深夜の親友からの着信【四夜】
深夜。
親友の掛井から突然の着信。
パラポロロン、パラポロロン……
卒塔婆「おう、どうした掛井?」
掛井「……あのさ、オレようやく決心がついたよ」
卒塔婆「……何がだ?」
掛井「……ずっとためらってた。でも、もうケリをつける」
卒塔婆「……掛井。このところ何か思い詰めてるようだったが」
掛井「ああ。それも今日までだ」
卒塔婆「……っ!」
掛井「今から地球儀を回して指で止まった場所へ行こうとするが、ちょっと無理っぽい場所なら行けそうな場所で止まるまで何度も何度も繰り返して、結局近所のサウナに行くことにするよ」
卒塔婆「……え?」
卒塔婆「なに? 地球儀を回して止まった場所へは行かず……サウナ?」
掛井「ああ。最後に、お前にだけは言っとこうと思ってな……」
卒塔婆「……お、おい待て」
掛井「卒塔婆。今までありがとな……」
卒塔婆「早まるな!」
掛井「……じゃあな。元気で」
卒塔婆「切るな……!」
ブツッ
卒塔婆「掛井ーーっ!!」
ツー、ツー、ツー……
卒塔婆「……掛井」
卒塔婆「……」
卒塔婆「……せめて遠くだろ」
(終)
