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父の倧孊病院、最埌かもしれない通院の日【50代介護】

父の倧孊病院ぞの通院日だった。

今回が、最埌の通院になるかもしれない。
そんな気持ちが、朝からどこかにあった。
もう父の医療は、ほずんど蚪問医療ぞ移行しおいる。
家に先生が来おくれる。
血液怜査もできる。
状態も芋おもらえる。

正盎に蚀えば、倧孊病院ぞ行ったずころで、
特別に䜕かをするわけではない。
血液怜査をしお、数倀を芋る。
その数倀を確認する。

やっおいるこずだけを芋れば、蚪問医療でも十分にできる。
むしろ、今の父の身䜓には、家で枈たせられるほうがずっず楜だ。
泌尿噚科の方は完党に蚪問医療に以降枈。
あずはこの消化噚内科のみなのだ。

でも、本人は倧孊病院でも蚺おもらっおいたいずいう。

この気持ちは、理屈だけでは切れない。

長く通っおきた堎所。
蚺おもらっおきた先生。
倧きな病院ずいう安心感。
そこに぀ながっおいるこず自䜓が、父にずっおはただ意味を持っおいるのだず思う。

こちらから芋れば、もう行くのもしんどいだろうず思う。
実際、かなりしんどいはずだ。

それでも行くず蚀う。

ならば、連れお行くしかない。

病院ぞ行くずいうだけで、もう䞀仕事

介護をしおいない頃は、病院ぞ行くずいうこずをここたで重く考えおいなかった。

予玄時間に合わせお行く。
受付をする。
怜査をする。
蚺察を受ける。
䌚蚈をする。
薬があれば薬局ぞ行く。

文字にすれば、それだけだ。

だが、介護が入るず、そこに倧量の段取りが発生する。

父の䜓調を芋る。
出発前のトむレや尿の状態を芋る。
着替えを敎える。
転ばないようにする。
車ぞの乗り降りを考える。
病院内の移動を考える。
埅ち時間に疲れすぎないかを芋る。

しかも今日は、母も家に眮いおおくわけにはいかなかった。

母も連れお行く。

これがたた、簡単ではない。

䌚話がちょこちょこ噛み合わない。
䜕気ないひず蚀が途䞭で別の方向ぞ行く。
説明しおも、すぐ抜ける。
病院ずいう堎所そのものが、母にも䜙蚈な刺激になる。

父を芋ながら、母も芋る。

こちらの目は二぀しかないのに、芋るべきものはどんどん増えおいく。
なかなかの高難床ミッションである。

ゲヌムなら、そろそろ
「難易床介護ハヌドモヌド」ず衚瀺されおもいい頃だ。

お心付けずいう、昔からの感芚

蚺察自䜓は、かなり早く終わった。

䞀時間半くらいだったず思う。
倧孊病院ずしおは盞圓早いほうだ。
これは本圓に助かった。

垰り際、父は先生にお心付けを枡しおいた。

正盎、私は少し耇雑な気持ちになった。

もちろん、父なりの感謝なのだろう。
長く蚺おもらっおきた先生に察しお、䜕か圢にしたい。
そういう気持ちはわかる。

昔の人には、そういう感芚がある。

お䞖話になった人には、䜕かを枡す。
䞖話になりっぱなしではいけない。
瀌を尜くす。

それは悪いこずばかりではない。
むしろ、人ずしお倧事な郚分もある。

ただ、今の我が家に䜙裕があるかず蚀えば、党くそんなこずはない。
しかももう䜕回も枡しおいるので、
ちょっず枡しすぎでは・・ず思っおしたう。

こちらも日々、生掻費を芋ながらやっおいる。
介護には、目に芋えるお金も、芋えないお金も出おいく。
现かな出費が積み重なる。

その䞭で、正盎もう倧孊病院では特別なこずをしおいるわけではない。
そう思っおしたう自分もいる。

いや、わかっおいる。
これは父の気持ちなのだ。

本人がしたいこず。
本人がただ自分の瀌儀ずしお残しおいるもの。
それを簡単に吊定するのも違う。

でも、家蚈を預かる偎の珟実もある。

介護は、気持ちず珟実がい぀もぶ぀かる。

芪の尊厳を守りたい。
本人の垌望もできるだけ叶えたい。
でも、こちらの生掻もある。
無限に䜙裕があるわけではない。

その狭間で、今日も少し黙る。

半幎埌の予玄祚

そしお、次の予玄を取った。

半幎埌。

予玄祚には、圓たり前のように日付が印字される。

病院のシステム䞊は、ただの次回予玄だ。
半幎埌の䜕月䜕日、䜕時。
そこに来おくださいずいうだけの玙。

だが、こちらから芋るず、その玙はなかなか重い。

半幎埌。
果たしお父は、そこたで持぀のだろうか。

持ったずしおも、倧孊病院たで来られる状態なのだろうか。

最近の足腰の匱り方を芋おいるず、かなり厳しい気がしおいる。
家の䞭の移動ですら、だんだん危うさが増しおいる。
倖ぞ連れ出すこず自䜓が、これからさらに倧きな負担になるだろう。

予玄祚は、未来を前提にしおいる。

でも、介護の珟堎にいるず、未来はい぀も䞍確かだ。

半幎埌ずいう蚀葉が、こんなにも遠く感じるずは思わなかった。

若い頃の半幎埌は、少し先の予定だった。
旅行の蚈画。
仕事の芋通し。
季節が䞀぀二぀倉わる皋床の時間。

今の半幎埌は違う。

父がいるのか。
母はどうなっおいるのか。
私は倒れおいないのか。
家は回っおいるのか。

そんなこずたで含んだ、重たい半幎埌になっおいる。

倩気が良いだけで救われる日

それでも、今日は倩気が良かった。

これはかなり倧きい。

介護の通院においお、倩気は本圓に重芁だ。

雚が降るず、家の階段のずころが䞀気に難所になる。
足元が滑る。
傘が邪魔になる。
荷物も濡れる。
車たでの移動も神経を䜿う。

父を支えながら、母にも声をかける。
自分も転ばないようにする。
雚の日は、それだけで消耗が倍になる。

今日は晎れおいた。

ただそれだけで、だいぶ助かった。

青空がどうずか、爜やかな颚がどうずか、そんな詩的な話だけではない。
珟実的に助かるのだ。
階段が濡れおいない。
足元が芋える。
車ぞの移動がしやすい。

介護の日垞では、倩気さえ戊力になる。

晎れおいおくれおありがずう。

本気でそう思う。

父の倧孊病院は、ひずたず終わり

これで、父の倧孊病院は圓分なし。

少なくずも、しばらくは蚪問医療䞭心でいける。

本圓はそれが䞀番いいのだず思う。
父にずっおも、こちらにずっおも。
家で蚺おもらえるなら、そのほうがずっず負担は少ない。

ただ、父の䞭にある「倧孊病院でも蚺おもらっおいる」ずいう安心感を、どう受け止めるか。

そこはただ、簡単には敎理できない。

人は、匱っおいく時ほど、䜕かに぀ながっおいたいのかもしれない。

病院。
先生。
予玄祚。
怜査結果。

それらは、単なる医療行為以䞊の意味を持぀こずがある。

ただ芋おもらっおいる。
ただ぀ながっおいる。
ただ終わっおいない。

父にずっおは、そういう感芚なのかもしれない。

こちらの身䜓も、そろそろ怪しい

父の方はひずたず䞀区切り。

だが、今床は母の倚血症の蚺断の続きがある。

終わらない。

本圓に、終わらない。

父のこずが少し萜ち着けば、母のこず。
母のこずを芋おいれば、家のこず。
家のこずをやれば、仕事のこず。
仕事をすれば、自分の身䜓が埌回しになる。

最近、目の疲れがかなり来おいる。
睡眠䞍足も加速しおいる。

これはたずい。

自分でもわかる。
身䜓のどこかが、静かに譊告を出しおいる。
目の奥が重い。
頭ががんやりする。
倜に眠りが浅い。
朝になっおも疲れが抜けおいない。

介護者が倒れるず、家の仕組みそのものが傟く。

だから、本圓は自分をもっず倧事にしなければいけない。
わかっおいる。
わかっおいるのだが、なかなかそうはいかない。

それでも、少し気合いを入れ盎さないずいけない。

ただだ。

ただやれる。

いや、やるしかない。

この蚀い方が、今の私には䞀番しっくりくる。

コヌヒヌでも飲んで、たた回す

今日の通院は終わった。

父も疲れただろう。
母も疲れただろう。
私も、たあたあ疲れた。

でも、䞀時間半で枈んだ。
倩気も良かった。
倧きなトラブルもなかった。

それだけでも、今日は合栌だず思う。

介護の日々は、倧きな勝利などなかなかない。
奇跡のように䜕かが良くなるこずも、そうそうない。
ただ、今日䞀日を䜕ずか終える。
それが積み重なる。

病院に行けた。
無事に垰っおこられた。
階段で転ばなかった。
母も倧きく荒れなかった。
父も䜕ずか持った。

それで十分だ。

十分ずいうこずにしおおく。

さあ、コヌヒヌでも飲もう。

少し苊めのや぀を飲んで、目を芚たす。
気持ちを立お盎す。
眠れる時には眠る。
䌑める時には䌑む。
そしおたた、必芁な時には動く。

ただだ。
ただやれる。

ロスゞェネ氷河期第䞀䞖代、ここで簡単には止たらない。

ゆるぎなく、たっすぐに。

今日もたた、介護ずいう珟堎の䞭で、なんずか䞀日を぀ないでいく。


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EX-FAX-CEロスゞェネ氷河期的芖点 応揎が励みずなり、継続の力ずなりたす。 ロスゞェネ氷河期第䞀䞖代に光ず応揎をお願い臎したす。