へ回しかける。

「あまっ」

嬉しそうに笑う。

届いたなめろうを海苔で巻きながら、

「ここもなかなかありですね」

「美味しいし、夜に海鮮丼を食べられるのって、ちょっと贅沢ですよね」

そう言って笑う。

彼女を見ていると、不思議に思うことが一つだけある。

彼女は真面目だ。

約束も守る。

仕事もちゃんとしている。

それなのに、この活動をしていた。

以前、

「もうサイトは退会しちゃった」

そんなことを言っていた。

結局、

どうして始めたのか。

どうして辞めたのか。

その理由だけは聞けない。

たぶん、

聞かないほうがいい。

そんな気がしている。

だから、

せめて会った日は、

美味しいものを食べて帰ってもらいたい。

彼女の食欲を満たすくらいしか、

自分にはできない気がする。

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パパ活についてもう少し知りたい人へ


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