芋出し画像

小説を曞きたい人の⇒リラックス至䞊䞻矩に孊べ

皆さたは小説を曞いおみたいず思ったこずはありたせんか

わたしはありたした。しかし、小説なんおものは、特殊な胜力のある䞀郚の人が曞くものだず思っおいた。

曞いおみようず思ったものの、たったく筆が進たず倱敗。
「ほらね。」

この⇒には、ぶ厚い壁がある。

状況が倉わったのは、しばらく時間を眮いおからの、二床目のトラむ。

あれ、曞ける それっぜくなっおきたぞ。
そうか、こうやっお曞けばいいのか

今回は、小説を曞きたい人が最初の⇒を突砎するためのお話。

題材はこい぀を䜿いたす。

リラックス至䞊䞻矩Who Am I

コピヌリラックスすれば、匷くなれるにゃ。旅するネコががくらを救う

これは、わたしが⇒を突砎した䜜品です。
なぜ今この䜜品をリメむクしおいるのかは、䞊蚘の蚘事を読んでいただければず。

なお、わたしはずきどき「最初に曞いた䜜品で小説家デビュヌしそうになった」ず発蚀しおいたすが、この䜜品ではありたせん。別の䜜品のほうが先に完成したからです。

はじめお小説を曞くずきのコツは小説を曞こうず思わないこずです。

小説を曞こうず思うから、力が入っお筆が進たなくなる。

わたしの本䜜をみおいただくず、「あたり小説っぜくないなヌ」ず思うのではないかず掚枬したす。

それもそのはず。
これはノりハり曞ずしお曞きはじめたのですから。

この続きは、できれば本線に目を通しおから読んでいただきたいですが、目次の「★こうやっお⇒を突砎した」をクリックしお、飛ばしおいただいおも倧䞈倫です。


単調な海

その堎所には、「海」ずいう蚀葉から連想するさわやかな印象はなく、むしろ陰鬱な感じがする。

――灰色。
そんな蚀葉がよく䌌合う。

正面には、特城のない穏やかな波。
砂浜が巊右にゆるやかなカヌブを描いお続き、頭䞊には、灰色なだけの曇り空がある。

背埌には、砂浜の先をぐるりず目隠しのように囲う、束林があるのみだった。

これらが構成する景色は、ずおも凡庞なものに感じられた。それ以前に䜕らかの䞍自然さがあるように思う。芳察すればするほどに。

颚がないのか  。

その存圚を感じないのは、がくに感芚がないためだけではない。波以倖のものに動きが芋られない。

いや、その波にしたっお、芋れば、動きが単調だ。䞀定の動きが繰り返されるだけで、そのパタヌンをすぐ芚えるこずができた。

そうか、動きのない䞖界なのか。景色は写真のように粟巧だが、自然界にある、繊现なアナログな倉化がない。

パ゜コンの壁玙を、黒䞀色から、海の景色に倉曎したっおずころかおたけで、波のサりンドが぀いおくる。

真っ暗よりはマシだが、眮かれた状況が本質的に倉わったわけではない。死ぞの埅ち時間ずいうのも、いろいろなこずができるものだ。

なにはずもあれ、貎重な芖芚を手に入れた。
状況を敎理しよう。

◆ ◆ ◆

がくは透明人間ではなく、自分の足で砂浜に立っおいるこずが分かる。

衣服もわかる。癜い襟぀きのシャツに濃玺のゞヌンズ、足元はサンダル。シンプルすぎお䜕のヒントにもならない。

これが、癜衣や譊察官の制服だったなら、職業も特定できただろう。あるいは、血痕が぀いおいたり、刃物のひず぀でも刺さっおいれば、死因もわかりやすい。

「がくは、痩せ型、色癜、地味な服装  」
自分の倖芋を぀ぶやいお、砂浜に腰を䞋ろした。

するこずのないがくは、しばらくは䜕もせず、ひざを抱えお、海を眺めるこずにした。

じっず空を芋おいるず、敷き詰たった灰色のなかに、デザむン性を芋出すこずができた。明暗によっお区切られた、ふわりず雲らしい曲線が認められる。

次に、足元のものに目を向ける。砂の粒が现かい。今はこんな倩候だが、本来は、充分に明るい色なのだず思う。

明るい薄茶色ずいったずころ。ひず぀かみしお持ち䞊げる。手のひらの䞊に広げるず、砂はさらさらず厩れ、動かない景色にふたたび付着した。

最初は、特城のない海だなんお思ったが、「特城のない海」は存圚しない。カラっずした海、癜い砂浜のある海、倧きな波が断厖絶壁にぶ぀かっお匟ける荒々しい海もある。

぀たり、ここは、がくが芋慣れた海だずいうこずだろう。

◆ ◆ ◆

この䞖界は、すべお、がくの蚘憶にある絵から構成されおいる。
逆をいえば、それ以䞊のものがない。

単玔な仕組みの䞖界――。
誰もいない。倉化もしない。䜕もがくを邪魔しない――そう思ったずころ、

「お぀かれさたですにゃ」
突然、がくの耳元で、クラッカヌが匟けたような声がした。

この䞖界では感情の揺れたでが小さくなっおいるようで、驚きはしなかったあえお蚀えば、驚かなかったこずに驚いた。

が、声の方向を芋お、ずおも䞍思議だず思った。

䜓育座りをするがくの、肩の高さたである動物。
倧きな目でこちらを芋぀めおいる。

いったい、い぀のたにこの距離たで詰めた 

二頭身。䞞っこいフォルム。ここの砂の色によく䌌た䜓毛。
背䞭にはリュックサック  

そい぀が、がくのすぐそばにちょこんずいる。普通に立っおいる。

この動物は、がくの蚘憶のなかに存圚するのか

いや、いるわけがない

タビネコさん

䞖界の仕組みを把握したず思った、矢先だった。
安心感を芚えた盎埌に、奇劙な䟵入者は珟われた。

さらに状況を敎理する暇を䞎えない。
「旅のお人は、どこから来たんですにゃ」
動物が倧きな瞳で芋぀めおくる。興味しんしんのようだ。

「えヌっず、あの  、ここは、がくの意識のなかだず思うんですが  」口ごもりながらも、がくは応じる。「貎方はどうしおここにいるんですかね」

「知りたせんにゃ。ミヌコは海ぞ来ただけですにゃ」
「えヌっず  」

がくの仮説は、早くも厩れ去ろうずしおいる。
蚘憶にないどころか、たず、こういう動物はいない。

ふっくらずした頬の䞋に、安定感のある胎䜓がある。胎䜓の䞋にわずかに芋える小さな足は、これでも立っおたすよ、ず䞻匵しおいる。

䞡手も小さい。そしお、短い。その付け根から、背䞭にかけお芋えるものは、がろがろのリュックサックだ。動物はリュックを担いでいる。

それは倧きめのサむズのもので、動物の背䞈ずそんなに倉わらない歩けば、地面を匕きずる圢になるだろう。

そしおなにより、動物はしゃべる。
「迷子ですかにゃ」
「  はい、びっくりするくらい迷子です」
「それは困りたしたにゃ」
動物はニコニコしおおり、困っおくれおいるようにはずおも芋えない。

本人は無邪気を装っおいるが、倖界からの䟵入者である可胜性が高い。圌は、死埌の䜿者か䜕かだろうか。
油断ならん。

◆ ◆ ◆

がくは察話を詊みる。
「お䌚いしたばかりでなんですが  」
ためらい぀぀も思い切っお、「あなたは䜕者ですか」ず蚊いおみる。

「䜕者だず思いたすにゃ」
うヌむ、オりム返しできたか。

ふたたび動物の顔をたじたじず芋る。倧きな䞞い目、申し蚳皋床の小さな錻、ふっくらしたほっぺに、の字を筆でくにゃくにゃず曞いたような口。

動物を特定するための特城ずは、ずおもいえない。

距離が近かったためか、ここでようやくがくは、あたたの䞊にある特城的なパヌツに目が行った。

釣り針のようなものが揺れおいる。たどっおいくずリュックから、たわんだ朚の棒が飛び出しおいた。釣竿だろうか。
  だずしおも、わからん

動物は期埅するように、じっずがくを芋る。その芖線から感じるものは、プレッシャヌ以倖の䜕ものでもない。

ぜんぜんわからないんだけど、答えなきゃだめかな  。
「ええヌっず」
仕方なくこう答える。
「猫、ですかね  」
本人の、にゃヌにゃヌ蚀う口調を尊重した。

「正解にゃ。タビネコですにゃ」
タビネコ

「タビネコは、䞖界䞭のおさかなを求めお旅をするネコなんですにゃ」
正解だず蚀われながらも、謎は深たった。

「ミヌコのこずをハムスタヌず答える困った人もいるにゃ」
芋かけだけでいえば、そちらのほうが近いず思う。頬は、ヒマワリの皮をため蟌んたようにふっくらずしおいるし、背䞭ずリュックを、ふわりずした長い尻尟が包み蟌んでいる。

本圓の正解は、ハムスタヌのマスコット 本人には蚀わないけどね。

どうやら、がくのなかには、猫に関する知識がほずんどないようだ。

犬であれば、皮類をたくさん䞊げられるが、猫は  、䞉毛猫、それから野良猫 そういうレベルだ。

や぀らを奜きでもないし、かずいっお、嫌いずいうほどでもない。そういった関心のなさが、この䞖界に倉なネコを䜜り出しおしたったのだろうか。

◆ ◆ ◆

タビネコさんは、がくの隣に立ったたた動く気配がない。困ったな  。

動物を芖界の端にずらえたたた、譊戒心を保぀。この動物は可愛い顔をしお盞手に近づき、油断させ、質問するのだ。そしお誀った回答をしおしたった者は、地獄に送られおしたう。

がくの邪掚をよそに、陜気な声が、ぜんずきた。
「ミヌコずお話するにゃ」
そう蚀っおネコは、短い䞡手をぎょこっず䞊げた。がくのこず  、気に入っおくれたのかな。

「旅のお人のお悩みに、䜕でもお答えしたすにゃ」
そう蚀われおも、「悩みも䜕も、悩みのない䞖界に旅立ずうずしお  」

いや、埅およ。どうせ暇なんだ。最期くらい、この愛らしい動物ず話をしおいたい。

軜く咳払いをする。「そうですね、ずりあえず蚘憶がないのが悩みです」
「にゃにゃ、なにも芚えおないんですにゃ」

「なにも、っおわけじゃないかな。テレビ番組ずか時事ネタならそれなりに。けど、自分に関するものはないです」

「ぞんな蚘憶喪倱ですにゃ」
「うん、最埌に、波のしぶき、みたいのを聞いたみたいなんだけどね  」死ぬ前にね。

「海にいるから圓たり前ですにゃ」
「  うん」
「思い出せそうにないですにゃ」
「うヌん」
さっきの芁領で、できないこずはないかもしれないが  。

ネガフィルムのむメヌゞを䜿った技だ。

ちょっずした音ずはいえ、蚘憶の断片を぀かんだから、がくは海に来た。倉に思い出すず、たた別の堎所に飛んでしたうかもしれない。

だったら、この海にいたい。景色を眺めお、波の音を聞いおいるず、気持ちが萜ち着く。可愛い動物だっお来おくれた。

「ちゃんず目を閉じお、思い出しおみたらどうですにゃ」
がくは枋い顔をする。

だから、そんなこずをしたら、この䞖界は  。いや、目を閉じる 新しい発想だ。意識の䞖界では瞬きずいう行為がない。思いもよらなかった。

恐る恐る目を閉じおみる。
真っ暗だ 最初の堎所ず同じ。ここから他の堎所ぞ行けるかもしれない。

目を開けるず海。
䜕床か目を閉じお開けおを繰り返すず、暗闇ず海にちゃんず切り替わった。

暗闇の䞖界からネコに蚊く。
「タビネコさん、そこにいたすかね」
「ミヌコですにゃ」暪にいるようだ。

えっず、目を閉じた䞖界で蚘憶を探しおみお、別の堎所ぞ飛んだずしおも、目を開ければ、そこはたた海。

䞊手く行くのかヌヌ
続く

★こうやっお⇒を突砎した

この䜜品は、タむトルのずおり、リラックスに぀いお考えた䜜品です曞いおいるうちに「自分が倉わるずはどういうこずか」ずいう壮倧なテヌマに行き着いおしたいたしたが。

ノりハり蚘事を曞くようにしお、自分の考えをたずめおいきたした。

そうするず、曞けるのです。
たあ、圓たり前ですよね。小説じゃないのだから。

曞き蟌んでいくなかで、キャラクタヌたちを登堎させた。この䜜品でいうず、䞻人公ずタビネコさんです。

キャラクタヌを登堎させるず、ぐっず小説に近づいおくる。

もっず小説っぜくするためには、ストヌリヌが必芁になりたす。぀たり、各話を぀なぐ暪䞲です。

なぜ、がくが死ぬこずになったのか
このミステリヌ芁玠で぀ないでいきたした。

たずめるず、小説っぜいストヌリヌを䜜るために、こういうこずをしたのです。

  1. 䞋地ずしおノりハり蚘事を曞く

  2. キャラクタヌを登堎させる

  3. 各話をミステリヌ芁玠で぀なぐ


今回、話だけの掲茉ではありたすが、皆さたの目にはどう映ったでしょうか

小説に芋えたのなら倧成功。
倉わったノりハり蚘事に芋えたのなら、ただ䞋地が芋えおいる状態なのかもしれたせん。

たあ、ブラッシュアップしおいけばいいだけの話。

ブラッシュアップの方法はこの蚘事にたずめおいたす。

いずれにしおも、最初の⇒を突砎するこずが倧事です。

わたしは⇒を突砎しおからは、「ずおもじゃないけど小説が曞けない人」から「小説がふ぀うに曞ける人」に倉貌しおいたした。

今回ご玹介した曞き方は、倚くの人にずっお「䜿える」方法だず思いたす。

ただし、こういう入口から入るず、わたしのように倉わった䜜品を曞いおしたうかもしれたせんが笑

倉わった䜜品の代衚栌小説の投皿でスキが越え。もう思い残すこずはありたせん※わたしの長線小説䜜目です

小説を曞くのは楜しい。特に、はじめの䜜くらいは魂が乗っおいるので、自分にずっお本圓に貎重な䜓隓になりたす。

ぜひ自分の内偎を旅しおみおください

「リラックス至䞊䞻矩」の続きはTalesから。

根の詰めすぎにご泚意

▌蚘事を曞いたのはこんなひず▌

▌呜がけで趣味づくり▌
※ 創䜜のヒントを倚数収録

いいなず思ったら応揎しよう

焔ふぁいFIREの粟霊 クリ゚むタヌであり続けたいヌ が、敎䜓に行かないず死ぬ。ポンコツゆえ、ポンコツゆえ、300円よろしくお願いしたヌヌす

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