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【140字小説】咀嚼音

​終電の車内に人はまばらだ。女はつり革につかまり、揺れる車両のリズムを楽しむ。

静寂を引き裂く破裂音。振り向くと、そこに座っていた男の頭部が消えていた。

シートに広がる赤い液体。蜘蛛のように天井にへばりつく「それ」の咀嚼音が鳴り響く。

走りはじめた悪夢から、もう降りることはできない。


この140字小説を約6000字の短編ホラー小説に仕立てました。一気読みに最適のパニックホラーをどうぞ。



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