親友からの深夜の着信【三夜】
深夜。
親友の掛井から突然の着信。
パラポロロン、パラポロロン……
卒塔婆「おう、どうした掛井?」
掛井「……あのさ、オレようやく決心がついたよ」
卒塔婆「……何がだ?」
掛井「……ずっと迷ってた。でも、もう終わりにするよ」
卒塔婆「……掛井、お前このところ沈んだ様子だったが」
掛井「ああ。それも今日までだ」
卒塔婆「……っ!」
掛井「今から胡椒でクシャミをする」
卒塔婆「……え?」
卒塔婆「なに? 胡椒で……クシャミを?」
掛井「ああ。最後に、お前にだけは言っとこうと思ってな……」
卒塔婆「……お、おい待て」
掛井「卒塔婆。今までありがとな……」
卒塔婆「早まるな!」
掛井「……じゃあな。元気で」
卒塔婆「切るな……!」
ブツッ
卒塔婆「掛井ーーっ!!」
ツー、ツー、ツー……
卒塔婆「……掛井」
卒塔婆「……」
卒塔婆「粒じゃないよな……?」
(終)
