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気の向くまま読書note 稲垣えみ子さんはぬか漬け先輩でした


前回の読書note、稲垣えみ子さんの「家事か地獄か」続きです。
今回は特に気になった食生活について。


稲垣さんの普段の家ごはんはライフスタイル同様、恐ろしく簡素です。

冷蔵庫がない & 火元はポータブルのガスコンロがひとつだけ(!)
という生活なので、当然ではあるのですが「メシ、汁、漬物、以上」という感じらしい。

まさに刑務所のご飯?否、その素っ気ない食生活を稲垣さんはこよなく愛しているのです。

冷蔵庫を手放して、同じく冷蔵庫のなかった江戸時代のような「メシ・汁・漬物」という食事を食べるようになったら飽きるどころか、そのご飯が楽しみすぎてハンパな外食などしたくない。私が一番好きだったのはコレだったのだと生まれて初めて気づいた。

家事か地獄か 稲垣えみ子著 より


そんな好きでたまらない家ごはん。具体的にどんなものを食べているのでしょうか。
料理好きだったという稲垣さんの日々のごはんに興味が湧き、さらに図書館で本を借りてみました



ご本人は自分の料理を”地味メシ”と言っていますが、旬の素材を取り入れ
愉快な食卓なのが伝わってきます。


ご飯(玄米)を鍋で炊くのですが、水加減もかなりアバウト(なんせ、計量カップも秤もないので)でも失敗したってなんのその。

まず「美味しく作る」必要なんて全くなし!食えればいいのだ食えれば。

家事か地獄か 稲垣えみ子著 より

という感じなのだから(笑)

もはや開き直りとも思える潔さ!

びっくりですが、ただ食えればいいというわけではなく。
ごはんが硬かったり冷えてしまってもそこからチャーハンにする、雑炊にするなどちゃんと工夫もされています。


潔さと思い切り、創意工夫。
それは食生活だけでなく、生活全般にも及んでいます。
頭を使い手を動かし、自分なりの豊かな生活を送る。
それが ”自分の足で立って生きる” ということなのかもしれません。


稲垣さんはぬか漬け先輩


そして、食事の要の一つはなんと言っても漬物
常温で保存の効く漬物は大切らしく、中でもぬか漬けは重要な存在のようです。

ぬか漬けは野菜はもちろんのこと、豆腐や厚揚げ、こんにゃくなどバラエティ豊か。
他にもぬか床で鯖や鰯などを煮たぬか煮など、ぬか漬けライフをエンジョイしているのが伝わってきます。

うまいうまいという稲垣さんの言葉に触発され、わたしも厚揚げをぬか漬けにしてみました。

ある日のごはん

・もち麦いりごはん
・厚揚げのぬか漬け+大根おろし
・豚肉、きのこ、ねぎ、厚揚げ入りの酒粕汁
・ところてん
・たことズッキーニ、ブロッコリーのトマト煮
・プチトマトとオクラのぬか漬け



厚揚げのぬか漬け!

豆腐屋さんのお気に入りの厚揚げをぬか床に漬けてみました。
稲垣さんのおすすめに倣い、ぬかをつけた状態でフライパンでこんがり焼いて大根おろしを添えて食べます。

稲垣さん的には ”こんがり焼けたぬか部分がウマイ” らしいのですが、塩気が強いので指で拭って少しだけ。大根おろしにも醤油をかけずにそのままいただきます。

うっすら焦げた部分の香ばしさと、ぬかの豊かなコクが厚揚げに馴染んでおいしい。大根おろしもよく合います。
(稲垣さんは大根おろしを干し大根で作るらしい。そちらもそのうちチャレンジしてみたいです)


ここにも厚揚げ。
厚揚げ使い切りキャンペーンです


最近は味噌汁に酒粕を入れるのがマイブーム(死語?)
ふくよかな香り、まろやかな旨みが味噌汁に加わり優しい味になります。
酒粕にはアルコールが少量含まれているので、しっかり煮立てていますが
ちょっとふわ〜っとします(笑)
それもまたヨシ。


さらにこの夏の大ヒットは酒粕汁の後ろにチラリと写っているところてん!!

実はこれは自作なのです。
自作といってもところてんのもとを煮溶かし型に流し、ところてんつきでついただけですが・・・
(ところてんが作りたいがために型とところてんつきを買ってしまいました。こうやってものが増えていく 笑)

手作りところてん、市販のものにありがちな海藻くささがなくとてもおいしいのです。
さらに市販品より明らかに安上がり。
ひんやりちゅるんとした喉越しは身体の中の熱を程よく冷ましてくれます。

わたしはポン酢にからしを添えて食べますが、黒みつやメープルシロップをかけてもいい。
大好きすぎて毎日食べています(笑)

低カロリーだし、食物繊維も摂れるし、最高です。



たことズッキーニ、ブロッコリーのトマト煮は夕飯の残りもの。
夏野菜消費メニューに、こちらも余っていたたこも一緒に煮込んでみました。パセリは庭のもの。タウリン摂って夏バテ予防♪


ぬか漬けは今日はオクラとプチトマト。
プチトマトは我が菜園のものです。この時期大量に採れるプチトマトの消費に最適。


さすがにわたしも「メシ、汁物、漬物、以上」とはいきませんが・・・(やっぱり主菜副菜は食べたい)
派手さはないけど、自分にとって最高の食卓です。
自分の作るごはんを自画自賛、うまいうまいと食べる稲垣さんの気持ちがすごくわかります(笑)


稲垣さんの食卓、わたしにはちょいと塩分過多な印象ですが(稲垣さんはエアコンない部屋で過ごしている分ミネラルが必要なのか?それともお酒呑みだから?)
干し野菜など保存食のアイディアはとても面白く、ぜひ取り入れてみたいと思っています。

料理も家事も思った以上に自由なのかもしれません。


とにかくとにかく。
自分が好き、心からおいしいと思えるごはんを自分で作れるって
しあわせです。

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