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街には“リズム”がある?人口だけでは見えないエリアの話【第1回|データで街を見る】

「街には“リズム”がある」——そんなテーマで、当社のエリアセグメントデータ(街を“使われ方”ごとに分類したデータ)「c-japan® Dynamics」を通じて街の“使われ方”を読み解くコラムを、全3回にわたってお届けします。本コラムは第1回目で、人口だけでは見えてこない街の“リズム”についてのお話です。



突然ですが、皆さんは「街にもリズムがある」と感じたことはありませんか?
平日の朝、スーツ姿の人が一気に増える駅前。休日になると家族連れでにぎわう大型商業施設。昼間は静かなのに、夜になると明かりが増えて人が集まりはじめる飲食街。
同じ「人が多い場所」でも、いつ人がいるのか、何をしに来ているのかによって、街の性格はかなり違って見えます。
今回は、人口だけでは見えにくい街の“使われ方”について、c-japan® Dynamicsを使ってご紹介します。
専門的な分析手法の話ではなく、身近な街を思い浮かべながら読める内容にしています。普段通っている駅、週末に出かける商業施設、夜ににぎわう飲食街などを想像しながら、「あの場所はどんなリズムで動いているのだろう?」という感覚で読んでいただければと思います。

c-japan® Dynamicsは、平日・休日や時間帯、場所の細かさ、人の量(人流ボリューム)を組み合わせて街を読み解くデータです。

人口だけでは、街のにぎわいは説明しきれない

エリアマーケティング(出店や販促のために、人が集まるエリアの特徴を調べること)では、人口、世帯、年齢、所得、昼間人口などのデータがよく使われます。これらは、商圏(お店や施設に人が集まってくる範囲)を知るうえで欠かせない基本情報です。
たとえば、どのくらいの人が住んでいるのか、どの年代が多いのか、周辺で働く人が多いのか。こうした情報があることで、エリアの大きな特徴をつかむことができます。
ただし、実際の街を見ていると、それだけでは説明しきれないことがあります。
たとえば、同じ駅前でも、平日昼に強い場所と、休日に強い場所があります。同じ商業地でも、通勤途中の“ついで利用”が中心の場所と、わざわざ買い物やイベントを目的に訪れる場所では、来街者の動き方が違います。
住宅地も同じです。日中も買い物や送迎、通院などで動きがある場所もあれば、昼間は人が外へ出て、夜に戻ってくる場所もあります。
つまり、街を見るには「どんな人がいるか」だけでなく、「いつ、どのように使われているか」も大切です。

c-japan® Dynamicsで見るのは、街の“使われ方”

c-japan® Dynamicsは、平日と休日、朝・昼・夜の人の集まり方から、場所ごとの使われ方を見えるようにした人流セグメントデータです。
難しく言うと少し身構えてしまいますが、イメージはシンプルです。
「この場所は、働きに来る場所なのか?」
「休日に遊びに来る場所なのか?」
「夜に人が戻ってくる住宅地なのか?」
こうした街の特徴を、時間ごとの人の動きから読み解いていきます。
街を“用途”で見るというより、街の“使われ方”で見る。ここが、c-japan® Dynamicsの大きなポイントです。たとえば、地図上では同じように商業地に見える場所でも、平日の仕事帰りに使われる街なのか、休日に家族で訪れる街なのか、夜の飲食を目的に人が集まる街なのかでは、意味合いが変わります。そこにいる人の目的が違えば、必要とされるお店やサービスも変わってくるからです。

同じ駅前でも、場所によって表情は違う

豊洲駅前のc-japan® Dynamicsセグメント分布状況

もう一つのポイントは、細かなエリア単位で見られることです。
同じ駅周辺でも、改札前、商業施設側、住宅側、幹線道路沿いでは、人の集まり方が違うことがあります。
駅前広場は朝夕の移動が強く、商業施設側は休日や夕方に人が集まりやすい。少し歩いた住宅側では、夜間や休日に人が戻ってくる。
一言で「駅前」といっても、その中にはさまざまな使われ方が混ざっています。
こうした違いを見ていくと、地図上では同じように見えていた場所にも、それぞれの“性格”があることがわかります。

街を少し細かく見ていくと、「駅前だから人が多い」といった一言では片づけられない違いが見えてきます。どこに人が集まり、どこを人が通り、どこに人が戻ってくるのか。そうした違いを知ることが、エリアを理解する第一歩になります。
街は、時間によって表情を変えます。
その表情の変化をデータで見えるようにすることで、これまで感覚で捉えていた街の特徴を、より具体的に理解できるようになります。


次回は、「眠らない街」「昼に集中する街」「夜に帰る街」という切り口で、c-japan® Dynamicsで見えてくる街のタイプをもう少し楽しく眺めていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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<今回ご紹介したのは・・・>

c-japan® Dynamics

平日・休日、時間帯別の人流から、街の“使われ方”を読み解くエリアセグメントデータです。