#140【治療体験記】悩ましい水様便はキイトルーダのせい?
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本稿は【だまさんの治療体験記】十二指腸がん編の第78回です。
【本ブログをお読みいただく皆様へ】
当ブログでは、私自身のがん闘病体験を共有するとともに、生成AI技術を活用して収集した臨床データや医療情報をご紹介しております。同じ病と向き合う方々、そしてそのご家族の皆様に少しでも参考になればと思い、情報を発信しておりますが、お読みいただく際には以下の点をご留意ください。
生成AIの特性について
生成AIは膨大な情報を迅速に整理できる便利なツールですが、「ハルシネーション」と呼ばれる現象により、実際には存在しない情報や不正確なデータを生成する可能性があります。AIが提示する数値やデータは、必ずしも最新の医学的知見や正確な臨床研究結果を反映しているとは限りません。
医療判断は必ず専門家と
本ブログの情報は、あくまで一患者の経験と調査に基づくものであり、医学的アドバイスや治療の推奨を目的としたものではありません。がん治療は個々の病状、ステージ、体質によって最適な選択肢が大きく異なります。治療方針や薬剤選択については、必ず主治医や専門医にご相談ください。
情報の活用方法
当ブログの情報は、医療者との対話のきっかけや、ご自身で調べる際の出発点としてご活用いただければ幸いです。気になる情報については、信頼できる医療機関の公式サイトや学術論文などで裏付けを確認されることをお勧めします。
皆様の闘病が希望あるものとなりますよう、心より願っております。
病院薬剤師だまさん
突如襲来する水様便、そして脱水の苦しさ
2025.10.26
手術して7ヶ月あまり、ずっと私は突発的に発生する水様便に悩まされてきました。
概ね2~3日中には収まるものの、その間は1~2時間毎に便通が続き、1日に体重が2~3kg減少することも珍しくありませんでした。
当然脱水状態となり、ひどい時は起き上がれなくなることもありました。
「小腸を切除したんだから仕方ないか…」
水様便は常に起こっている訳でありません。
起こらない時の方が多いですし、最近では水分摂取をはじめ、バナナやOS-1や整腸薬を使ってコントロールを図ってきました。
ところが、帰宅後に飲んだたった1杯の水がきっかけで水様便が始まることもあり、なかなか油断がなりません。
かといって血栓の既往もあることから、折角リクシアナで消した血栓を復活させたくはありません(そもそも脱水って苦痛だし)。
「キイトルーダが始まってから頻度が増えたかも」
そんな風に感じることもあり、ここはまた生成AI(Genspark)に尋ねてみたくなったという次第です。
ペムブロリズマブに関連する下痢の概要
ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ)に関連する下痢について、最新の医学情報を調査いたします。
ペムブロリズマブ(キイトルーダ®)は免疫チェックポイント阻害薬で、下痢は最も一般的な副作用の一つです。
発生頻度
全グレード下痢: 18.6%(90例/484例)の患者に発生
グレード3以上の下痢: ペムブロリズマブ単剤では約2.9-11.5%
他の免疫チェックポイント阻害薬(特にCTLA-4阻害薬)と比較すると、ペムブロリズマブは発生率が低い傾向にあります
水様便の特徴
臨床症状
ペムブロリズマブに関連する大腸炎・下痢では以下の症状が出現します:
水様便または泥状便
血液やネバネバした粘液が混じることがある
排便回数の増加(1日50回以上の報告例もあり)
腹痛を伴うことが多い
発熱、吐き気、嘔吐などの全身症状
私の場合、1と3(さすがに1日50回は超えないが)が該当
重症例の報告
ある症例報告では、30歳女性がペムブロリズマブ治療中に:
・1日50回の水様便
・時に血液や粘液が混入
・便便白血球陽性、カルプロテクチン>10,000 ug/g
・大腸内視鏡で全大腸炎を確認
この患者は最終的にステロイド治療により改善しました。
重症度分類(CTCAE基準)

発症時期
典型的発症時期: 治療開始後5-10週間、2-3回目の投与後
最終投与の4ヶ月後でも発症する可能性があります
治療中止後1-2年後に再発することもあります
診断のポイント
検査所見
便検査:
便中白血球陽性
便カルプロテクチン上昇(>10,000 ug/gの報告例あり)
感染性腸炎(クロストリジウム・ディフィシル、サルモネラなど)の除外が必須
大腸内視鏡:
全大腸炎が23-40%
左側大腸炎が31-43%
びらん、発赤、浮腫、潰瘍などの所見
病理所見:
陰窩炎、陰窩膿瘍
粘膜びらん/潰瘍
好中球浸潤
治療方法
グレード1
下痢止め(ロペラミドなど)
十分な水分補給
食事調整(乳糖制限、カフェイン制限)
2週間以上続く場合はステロイド検討
グレード2-3
プレドニゾロン 1-2 mg/kg/日を開始
ペムブロリズマブの一時中断
症状改善後、4-6週間かけてステロイド漸減
改善後、抗PD-1薬は再開可能な場合がある
グレード4
メチルプレドニゾロン 1-2 mg/kg/日(静注)
入院管理
ペムブロリズマブの永久中止
ステロイド抵抗性の場合
インフリキシマブ 5 mg/kg(TNF-α阻害薬)
ベドリズマブ(腸管選択的免疫抑制薬)
注意すべき点
早期発見が重要: 初期の下痢症状を見逃さない
自己判断で下痢止めを使用しない: まず医師に相談
感染性腸炎との鑑別: 免疫関連有害事象と感染症は併存する可能性がある
1日4回以上の下痢があれば必ず医療機関に連絡
血便、腹痛、発熱を伴う場合は緊急対応が必要
ペムブロリズマブによる下痢・水様便は適切な早期治療により多くの症例で改善しますが、放置すると重篤化し、腸穿孔や敗血症などの生命を脅かす合併症につながる可能性があります。症状が現れた場合は速やかに担当医に報告することが極めて重要です。
【補足】だまさんの場合
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病院薬剤師が早期リタイア&起業した話
病院薬剤師だまさんが早期リタイアし、個人事業「医薬品集制作の大学堂」を営む奮闘記です。 病院薬剤師が起業するなんて、親の薬局を継ぐ以外は激…
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