【エッセイ】「インド人は悩まない」を読んで、あの轢き逃げのインド人は悩んでないのか気になった件。
「インド人は悩まない」
えー、なにそれ?
書店でタイトルに惹かれて読んでみたらすごくおもしろかった。
(以降は、わたしが本を読んで消化した内容にもとづいており、著者の見解とは異なる可能性があります)
インド人は、
究極の自己中
言い訳ばかりで他責が基本
仕事の丸投げ大好き
上に媚び、下に威張ることをためらわない
控えめに言って、ヤバすぎます。
本作の読みどころは、日本人の真逆のメンタルに対するカルチャーショック、そして、著者のインド麦茶さんの語り口にあります。
長年デリーに駐在しているインド麦茶さんは、インド人メンタルについて、極力、私情を排除して、客観的、公正に語ろうと努めていらっしゃいます。
その精神力、忍耐力、分析力に心の底から感服いたします。
が、ゆえにです。それゆえ、パラドックスが発生するのです。
高度な悪口を言ってるようにしか聞こえなくなってきて、めちゃくちゃおもしろい。
(いや、これは構造的に仕方ないのです。実際にひどいものは、擁護であろうが何であろうが、言葉を重ねれば重ねるほど際立ってしまうので)
インド麦茶さんには、Xのポストにイイねをいただきました。
それなのに、お名前を間違えてしまうという失態を…
「インド人は悩まない」の作者、デリー麦茶さんにリアクションいただきました!最初はインド人とんでもないな…と思いましたが、背景とメカニズムがわかる良書でした🧐 https://t.co/4eMQO0eQSD
— 焔ふぁい|FIREの精霊 (@rockstar_narite) May 10, 2026
現地のインド人と比較していただいて、どうかご容赦ください。
なお、インド麦茶さんの著書はnote創作大賞から生まれています。
わたしも後に続こうと思って、書籍化できそうな連載をはじめた次第です。
さて、わたしも一瞬インド人の擁護をさせてください。このあと、とんでもないやつが現れることもあり。
インド人だから、とんでもないメンタルを持ってるわけじゃないんです。
インドのような地理と社会的要因のある国に住むと、人は生存のためにああいう思考をするようなってしまう。
(インド事情)
人口が超過密、超・競争社会、格差が拡大しすぎ
法が整備されてない、エビデンス(証拠)を残して検証する文化がない
人の命があまりにも軽い
だから正確にいえば、「インド人メンタル」ではなく、「現在のインドの条件を与えられた人メンタル」です。
長いから、インド人メンタルと言いますけれども。
そうそう、「インド人は悩まない」を読んでから、自分の周りにインド人が増えるようになりました。
職場で、とんでもない自己中心的な人に会うと、「うわあ、この人、超インド人!」と思うようになった。
「インド人だから仕方ない。」
「むしろ、自分がもっとインド人にならないと。」
少しだけメンタルの防御力が上がったような気がします。
インド麦茶さん、ありがとう!
(転職しすぎて、いつもお仕事たいへんです)
おかげさまで、インドについて理解した気でいた。
先日、ふとしたときに、知人女性からインド旅行の話を聞く機会があった。
「最初の海外旅行、インドだったんだよね」
「えっ、最初からインドですか。大丈夫でしたか?」
「車に轢かれちゃって」
「轢かれた!」
「友達とふたりで行ったんだけど、気づいたら病院で」
さらっとすごい話をしだした。
インドの茶屋の前で、ベンチに座ってお茶を飲んでたら、バスが突っ込んできて意識不明に。
インド滞在中、ほとんどを病院で過ごしたそうだ。
茶屋の店主は死亡。
「これ、ほぼ臨死体験みたいな話じゃないですか? ほんのちょっとの差で死んでましたよね?」
「まあね」
「その運転手はどうなったんですか?」
「逃げたみたい」
「…………」
すごい話だ。逃げて済むんだ。
ふつうに興味があるから、聞くだけなんだけど、
「運転手さん、これもインド人メンタルでなんとかしてるの?」
あんなところに茶屋があるから悪いんだ。とか、俺を働かせすぎた雇用主が悪いんだとか思ってるのかしら。
なんか……生きてることって奇跡だな。
命は軽い。命は重い。
そのふたつは同時に存在していると思わせてくれる和のメンタル。
店主さんにはインド人に代わってご冥福をお祈りいたします。
本エッセイは橘ゆずさんから、しりとりのリレー形式でバトンをいただきました。よって、わたしは「い」の付くエッセイ。
本件、マイキーさんの企画になります。本日8/31が最終日のため、ここにバトンを置きます。「ん」で終わらせました。


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