#134【治療体験記】キイトルーダの有害事象
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本稿は【だまさんの治療体験記】十二指腸がん編の第74回です。
【本ブログをお読みいただく皆様へ】
当ブログでは、私自身のがん闘病体験を共有するとともに、生成AI技術を活用して収集した臨床データや医療情報をご紹介しております。同じ病と向き合う方々、そしてそのご家族の皆様に少しでも参考になればと思い、情報を発信しておりますが、お読みいただく際には以下の点をご留意ください。
生成AIの特性について
生成AIは膨大な情報を迅速に整理できる便利なツールですが、「ハルシネーション」と呼ばれる現象により、実際には存在しない情報や不正確なデータを生成する可能性があります。AIが提示する数値やデータは、必ずしも最新の医学的知見や正確な臨床研究結果を反映しているとは限りません。
医療判断は必ず専門家と
本ブログの情報は、あくまで一患者の経験と調査に基づくものであり、医学的アドバイスや治療の推奨を目的としたものではありません。がん治療は個々の病状、ステージ、体質によって最適な選択肢が大きく異なります。治療方針や薬剤選択については、必ず主治医や専門医にご相談ください。
情報の活用方法
当ブログの情報は、医療者との対話のきっかけや、ご自身で調べる際の出発点としてご活用いただければ幸いです。気になる情報については、信頼できる医療機関の公式サイトや学術論文などで裏付けを確認されることをお勧めします。
皆様の闘病が希望あるものとなりますよう、心より願っております。
病院薬剤師だまさん
キイトルーダの最大の泣き所は重篤な有害事象(特にirAE)。
これが治療継続の命運を握っていると言っても過言ではありません。
そこで、今回もキイトルーダの有害事象の概要を生成AI(Genspark)に調べてもらい、今後の参考にしようと考えました。
ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の有害事象について分かりやすく解説

有害事象(副作用)の発生機序
なぜ副作用が起こるのか?
通常、私たちの体には免疫システムが「暴走」しないように抑制する仕組み(免疫チェックポイント)があります。ペムブロリズマブはこの「ブレーキ」を外すことで免疫を活性化させますが、時として免疫が働きすぎてしまい、正常な組織や臓器を攻撃してしまうことがあります。
これが免疫関連有害事象(irAE:immune-related Adverse Events)と呼ばれる特殊な副作用です。
発生メカニズム
・免疫の過活性化:本来がん細胞を攻撃すべき免疫が、正常な細胞も攻撃
・自己免疫反応:自分の体の組織を「敵」と認識して攻撃
・体のどこにでも起こる可能性:免疫細胞は全身を巡るため、あらゆる臓器に影響する可能性
主な有害事象の頻度
比較的頻度の高い副作用(10%以上)
・疲労・倦怠感:13.6%
・食欲減退:13.6%
・悪心(吐き気):10.9%
・発疹:14.3%
重篤だが頻度の低い副作用(1-5%)
・間質性肺炎:約1-5%
・大腸炎・重度の下痢:約1-5%
・肝機能障害:約1-5%
・甲状腺機能障害:6.1-27.8%(比較的多い)
・1型糖尿病:約0.4%(まれだが重篤)
出典:MSD公式情報
好発時期(いつ起こりやすいか)
全体的な傾向
・最も多い時期:投与開始後1-2ヶ月(2-8週間)
・治療中はいつでも:投与している期間中はいつでも起こる可能性
・治療終了後も注意:投与終了後数週間から数ヶ月後に起こることもある
症状別の好発時期
皮膚障害:2-4週間
下痢・大腸炎4-10週間
肝機能障害:4-12週間(数週間から6ヶ月以降まで多岐)
ホルモン分泌障害:6週間~数か月
間質性肺炎:3ヶ月前後が多いが、1年以上後も
1型糖尿病:数週間から約1年後
出典:がん治療情報サイト
5. 代表的な有害事象と症状
🫁 間質性肺炎
症状:階段で息切れ、空咳、発熱
注意点:風邪と似た症状のため見逃しやすい
🦠 大腸炎・重度の下痢
症状:1日4回以上の下痢、血便、腹痛
注意点:自己判断で下痢止めを使わない
🔥 重度の皮膚障害
症状:全身の紅斑、水ぶくれ、口内炎、発熱
注意点:広範囲の皮膚症状は緊急事態
🩸 肝機能障害
症状:倦怠感、黄疸(白目や皮膚が黄色)、発熱
注意点:初期は無症状のことが多い
🦋 甲状腺機能障害
亢進時:動悸、発汗、体重減少、手の震え
低下時:疲労感、むくみ、寒がり、便秘
💉 1型糖尿病
症状:のどの渇き、多尿、多飲、疲労感
注意点:劇症型は数日で致命的になることも
治療・対処法
早期発見・早期対応が最も重要
基本的な治療方針
・早期発見・早期対応が最も重要
・グレード(重症度)に応じた対応
・Grade 1-2:薬剤継続しながら症状治療
・Grade 3-4:薬剤中止、積極的治療
主な治療方法
ステロイド治療
・ほとんどのirAEに対してステロイドが有効
・プレドニゾロン1-2mg/kg/日から開始
・6-12週以内に改善することが多い
例外的な治療
・甲状腺機能障害:ホルモン補充療法
・1型糖尿病:インスリン治療(ステロイドは使わない)
・ステロイド不応性:免疫抑制剤(インフリキシマブなど)
専門医連携
各症状に応じて専門医への紹介が重要
・皮膚科(皮膚障害)
・呼吸器科(間質性肺炎)
・内分泌科(ホルモン異常)
・消化器科(肝障害、腸炎)
出典:厚労省対策マニュアル
予防法と日常生活での注意点
定期検査による早期発見
・血液検査:2-4週間ごと(肝機能、甲状腺機能、血糖値など)
・胸部X線・CT:肺炎の早期発見
・症状の自己チェック:日常的な体調変化の観察
日常生活での注意
1.症状日記をつける:小さな変化も記録
2.感染予防:免疫が活性化されているため
3.他の薬との相互作用:必ず医師に相談
4.家族の協力:性格変化など自分では気づきにくい症状
緊急時の対応
以下の症状があればすぐに医療機関へ連絡:
・息苦しさ、激しい咳
・1日4回以上の下痢、血便
・高熱、意識がもうろう
・激しい倦怠感
・皮膚の広範囲な発疹
治療継続について
継続の判断基準
・Grade 1-2:多くの場合継続可能
・Grade 3:回復後の再開を検討
・Grade 4:基本的に永続中止(内分泌障害で補充療法でコントロール可能な場合は例外)
再投与の可能性
軽度から中等度の副作用の場合、適切な治療により症状が改善すれば、治療を再開できる場合があります。
今回はここまで。
次回をお楽しみに。
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病院薬剤師だまさんが早期リタイアし、個人事業「医薬品集制作の大学堂」を営む奮闘記です。 病院薬剤師が起業するなんて、親の薬局を継ぐ以外は激…
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