ルパンもまだあらわれない。
人生というのはまったくうまくいかない。
40年近く生きてきて、冗談で「ほんとに男運と仕事運ないよね、うちら」と笑いあうほどだ。まだ笑いあえるうちはきっと生きていける気がするけど。
しかし、女はちょっと危険な香りのする男にも、いくつになっても惹かれてしまうものだ。
銭形「奴はとんでもないものを盗んでいきました」
クラリス「……!」
銭形「あなたの心です」
クラリス「あっ!ハイ!!」
ここはかの有名なカリオストロの城の名シーン、銭形警部とクラリスのやりとりである。
わたしは学んだ。結婚は紙切れ一枚だ。愛する人より、信じられる人がいい。愛より、安定だ。
条件はただ一つ。
生活能力があり、精神的経済的に安定していること。
20代のうわついた心はどこにいったのだろうか。高身長で、声がタイプで―なんてはしゃいでいたのは、どこのどいつだ。そんな人間は画面をへだてた向こう側にしか存在しないではないか。
現実をみたまえ。
生活能力は自分である程度の知識、行動力を持って生活を営める能力をさす。そして、心が安定し、周囲に配慮があること。貯金がない男は論外だ。家族まで、じっくり見て判断する。相手の家族は自分の家族になるのだ。
簡単そうに見えてある程度成熟した人間でないと、結婚は「修行」「忍耐」となることだろう。
相手が考えていること、望んでいることなんて、ほんとうのところ誰もわからないからだ。
結婚というよりも恋愛としてならね。
やはり女たるものルパンの「ちょっと危険な香りがする男」の部分にも惹かれてしまうものだ。(結婚するなら、ということなら銭形警部かもしれないが)
たとえば第1話でルパンは、こんな台詞を言っている。
裏切りは女のアクセサリーのようなものさ。
ちょっとチャラいではないか。1971年にこんなことを言う男がいたとは。しかし、若いころならクラっとくるかもしれない。
一度きりの人生 怖いのは死ぬことじゃなくて退屈なこと。
ああ、だめだ、これ。もう自分だけの冒険心で家族を顧みずに勝手に仕事をやめてきた男がいいそう。めっちゃ揉める。「あんたこれからどうするの!?」って。
言われる場面によっちゃ火がつきそうな、気障なセリフである。
ルパンは自由で、時に誠実で、自分の美学があって、フットワークが軽い。信念がある。
クラリスのように、その奔放さに惹かれる女性もいる。
わたしには石油王も突然現れないし、あしながおじさんも現れないし、ルパンも現れない。
まだまだ心は画面の向こう側のイケメンたちに盗まれたままである。
本日もお付き合いいただきありがとうございました!
お次はnote友達ふぁい|FIREの精霊さん!
無理なら無理せず!お次はタイトルの最後の言葉「い」からどうぞ!
マイキーさんの企画のバトンをライティングスクール友達いさなさんから受け取りました!
わたしのタイトルの末字「る」から始まるタイトルでお願いします。
ランニングマシン(チョコザップ)に乗りながらずっと「る、る」と考えておりました。そこで降臨したのがルパン!ちゃっらら~ん!
いさなさんの作品はこちら。イラストもすてき✨ご夫婦とインコちゃんでうらやましい~!
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だいすきなチーズケーキと小説につかわせていただきます!よりよい作品のエンジンにいたします。
