太陽って沈むんだな
太陽って沈むんだな…
知っていたはずなのに
知らなかったのだと痛感することがある。
今回の経験がまさにそれだった。
お花見しよう!というのが一番の目的だったのに
振り返ると一番記憶に残っているのは夕日。
17時ごろに東大寺の大仏殿へ行って
でっかい大仏を拝んだ。

そのついでに二月堂にも足を運んだのだ。
着いた時、カメラ越しにみると夕日っぽいのに
まだ結構明るかった。

春のうららかな陽気に誘われて、
なんとなく
このままここでぼーっとしようかな
と思ったのだ。
最初はベンチに座って眺めていた。

残念ながら
「ベンチ片付けます」と言われ、
途中からは立ってずーっと夕日が沈むのを待った
約一時間。
何をするでもなく、夕日をながめ続けた。
観光客の人たちと横並びになって
一緒に太陽が沈むのを眺める時間は
なんだか不思議だった。
謎の連帯感が生まれている気がした。
私だけがそう思っていただけかもしれないけど。
手水の流れる音
鶯のさえずり
鐘の音
色んな音が重なっていく。
本当に静かで、ゆったりとした時だった。
孟浩然が春暁で描いたのは
まさにこんな日のことだったのかもなぁ
なんてことも考えてしまった。
この日は二度寝をしてしまうくらいの
やわらかな風だったし
鳥のさえずりも数え切れないほど耳にした。
ただそこにいるだけなのに
なぜか満たされる空間だった。
夕日、本当に沈むんだろうか?と
思いながらじっと辛抱強く待っていたのに
その時が来ると一瞬だった。
まん丸の太陽。
少しずつ山に近づき、
山と被ってからは
本当にあっという間だった。
もっと時間をかけて
山に隠れると思っていたのに
本当に一瞬で、
こんなふうに太陽って沈むんだ…と
衝撃だった。
観劇で心を動かされた時と同じ感覚がした。
自然にこんなにも心を掴まれたのは
生まれて初めて。
こんなにも美しいんだから
天照大神とかを信仰するのも分かるなぁなんて
思ってしまった。
見ていたのは寺からだけど。
やっぱりいいなぁ奈良。
二月堂は大仏殿と比べたらマイナーなのか
ほどよく人がいない。
こういう余白がずっと残り続けてほしい。
最後に徐々に沈んでいく太陽をお届け。







動画はこちらにあげてます。
夕日が沈む瞬間
— みく (@enjoymiku) April 5, 2026
カメラ越しだとあんまり見えへんけど…
めっちゃ綺麗やったなぁ
#二月堂 #夕日 #東大寺 #奈良 pic.twitter.com/WJY0eaWDgc
めっちゃ美しい鳥の音が撮れたから自慢させて欲しい!
— みく (@enjoymiku) April 4, 2026
#二月堂 #鶯 #鳥の音 pic.twitter.com/mhgeS0xoQm
奈良についてはこちらも
ちなみに、エッセイになる前の
思考の断片や「エッセイの種」は
メンバーシップの方に置いています。
だいたい100〜500文字くらいの
短い思考メモを、気まぐれに更新しています。
舞台裏を覗く感じですが
よかったらどうぞ。
いいなと思ったら応援しよう!
もし、心の琴線に触れることができたなら、こんなに嬉しいことはないです。いただいたチップは心を満たすものに使います!