見出し画像

いきなり辞めなくていい。本業を続けたまま小さく試せる働き方

こんにちは。IBJの結婚相談所開業アシスタントです。
開業を考える方に向けて、費用や働き方、収益の仕組み、リスク、向き不向きなど、「実際どうなのか」を正直にわかりやすくお伝えしています。


「始めるなら、まず会社を辞める」は本当?

結婚相談所の開業に興味はある。でも、今の仕事を辞めるほど腹が決まっているわけではない。

この段階で止まっている人は、少なくないと思います。

「やってみたい。でも、会社を辞めるのは怖い」
「家族もいるし、収入をいきなりゼロにはできない」
「自分にできるか、やってみてから考えたい」

そんな人に知っておいてほしいのが、本業を続けながら始めるという選択肢です。

ここでいう「小さく始める」は、手を抜くとか、簡単に稼ぐという意味ではありません。

今の収入や生活を一度に大きく変えず、実際に事業をやりながら次を判断する。

これが、この記事でいう「小さく試す」です。

138名のうち43名。約3人に1人が「副業」で運営

IBJ加盟店実態調査2026では、138名の回答のうち、43名が「副業」として結婚相談所を運営していました。

今回の回答では、およそ3人に1人です。

つまり、結婚相談所は「専業でなければ運営できない仕事」ではありません。

会社員を続けながら、あるいは別の仕事を持ちながら相談所を運営する人も、実際にいます。

もちろん、勤務先の副業規定や、自分が確保できる時間は先に確認する必要があります。

それでも、開業と退職をセットで考えなくていい。これは、検討段階の人にとってかなり大きな違いです。

副業オーナーの約7割は、週20時間未満で運営

では、副業で運営している人は、実際にどのくらい時間を使っているのでしょうか。

138名の回答者のうち、副業で運営している43名に絞ると、1週間あたりの業務時間は次のようになりました。

10時間未満:14名(32.6%)
10時間以上〜20時間未満:16名(37.2%)
20時間以上〜30時間未満:8名(18.6%)
30時間以上〜40時間未満:3名(7.0%)
40時間以上:2名(4.7%)

約7割が週20時間未満です。

この数字を見ると、本業と両立しながら運営する働き方には、一定の現実味があることが分かります。

ただし、毎週きっちり同じ時間で収まる仕事ではありません。

入会面談やお見合い、交際中の相談などが重なる時期には、まとまった対応が必要になることもあります。副業であっても、会員さんに向き合うための時間はきちんと確保する必要があります。

実際の平日・週末の動き方をもう少し具体的に見たい方はこちらです。


「副業で始められる」は、ちゃんと長所として見ていい

ここまで読むと、「結局、副業でも大変なのでは?」と思うかもしれません。

その通りです。副業だから会員さんの集客が不要になるわけでも、サポートが軽くなるわけでもありません。

でも、だからといって「副業で始められること」の価値まで小さく見る必要はありません。

本業の収入を残したまま始められれば、生活費を相談所の売上だけに依存する状態を避けやすくなります。

最初から退路を断つのではなく、実際にやってみて、

この仕事を続けたいと思えるか
集客を継続できそうか
本業との両立ができるか
会員さんが増えたとき、今の時間配分で足りるか

を見ながら次を考えられます。

「始める」と「会社を辞める」を同時に決めなくていい。

これは、かなり実務的なメリットです。

想定より苦戦した人が約半数。だから「辞めずに始める」意味がある

副業で始められるからといって、すぐ結果が出るとは限りません。

IBJ加盟店実態調査2026では、副業で運営している43名のうち、21名(48.8%)が「想定より苦戦している」と回答しています。

約半数です。

この数字だけを見ると、少し厳しく感じるかもしれません。

でも、N035で注目したいのは別のところです。

もし会社を辞めてから始めていたら、集客や売上が想定より伸びない期間は、そのまま生活へのプレッシャーになります。

本業の収入を残して始める場合、生活費を相談所の売上だけに頼らずに済みます。

その分、集客方法を変える。時間の使い方を見直す。経験を積む。会員さんとの向き合い方を覚える。

結果を急がず、「試行錯誤する時間」を持ちやすくなります。

これも、「いきなり辞めなくていい」という始め方の価値だと思います。

副業オーナー43名の実態を、時間・売上・経営状況まで詳しく見たい方はこちらです。


「小さく始める」は、費用の話だけではない

スモールスタートという言葉を聞くと、「できるだけお金をかけずに始める」という意味を思い浮かべる人もいると思います。

もちろん、初期費用や固定費を確認することは大切です。

ただ、結婚相談所の副業で考えたい「小ささ」は、それだけではありません。

今の収入をすぐに手放さない
最初から大人数の会員さんを抱えない
使える曜日や時間を決めて始める
実際にやってみてから、次の規模を考える

つまり、失敗したときの金額だけではなく、人生への影響そのものを小さくして始めるという考え方です。

費用や黒字化については、138名の実態調査を使って別の記事で詳しく整理しています。


始める前に、4つだけ確認しておく

本業を続けながら始めるなら、勢いだけでスタートするより、最低限の条件を先に決めておいた方が続けやすくなります。

1.勤務先の副業規定を確認する

会社員の場合は、就業規則や副業ルールを確認します。副業が認められていても、届出などが必要な場合があります。

2.使える時間を先に決める

「空いた時間でやる」ではなく、仕事としてどの程度の時間を確保できるかを考えておきます。

前述の43名では約7割が週20時間未満でしたが、自分の本業や家庭の状況に合うかは別に考える必要があります。

3.最初の集客方法を考える

結婚相談所は、開業しただけで自動的に会員さんが集まる仕事ではありません。

知人紹介、ホームページ、SNSなど、自分はまず何から集客を始めるのかを決めておくと動きやすくなります。

4.「次を考える条件」を持っておく

売上だけでなく、会員数、稼働時間、本業との両立、家庭への負担などを見ながら、次の判断をします。

副業のまま続けるのか、少し規模を広げるのか、将来的に専業を考えるのか。

最初に全部決める必要はありません。

まとめ:辞めないからこそ、試せることがある

IBJ加盟店実態調査2026では、138名の回答のうち43名、約3人に1人が副業として相談所を運営していました。

その43名のうち約7割は週20時間未満で運営しています。

一方で、約半数は「想定より苦戦している」と回答しました。

この3つの数字を並べると、結婚相談所の副業は、こんなふうに見えてきます。

本業と両立して始めている人は実際にいる。
使う時間を抑えながら運営している人も多い。
でも、簡単に結果が出るわけではない。

だからこそ、本業を残したまま始める意味があります。

想定より苦戦しても、すぐに生活の基盤まで失うわけではない。

試して、直して、続けてみる。そのうえで「もっとやりたい」と思えば、次の働き方を考えればいい。

「会社を辞めるか、諦めるか」の二択にしない。

結婚相談所の開業には、そんな始め方もあります。


働き方を考えたら、次は「自分はどんな関わり方が得意なのか」を整理してみるのも一つです。

1分でできる「仲人タイプ診断」で、活かしやすい強みや、相性がよさそうな婚活者のタイプを確認できます。


あわせて読みたい

そもそも結婚相談所は、副業としてどんな仕事なのか。全体像から知りたい方はこちら。


ほかの副業と比べながら、結婚相談所という選択肢を考えたい方はこちら。


出典・データについて

本記事内の数値は、IBJ加盟店実態調査2026(回答者138名)の回答をもとにしています。

副業オーナーの業務時間・経営状況については、そのうち「副業」と回答した43名を集計しています。

加盟条件・費用・制度などの最新情報はIBJ開業サイトでご確認ください。

この記事が参加している募集