第10話 17年間、本部で一番伝えたかったこと。
このシリーズを、10話書いた。
廃棄。売り切れ。POSの見方。従業員への向き合い方。売れる商品という思い込み。再来店の間隔。競合が現れたときの分かれ道。そして、スタッフの視線。
一つ一つは別のテーマに見えて、実は全部、同じことを言っている。
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店が静かに落ちていくとき、そこには必ず「見えていないもの」がある。
廃棄という見える数字の裏で、見えない客数の減少が進んでいる。 売り切れという結果の裏で、見えないクレームなき離脱が進んでいる。 売上合計という数字の裏で、見えない時間帯ごとの崩れが進んでいる。
問題は、いつも「見えていない場所」で起きている。
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私がOFCとして17年間、100店舗以上を訪問して、本部の中で一番伝えたかったことは、実はマニュアルにも、研修にも書かれていない。
「見えているものだけを信じるな」ということだ。
廃棄が減った。売上合計は横ばい。数字は悪くない。そう見えているとき、店は一番危ない状態にあることが多い。
なぜなら、見えている数字が「良い」と語っているうちは、誰も動かないからだ。
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私は、本部にいる間、この話を全てのオーナーに届けることはできなかった。
訪問できる店の数には限りがあった。一店舗にかけられる時間にも限りがあった。そして、本部という立場では、書けないことも多かった。
届けられなかった店が、静かに落ちていくのを、何度も見てきた。
その後悔が、このシリーズを書いている理由だ。
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10話を通して、一つだけ伝えたいことがある。
あなたの店の数字が、今「悪くない」ように見えているなら、それは安心していい理由ではなく、一度立ち止まって見えていない場所を探す理由だ。
見えていない場所は、いつも同じところにある。今も来てくれているお客様の中に。毎日見ているのに見ていないPOSデータの中に。従業員の視線の中に。
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このシリーズで書いてきた考え方の、その先にある具体的な手順は、有料noteにまとめている。
発注の技術。3ヶ月間のアクション計画。実際に変わった店の実話。本部が17年間隠してきた「2・6・2」の内部分類。
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そして、これから先の話も、Xで毎日発信している。
このnoteで書ききれなかった、現場での一瞬一瞬を、そちらに書いていく。⸻
17年間、現場で見てきたことを、これで全部出し切ったわけではない。
まだ、書いていない話がたくさんある。
店は、ある日突然悪くなるわけではありません。 静かに落ちます。 だから、気づいた人だけが戻れます。
3問だけ答えてください。
□ 廃棄率だけ見て安心している
□ 時間帯別売上を見ていない
□ 発注理由を数字で説明できない
一つでも☑が付いたら、
改善する順番が必要です。
有料noteでは
20問版を掲載しています。
ここまでは「なぜ落ちるのか」の話です。
「どう立て直すのか」は、17年間・100店舗で磨いた手順として、有料noteにすべてまとめました。
