Bリーグの隠された4課題: 平均年齢、平均身長、若手出場比率、輸入超過
今年10周年目の好評なB1リーグですが、代表の世界ランキングは一つ下がり、野球が人気のドミニカ共和国の次、22位になりました。残念です。
世界第2位のリーグを目指すと、島田チェアマンは威勢の良い話を言い続けていますが、確かに、チーム数26と試合数780は、アメリカに次ぐ、世界第2位のリーグです。

しかし、試合内容の実力は? NBAに次ぐ魅力的なリーグと言えるのか。リーグ関係者が読むFIBAの2024年の移籍レポートがあります。そこには、日本ならではの4つの課題が見えてきます。ここを、誰も報道しないみたいなので、皆様にnoteします。キーワードは、全盛期。

最高齢リーグ 引き上げる外国人選手
実は、B1リーグは、世界で最も選手の平均年齢の高いリーグです。飛び抜けて高い。世界ランキング2位のドイツと、3歳も違う。

引き上げているのが、外国人選手たちの平均31.2歳。外国人選手は、Bリーグの場合、アジア枠があるが、8割が米国人です。若い外国人選手(欧米豪)が来ない。魅力が無い。しかし、ピーク年齢を過ぎた外国人選手たちにとっては、大変魅力的なBリーグです。
昨年の得点王 ブロック・モータム選手PF(208cm)は、32歳で来日し、3年目の34歳で得点王になって、また国内移籍(滋賀から富山)しました。
出来たら、私は、ピーク年齢の選手たちの素早い動きを、迫力を、試合で観てみたい。(昔、創生期のJリーグは、引退間近の大物外国人選手を取って来て、年金リーグと言われていました。)
NBAを目指す若い外国人選手にとって、NBL(オーストラリア)やヨーロッパのリーグの方が、磨かれスカウトに注目され魅力的なのだろう。

低身長リーグで、高身長外国人頼み
Bリーグは、世界で最も選手の平均身長が低いリーグでもあります。飛び抜けて低い。上からボールが落ちて来るのを奪い合うスポーツとしては、甚だ不利。

その為、他の国のリーグと異なり、外国人選手の平均身長が2m以上となっています。まずは高さ。それでも全平均は最低です。超高身長の外国人選手(30歳以上)にとっては、買ってくれる魅力的なBリーグです。だから、外国人選手は偏り、ベテラン外国人ビッグマンばかりに、動きの凄く速い外国人選手があまりいない。外国人PGがいない。他のリーグとは大きく異なる特徴です。

来年、オンザコートフリー、オンザコートスリー外国人になって、変わるのか。アジア枠・帰化枠もあり、常時4名の外国系選手がコートに立てるので、外国人ビッグマンと、外国人ハンドラーの陣容が増える。PGは?
若手の出場選手が少ない
Bリーグは、特にU21選手の出場機会が、世界で最低レベル2%です。特別登録枠がありますが、出番が少ない。使われない。だから経験を積めない。B2の仕事か。海外リーグ武者修行にも行かない。何故か?
一方で、(ピークを過ぎた)外国人選手のプレイタイムが長く、かつ得点も2倍多いのも、Bリーグの特徴です。チームの成績は、帰化を含め外国人選手の出来次第。

チーム成績は外国人次第
輸入超過、海外に行けない日本人選手
Bリーグは、多くの外国人選手を輸入し、自国選手をほとんど輸出しない、最も輸入超過のリーグのひとつです。若手の伸び盛りの外国人選手ではなく、背の高い、ややピークを過ぎた選手を沢山輸入し、若い日本人選手は、海外に挑戦しない。出来ない。高校卒業後、NCAAや大学へ4年も。Jリーグのように、下部チームから世界中のリーグに進出する若者たちが出て来るのは、いつの日か。
得点王ペリン・ビュフォードは、中東に行ったが

魅力的プレイで、観衆を沸かした2年連続得点王のビュフォード選手(31歳)は、日本を去りました。オイルマネーか? ピーク年齢時に日本にいて、スピード満点198cm万能SGは、日本に輸入されない貴重な選手でした。ペリンさん、26歳で日本に来てくれて、全盛期の5年間ありがとうございました。島根時代のあなたの高速ドライブ、瞬速アシストが大好きでした。レバノンでお幸せに。
是非、脂の乗った時期に、ビュフォードタイプの爆速外国人選手が来るような魅力的なBリーグに、お願いします。テンポが早くなり、迫力と得点がもっと増えるようになります。スローテンポなBリーグのチーム平均得点は、下から三番目でした。今期は、長崎、名古屋D、富山、佐賀などテンポが早いチームが増えました!

新アリーナで千葉ジェッツ、50億円越え
遂に、国内のクラブで、売り上げが、50億円を越えました。千葉ジェッツはこの豊富な収益を、外国人選手の獲得マネーに使えます。元NBA選手ナシール・リトル 25歳!を、Gリーグから獲得しました。198cmSF兼PF。若い、素晴らしい。凄い迫力でした。
長崎ヴェルカも新アリーナで売り上げを伸ばし、元NBAのスタンリー・ジョンソン選手を獲得した。まだ29歳、198cmのSF。
なお、元NBAの選手が100人以上いるユーロリーグ。

結語 おカネが解決する
おカネ、おカネ、おカネ、50億クラブが増え、若い速い外国人を日本にも移籍させ、Bリーグのスピードと激しさが増し、そして有望な若手選手たちが来日するようになれば、BリーグがNBAへの登竜門の時代が、来るかもしれません。島田チェアマンの世界第2位のリーグに。
来年からのサラリーキャップ制度では、スター枠(いくら支払っても1.5億円相当に)が使えます。将来は、スター枠は、一人から二人になるはず。おカネが、移籍を支配するのは、プロスポーツの常識。Bリーグは、全盛期の外国人選手で、強くなります。
このレポートでは、各国のおカネの事が報告されていない。移籍にはおカネがつき物なのに。ユーロリーグの外国人最高年俸が、元NBA選手の約9億円と言われている。Bリーグでは、その半分以下。まだまだ遠い。
今年、アジア代表の宇都宮ブレックスは全敗でしたが、FIBAインターコンチネンタルカップ優勝の道筋がこれです。代表戦と違い外国籍制限が無い。
すなわち、リーグの経済力(売り上げ)が、すべてを支配。NBAは、桁違いで、背中が見えないが。迫力満点の試合を海外配信では無く、国内で新アリーナで観たい。
お読みいただき、ありがとうございます。

このnoteが、Bリーグ関連50本目。今年のゴールデンウイークの頃から書き始めて、半年で、よもやこんなに書くとは。ビックリ。
初めてのnoteはこちら↓
いつもありがとうございます😊
なお、リーグが強くなるのと、代表が強くなるのは、別モノです。
追記
2025年版が11月21日に出ました。同じ順位、傾向でした。
