起きるのがしんどい朝に 自分をゆるめる3つのこと
スマホのアラームが鳴っても、再び眠ってしまう。
スヌーズで5分ごとにアラームが鳴り、ようやく目覚めても、体が重くて、なかなか起きられない。
そんな朝が、あなたにもありませんか。
「起きなきゃ」と頭では思うのに、身体が重くて布団から抜け出せない。
私にも、そんな朝が、何度もありました。
子育て中は家族のために、「こんなことしてられない」と重い身体を奮い立たせて、無理やり起きていました。
月曜日や、雨の日、大雪の日、そして、前日に職場でミスをしてしまった朝や、上司や同僚のささいな一言が心に残っている朝は、特に起きるのがつらかった記憶があります。
家族や友達、同僚に「朝が苦手で…」とぼやくと、「私もそう、みんな同じだよ」と返ってくる。
そう言われるたびに、「みんな本当に、こんなに重い気持ちで朝をむかえてるのかな」と半信半疑でした。
数年前、両親の介護支援が始まった頃、 仕事と介護のあいだで、心がうまく動かなくなった時期がありました。
ある月曜の朝、どうしても起きられなくて、布団のなかで天井を見つめていたとき、子どもの頃のある朝、母に寄り添ってもらえなかった記憶が蘇ったのです。

けして母のせいで、私は我慢することを覚えてしまったのではありません。
でも、私の気持ちに少し寄り添ってくれたら「私は我慢することを癖にせずに、生きてこられたのかもしれないなぁ」と。
そんなことを思いながら、これからは誰かの期待に応えるのではなく、「がんばらなくていい日もある」
「怠けてるわけじゃない」
だから自分にやさしくしようと決めました。

しんどい朝に必要なのは、気合いでも、根性でもなくて、「起きられない自分を、責めない」ということです。
「今日もちゃんとしなきゃ」と、自分を律してしまうこと、あなたにもあると思います。
真面目な人ほど、そう思ってしまうのかもしれません。
でも、その真面目さこそが、いちばん心と身体を重くしているのではないでしょうか。
今回はしんどい朝でも自分に優しくできる「3つのこと」を綴ります。
一つ目:「起きられないこと」を責めない
布団からなかなか出られない朝は、「今日はちょっとお休みモードね」と、身体があなたに教えてくれている朝です。
私も、やっと身体を起こすようなしんどい朝は「ああ、また起きられなかった。ダメだなぁ」と、布団のなかで自分を責めてしまうことがありました。
でも、そうやって自分を責めれば責めるほど、心が重くなるのと同時に、身体も重くなるんですよね。
ある朝、「今朝もしんどいよ~」と、誰かに言ったわけでもなく、声に出てしまいました。
そのことが良かったのか、肩の力がほんの少しゆるんだのです。
繊細さんはどちらかと言えば、言葉を表に出すのが苦手。
なので、ダメな自分を責めるかわりに、思ったことを口に出してみる。
自分の中から手放して、ひとりごとのように声に出してみると、「そんなことないよ」と、もう一人の自分から声が返ってくる感じがします。
二つ目: 布団のなかで、ひとつだけ「うれしいこと」を思い浮かべてみる。
寝起きは頭がぼーっとしているので、いくつも考えるのは、しんどい朝にはなかなか難しいものです。
だから、ひとつだけ。
私の場合は、スマホに保存している相田みつをさんの「にんげんだもの」の詩の画像をぼんやり眺めます。
「そうだよね、にんげんだもの」と思えると、「ダメな私」が「まあいいか」に少しだけ変わるのです。
あるいは、推しのアーティストの曲をワンフレーズだけ聴くこともあります。
最後まで聴かなくていいんです。
ほんの数秒、好きな声に触れるだけで、ふっと目が開いてくるのを感じます。
好きなスイーツのことでも、誰かがくれた優しい言葉でも、昨日読んだ本の一行でも、なんでもいいんです。
ほんの小さなことを、ひとつだけ。
重かった心が、少しずつ、ほどけてきます。
三つ目:目覚めたあとの3分は、自分のペースを取り戻す時間にする
私はベッドを出ると、キッチンに向かっていき、まずお湯を沸かします。
余談ですが、お湯が冷めるまで待ちきれなくて、白湯専用のマグカップを使っています。
それから白湯をひと口。
朝の身体に白湯がじんわり染み込んでいくと、ほっと息が漏れて、身体の奥が緩んでいくのを感じます。
(白湯はちょっと苦手……という方は、冷たい水を一杯飲んだり、顔を冷水で洗ったりするだけでもいいと思います)
緩んだ身体に、今度は両太ももを両手でパシッと叩いて、「よし!」と声を出します。
そして、カーテン、窓を開けて、外の光、空気を取り込みます。
雨の日や雪の日は、窓を開けずに、外を眺めて深呼吸。
お天気の悪い日は、余計に身体が重たくなりがちなので、心を落ち着かせるためにも、深呼吸することを心がけています。

目覚めたあとの3分は、自分のペースを取り戻す時間。
あなたなりの、小さな「よし!」を見つけてみるのもいいかもしれません。
例えば、好きな香りのクリームを手に塗ってみる。好きな珈琲を淹れるなど。
眠っている身体を、少しずつ起こしていくイメージです。
特別な準備もいらない、このようなささやかな動作は、起きるのがしんどい朝でも、シンプルに取り入れやすいと思います。
それでもしんどい朝は、もう何もしないでいい。
朝ごはんだけでも用意できたら、100点。
そう、私は自分に約束しています。

しんどい朝は、自分のペースを取り戻す時間は流してもいい。
身体の声に耳を傾けるだけでいい。
気負わずに、ゆっくり始めればいいのです。
無理に頑張ることではないですからね。
朝、起きるのがしんどい日は、けしてダメな日ではありません。
そして、朝のしんどさは、誰かと比べるものでも、責められるものでもないと思います。
身体と心が、「がんばらずに、ちょっと一息ついてね」と、教えてくれている日です。
自分のしんどさは自分にしかわからない。
他人と比べなくていいんです。
朝、目覚めた時、しんどいなぁと思ったら、この3つのことを、1つでもいいので思い出してみてくださいね。
次回は「自分を責めてしまう夜にしている、小さな試み」を綴ります。
また金曜日の夜あたりに。

いいなと思ったら応援しよう!
記事を見つけてくださり、そして温かいお気持ちをありがとうございます。いただいた応援は、これからも等身大の言葉で、日々の温度を伝える記事を届けていくための励みにさせていただきます。
あなたの明日が、少しでも穏やかで優しいものになりますように。