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品鶴線開通【8月21日 今日は何の日】(馬込・雪谷・田園調布特別出張所) #426

※本記事は
 Otapedia 公式note(https://note.com/fine_rat5784)のみで
 公開しています。
 無断転載・改変・商用利用を禁じます。
 © Otapedia 2025

※史料に基づき記述していますが、
 必要に応じて
 考察が入る場合があります。


品鶴線の開業

東海道線と並行する形で
貨物線が計画されました。
しかし、
すでに市街地化していたため
東海道線沿線での
用地確保が困難でした。

さらに
大規模な新鶴見操車場を
設置する計画もあったことから、
東海道線とは異なるルートで
新鶴見操車場を経由する
貨物線が建設されました。

結果、
東海道線を迂回するような形で
1929年 (昭和4年) 8月21日
品鶴線が開通しました。


土地提供の背景と駅設置の期待

沿線にあたる馬込の地主達は
「いつか駅ができるだろう」
という思いで
低価格でありながらも
積極的に土地を提供したといいます。


品鶴線という名称

東海道本線の支線の
「通称」となっています。


開業時の品鶴線

電化されておらず
蒸気機関車が
煙をもくもくとあげながら
貨物車両を牽引していました。


品川~新鶴見操車場間の電化

開業から10年後の
1939年 (昭和14年) 8月1日
品川ー新鶴見操車場が
電化されました。


品鶴線の形状

切り通し(掘割)
部分が多く
道路とは立体交差になっています。

大田区内で
唯一品鶴線と接しているのは、
霜田踏切
(東馬込1‐40)
のみとなっています。

写真:霜田踏切
旧地名がそのまま採用されている
撮影:かえる11号

丸子信号場

1950年 (昭和25年) 5月20日
~1957年 (昭和32年) 7月17日
朝鮮戦争による特需を背景に
三菱重工丸子工場で作られた
物資を運ぶため
現・東急多摩川線沼部駅付近に
丸子信号場が設置されていました。

写真:丸子工場跡地モニュメント
撮影:かえる11号

御嶽山駅

新幹線の路線上部に
駅のホームがかかっている

珍しい駅です。

これは、
池上電気鉄道の
御嶽山前駅(現・御嶽山駅)が
すでに開通していたため
品鶴線はその下を
通る形となりました。

1954年 (昭和29年) 
3両編成に対応するため
品鶴線上にホームを延長しています。

写真:御嶽山駅(五反田方面改札)
撮影:かえる11号
写真:御嶽山駅
フェンスの部分の下に新幹線と品鶴線が通っています
撮影:かえる11号

東海道新幹線工事

東京オリンピック開催に向け、
1962年 (昭和37年) 2月より
新幹線の準備工事が始まりました。

1963年 (昭和38年) 1月には
昼間に列車の通らない時間を設け
新幹線の高架工事が進められます。

1964年 (昭和39年) 3月29日
馬込地先の国道1号をまたぐ
ローゼ橋架設のため、
深夜3時間半にわたり
品鶴線き電を停止し
線路を閉鎖しました。

国道1号(第二京浜)も
9時間半全面通行止めとなりました。

写真:国道1号をまたぐローゼ橋
横浜方面を撮影
撮影:かえる11号

横須賀線乗り入れ

1980年 (昭和55年) 10月1日
新川崎駅が開業し
旅客営業が開始されました。

1986年 (昭和61年) 4月2日
西大井駅も開業しました。


現在の品鶴線

横須賀線の方が
なじみがあるかもしれません。
しかし、
大田区内に品鶴線内の駅はありません。


おわりに

Otapediaは、
霜田踏切を
「大田区無名の風景」
「大田区未顕彰の地域遺産」
として
品鶴線が開通した
8月21日を
「大田区記憶の日」
として記録します。

Otapediaは、
大田区の記憶を
未来へ遺すという
理念のもとに活動しています。

私たちは、
その“名を失いかけたものたち”に、
もう一度まなざしを向け、
記憶の岸辺に呼び戻す営みです。

人々の活動や風景、
残された痕跡は姿を消しても、
地域に刻まれた軌跡を
未来へと伝えていきます。

記事内で使用している
独自の顕彰は、
Otapedia独自の呼称」であり
大田区公式の認定ではありません」。


出典
 1.『品鶴線』Wikipedia
 2.『御嶽山駅』Wikipedia

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