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Illustrator用スクリプト、メンフィスジェネレーター

とりあえず何かで埋めたい時のメンフィス柄

Illustratorのパターンで和柄の亀甲網代三崩しを作成するIllustratorのスクリプト「亀甲網代ジェネレーター」を最近Claudeと相談しながら制作しました。図形とカラーを組み合わせて六角形の亀甲柄を使ってオリジナルのパターンを作れるスクリプトです。

これとは別に空間全体を埋める時に使えるパターンとしてよく使われるのが「メンフィス柄」です。元々は80年代のスタイルですが、現在でもよく使われます。図形やカラーをアレンジされた色々なデザインパターンがストックなどでも販売されています。下記の記事ではメンフィス柄の起源なども紹介されています。

Illustratorでのメンフィス柄の作り方はコネクリさんの記事などをご参照ください。

自分でゼロから創ってもいいけど図形の組み合わせでできたら面白そう

メンフィス柄に使われるのは四角、丸、三角、多角形などの基本図形が多く、さらにドット柄やストライプ、波線などの装飾系図形を組み合わせて作ることができます。もちろん自分で創る過程も楽しいですし、Illustratorの授業でもパターン機能を学習するためにメンフィス柄を作ってみようという課題として取り上げています。
ネタですがこんなのを作ってみたこともあります。

Illustratorの生成パターンで「メンフィス柄」を作ってみる

Illustratorにも生成AIの機能が増えてきましたが、初期の頃(といっても2025)から搭載されたものに「パターンを生成」があるので、これで行けるんじゃ❓と思ってやってみました。その結果がこちら。
プロンプトは「円形、三角形、四角形、波線、折れ線、ドットで作られた円形や四角形などを散りばめたポップなカラーのメンフィスパターン。」
他にもIllustratorベータ版のAIアシスタントや、ChatGPTにも入れてみましたが、やはりプロンプトだけで何度も試し打ちするのはかなり骨が折れる作業です。ある程度設計者が方向性を限定して作るのが一番良さそう。

まぁ意図は分からないでもないけど、うーんどれも違う。それっぽい何か?
Illustratorベータ版のAIアシスタントで入れてみた結果。あまり進化した感じはしない。キース・ヘリングっぽさがちょっと入ってるけど統一感ない。
ちなみにChatGPTに同じプロンプトで投げたのがこちら。一見できてるようだけどやっぱり画像が破綻してしまう。ベクターであればなんとか直せるけど、これでは使えない。

使われる図形や傾き、散らばし方などを分析してプロンプトで指示

適当に図形を並べてできるのも面白いですが、ある程度法則性を持ったほうがパターンとしての見栄えもよくなります。さまざまな図形と色を組み合わせてランダムに生成できるメンフィスパターンジェネレーターがあったら面白そうだなーと思ったのがきっかけです。
最初は割とシンプルなもので、色々機能を付け足したり、うまく散りばめられなかったりで何十往復もしました。でもこうやって対話しながらユーザーインターフェイス考えて機能を足していったり修正したりするのが楽しいんだなと思いました。自分ではスクリプトを書かないのでストレスもないですし。

完成品のダイアログ

数十回の往復を経て、バグを直してもらったり気分で図形や機能を変えたりしてなんとか完成しました。こんな事オーダーでやってたら喧嘩になりそう。
スクリプトを起動すると新規書類を作成し、デフォルトのメンフィスパターンを作成します。あとは図形のオンオフや、配色、角を丸めたり、枠線や影を付けたり、背景にグリッドを敷いたりと色々調整ができます。

バグを見つけたり思いつきで直して貰うのでバージョンは変わります。

色々設定を変えて閉じた後には、同じ図形がタイルに9個並んだ状態になるので、その1つを自分で位置などを微調整したり追加した後に、Illustratorのパターンに登録することでそのまま広いエリアを塗ることができます。

余り細かいサイズにすると描画の時間がかかったりする場合もあるのでご注意ください。このスクリプトを使用した結果出来上がったデータや動作については保証できませんので、あらかじめご了承ください。

作成するとアートボード内に9つのグリッドが連続したパターンとして作成されます。スクルプトはIllustratorのパターンに登録まで出来なかったので、自分でパターンに登録してください。不要なものがあったら削除したり、位置を微調整できます。

クリッピングマスクされた9つの正方形が並ぶので1つのパターン登録して大きさをこの正方形に合わせれば、Illustratorのパターンとして利用・編集が可能です。

とりあえず「ランダム生成」をクリックすると、図形と配色を組み合わせたパターンを作成してくれます。そこから調整していく方法もあります。
下記のように図形を選んで、色を変えて再生成させたり回転させたり枠をつけてみてください。

図形の集合体、ストライプなどを上に重ねるモードもあります。位置調整したい場合は、ダイアログを閉じた後手作業で編集できます。
背景に点線のグリッドを敷く設定もあります。

図形をグリッドに沿って規則的に並べるモードを追加しました。綺麗に並べたい場合もあると思うのでその場合に使ってみてください。

「図形を法則的に整列させる」をオンにするとランダムではなく、グリッドかレンガ状かを選んで整列させて図形を配置できます。

もともと最初は動物の図形なども入れたいと思っていたのですが、煩雑になるので機能として外していました。
ただ用意されている図形だけでは似たようなものしかできないので、図形を外部ファイルから読み込める機能を追加しました。外部ファイルとして下記データをダウンロードして、入ってるファイルを選んで試せます。ご自分で好きなアイコンなどをIllustratorで入れかえて利用もできます。
少し処理が重たい可能性があるのとバグがあるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。

外部ファイルを読み込むとアイコンを差し替えてその図形でパターンが作成できます。外部ファイルは下記にアップしているテンプレートを書き換えてください。

「zukei_template.zip」には幅250x75mmのアートボードに25mmずつのグリッドに分かれたIllustratorデータが入っています。このデータを書き換えると自分のデータでメンフィスパターンが作成できます。

「zukei_base.ai」は元々入ってるのと同じ図形です。一部を差し替えて保存し外部ファイルとして読み込んで利用できます。

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