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出穂のうた 〜風の花〜 | あの夏の光 あの風の色

「出穂(しゅっすい)」
――それは、稲がほんの一瞬だけ命の花を咲かせるとき。

誰にも知られず、音もなく、小さな花が青田の中にひっそりと咲く
その瞬間を歌にしました。

祈るようにそよぐ風。
揺れる緑。
ひとひらの夢が、空に触れる――


出穂のうた 〜風の花〜

稲のささやき 風にほどけ
空のひかりが 緑をすくう
穂先の奥で 芽吹く願い
ひとひらの夢が 顔を出す

ひとつひとつ 緑をふるわせ
風がそっと教える 稲のまなざし

風のうたが 胸に満ちて
青田の中に ひらいたしるし
小さな花が 空に触れて
ひかりにとける 祈りのしらべ

雲間に光 やさしく滲み
大地の息が 穂を持ち上げる
息吹の先に 実りの影
まだ遠い夢が ここにある

緑の影が 風に揺れれば
ひかりの粉が 空をまとう

風のうたが 空を撫でて
青田にそっと ひらいたしるし
小さな花が そらへと広がる
ひかりに浮かぶ 実りのゆりかご

緑の影が 風に揺れれば
ひかりの粉が 空をまとう

風のうたが 胸に満ちて
青田に咲いた 名もなき祈り
小さな花が 時を紡いで
空へとほどく 季節のしるし

ひとつひとつ 緑をふるわせ
風がそっと教える 稲のまなざし

風のうたが 胸に満ちて
青田の中に 咲いたしるし
小さな花が 空に触れて
ひかりにとける 祈りのしらべ

風が通りぬけたあと
ひとつの夢が 流れてゆく

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▶︎アルバム「あの夏の光 あの風の色」へ


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