秋を感じる散歩は、食欲につながる!
秋を感じる散歩は、食欲につながる!
めっきり秋らしくなった。
仕事場のまわりにも、小さな季節の変化が見え始めている。今日はその気配を探したくなり、カメラを持って散歩に出かけた。
道端では、オタフクナンテンの葉が赤く色づき始めていた。ガウラの白い花は風に揺れ、ロシアンセージの紫色が秋の庭をやわらかく彩っている。



季節は秋へ向かっているけれど、ノウゼンカズラには夏の名残があった。
陽を透かしたオレンジ色の花びらが、最後の夏を惜しむように輝いている。
ブルーベリーの実も、一粒だけ深い青に熟していた。赤や紫、橙、青。
ひとつずつ眺めながら歩いていると、秋の色は静かなのに、どこか艶やかだと思う。


春の彩りは華やかで、秋の彩りは艶やか。
同じ花や草木でも、季節によって見せる表情はずいぶん違う。
足元には、風を待つ綿毛もあった。
立ち止まって眺めると、時間までゆっくり流れているように感じられた。


そんな秋を眺めながら歩いていたはずが、気がつくと焼肉屋さんの前に立っていた。
散歩をするとお腹がすく。しかも秋である。
「食欲の秋」という言葉に、今日は素直に従うことにした。
網の上で焼ける肉の香り。香ばしい焼き色。
季節を味わう散歩は、どうやら食欲にもつながっているらしい。


しっかり食べたあとは、腹ごなしに再び歩いた。
身近な場所で季節の移ろいに気づき、おいしいものを食べ、またのんびりと歩く。
四季を感じられる土地に暮らしていることを、少し贅沢に思う。
調子に乗って、今日は食べすぎた。
秋の余韻を楽しみながら、いつもより少し多めに歩く事にした。
lumix s5 ii / lumix s 50mm
