Bプレミア基準 5,000人収容はマジか? 暗黙のルールがあったのか!
アダストリアみとアリーナ改修完了
昨日、茨城ロボッツ本拠地、市営の水戸アリーナの改修が完了し、こけら落としの試合が開催されました。Bプレミア基準を達成する為、約5億円を掛けて、増席とVIPルーム、センタビジョン、リボンビジョンなどの改修を行ないました。企業版ふるさと納税が、18社2億円ぐらい。水戸市の人口は、26万5000人。減少中。
満員御礼。おめでとうございます! 試合は、残念ながら名古屋Dに負けた。69対97。
入場者数は、満員の4,014人でした。
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改修前
メインアリーナ:3,255㎡
観客席:3,938席
固定席:2,382席、可動席:1,548席、⾞いす席:8席
駐⾞場:約300台

Bプレミア基準 vs 4,014人 満員御礼⁈
新リーグ B.LEAGUE PREMIER のアリーナ基準は、単純に「最大5,000人入れる」ではなく、「観戦席として最低5,000席規模」が必要とされています。
次のような条件があります。
・観客席として常設または常時設置できる
・視界不良席を含まない
・車いす席を含めた正式座席数
・スポーツ観戦用の配置時
つまり、イベント時だけ仮設イスを無理やり並べて5,000人は、評価されません。
改修後の水戸アリーナ

・2階指定席A [センター] エリアの拡張
アリーナ内のバランスを調整し、反対側のCエリアと同等の規模へ拡張。これにより、センターエリアからの観戦可能席数が増加した。
・ホスピタリティエリアの新設とそれに伴う座席再編
アリーナの設備改修に伴い、以下のエリア構成に変更。
新設:スイートルーム(スイートルームA~J) 10室(8から15名)、ゆったりシートC ラウンジシート180席
変更:2階指定席C[サイド]、ゆったりシートV(エリア縮小・配置変更)
廃止:2階指定席C
座席数推定すると
固定席 約2,382+ 可動席 約1,548 車椅子8
合計(常設)約3,938席+
つまり、常設観戦席 ≈ 4,000席でしょう。
昨日の試合は、満員の4,014人。

5,031席 バスケ開催時
それでもBプレミア合格した理由は
なぜ、Bプレミア基準をクリアする事が出来たのか?
申請時は、5,031席となっていた。
1. 「ホスピタリティエリア」の換算マジック?
Bプレミア基準では、スイートルームやVIPラウンジなどの「ホスピタリティエリア」の設置が義務付けられています。
収容可能座席としてのカウント : これらのエリアは、実際に椅子に座って観戦する人数だけでなく、そのエリアの「収容可能定員」としてカウントが許可される場合がある?
物理的なスペース : 豪華なラウンジを作るために、通常の座席数百人分をつぶした場合でも、ライセンス審査上の「キャパシティ」としては、そのエリアの機能と努力を評価して、5,000人規模の施設として認定されるケースがある?
2. 「固定席」と「可動席・仮設席」
Bリーグの基準では、以下の合計で5,000席を証明する必要があります。
常設の固定席
引き出し式の可動席(アリーナレベルによくあるタイプ)
興行ごとに設置する仮設席(エンドライン裏など)
立ち見席(全体の10%まで可能)
スイート、VIPルーム
昨日の試合で4,014人だった理由は、ライセンス取得のために、5,031席設置可能な設計図で承認を得ているが、昨日の興行では、設営上の都合や演出(大型ビジョンやステージ設営)、安全上のために、一部の仮設席と立ち見席を出さなかったという可能性があります。
3. 「見切れ席」と「運用可能席」の乖離
Bプレミアでは「コートの全域が見える席」であることが求められますが、ライセンス審査を通った「5,031席」の中には、実際の興行では「見えにくい席」として販売を控える席が含まれていることがあります。
審査時: 5,031席の設置計画書を提出し、承認。
興行時: 快適性を重視し、4,014席のみ使用。
4.机上の5,000席
水戸アリーナが基準をクリアできたのは、「最大設営時には5,031席を確保できる設計(VIPルーム含む)である」という暗黙の証明がなされたからであり、昨日の4,014人は、「Bプレミア基準の最低ラインである平均入場者数4,000人をクリアしつつ、快適な観戦環境を優先した実運用数」であったという見方が、最も合理的です。だから4,014人でも満員御礼。
5,031席という「机上のスペック」と、4,014人という「実入場者数」の使い分けが、実際には行われているということです。まさかのBリーグが許すダブルスタンダードでした。
なお、チケットを買って、見に行かない不参加率(ノーショー率)が、数%あるかもしれません。Bリーグは、チケットリセールシステムがあるので、一般の不参加者は、ほとんどゼロかもしれません。
他には無いのか?
島根スサノオマジックのホームである松江市総合体育館も、「ギリギリ」の設計で、Bプレミア基準に滑り込んでいます。
水戸以上に「知恵を絞った改修」の実態が見えてきます。こちらは、バンダイナムコのふるさと納税30億円が凄い。スケールが違います。松江市の人口は19万5000人。減少中。

1. 物理的な限界への挑戦(約4,500席→5,000席)
もともとの松江市総合体育館の収容人数は約4,500席(公称値)でしたが、これを数十億円を投資して5,000席まで引き上げる。
・改修内容: 移動式の観覧席を増設・改修し、さらに2階の固定席エリアのレイアウトを見直すことで、物理的に「5,000席」を確保する計画。
・別棟の建設: ユニークなのが、VIP向けの「スイート・ラウンジ」を既存の体育館内ではなく、「別棟(外)」に建設するという力技を使っている点です。アリーナ内の貴重なスペースを、できるだけ客席に回すための苦肉の策と言えます。
2. 「5,000人」と「4,000人」の使い分け
島根も水戸と同様、恐らく二面性を持っています。ライセンス上のスペック「最大5,000席」を確保できるという図面でBプレミア審査を通過。改修完了後の実際の試合では、演出やホスピタリティ空間を優先し、有効座席数が4,000人台前半になる可能性は十分にあります。
3. 「売上」「平均入場者数」という武器
島根は、アリーナのキャパシティがギリギリであっても、平均入場者数(4,000人超)と売上高(12億円超)という他の2本柱が強力です。
リーグ側としても、集客と経営が到達しているクラブを「公営アリーナの座席が物理的に数百席足りない」といった理由で落とすのは、地方創生を謳う中、うまくありません。そのため、「運用でカバーして5,000人を収容できるのであればOK」という柔軟な拡大解釈が、島根に対しても適用されていると考えられます。集客、きばんで。
宇都宮も4,000人台
現在、実は宇都宮はいつも満員4,400人ぐらいの収容人数です。宇都宮市の人口は51万3000人。人口減少中。
宇都宮の立見席を駆使した「5,012人」の算出
宇都宮ブレックスは、2024年8月に宇都宮市と共同で「現アリーナの改修でBプレミア基準をクリアする」と発表しました。
内訳のカラクリ: 座席数は4,518席ですが、これに立見席494席を加えることで、引き続き合計5,012人として申請。
改修内容: スイート席(100席分)やラウンジ、トイレの増設に約3億円を投じました。
実運用: 実際には「満員」と言っても、立見席までギチギチに売るかどうかは、現実的な興行判断によります。そのため、これまでの「4,400人=満員」と、書類上の「5,012人」には差が生まれます。
結語 暗黙の了解と非了解
既存の公営体育館を改修するケースでは、「ライセンスをクリアする為の5,000席(最大設営時)」と「実際の興行での入場数」には、10%〜20%程度の乖離が生じるのが、Bリーグでは標準的になっている模様です。標語から5000人収容の合言葉も消えていました。
「5,000人入るハコがある」という建前と、「4,000人台で高密度な空間を改修して作る」という本音の使い分けが、地方都市のクラブが生き残るための暗黙の共通ルールになっていたようです。
この「アリーナ基準の新解釈」については、初めて気づきましたが、Bプレミアで、都市部での豪華なVIPルーム付き1万人アリーナが増えて行く中で、さらに平日夜開催が増える中で、リーグ最低の4,000人分の売上げで、クラブは競争に生き残れるのでしょうか? 新たな不安が湧き上がります。いつも満員御礼が最低条件です。集客、がんばっぺー。
奇しくも昨日は、4,900人の狭いアリーナで困っている横浜BCが、あの横浜アリーナで、初の試合を開催しました。1万2,699人満員。素晴らしい。98対100。凄い試合。友達が応援するも、負けましたぁ。残念。売上げを伸ばす為、毎年4試合は開催したい。35億円を頑張って。
三遠は、改修ではなく、公設公営の230億円、新アリーナを、豊橋市の住民投票(市長が代わった為)でやっと決めました。きっと、5000人収容は、机上の盛りではなく、ちゃんと実数値になるのでしょう。昨今の建設現場の人手不足、資材不足で、完成が2029年にずれ込み、リーグから罰金(制裁金)3000万円と、Bプレミア ホーム開幕戦が、12月へ繰り延べされました。誠にお気の毒です。正直者がバカを見た。理不尽な世の中、Bリーグも。しゃーないで、やーらまい。
川崎も、市長は代わっていないが、二転三転し、新とどろきアリーナ完成が、2030年と1年半もずれ込んだが、何もなし。こちらもダブルスタンダード?
お読みいただきありがとうございます。
誰も書かないコトを書くをモットーにnoteしています。
追記
立ち見席を使用した3月14日の千葉ジェッツ戦では、入場者数は4,432人でした。勝ちました。おめでとうございます。実質10%上限ぎりぎりの立ち見席数でした。
改修を選ばず、落選した越谷アルファーズの新アリーナ計画発表↓
そもそものBプレミアの問題点は↓
