⓪.私が思う『SANAE TOKEN事件から見えた日本の拝金主義』
お金は価値なのか?
第0話 川が濁る前に
ちょっと聞いていい?
先日、こんなことがあった。
ある政治家の名前を冠した仮想通貨が生まれた。
SANAE TOKENという。
それだけなら「ふーん」で済む話だ。
でも私は、この話を聞いたとき、妙に引っかかった。
「あ、またか」でも、「なんで?」でも、「詐欺じゃないか」でもなく——
もっと静かな、奇妙な感覚。
川の底に、光るものが見えた。
みんなが夢中で掘り始めた。
音もなく、川が濁っていった。
この事件は、「仮想通貨の問題」だと思う。
でも私には、もっと古い問いに見えた。
『お金は価値なのか?』
この国はいつから、そう信じるようになったんだろう。
信じていることにさえ、気づかないくらい。
このシリーズでは、その問いを一緒に掘っていきたいと思う。
結論はまだない。
証拠もまだ揃えていない。
ただ——違和感がある。
それだけで、書き始めていい気がした。
『このエッセイは私個人の問題意識と問いの記録です。事実として書く部分には根拠を示します。「じゃないか」「と思う」と書いた部分は推測です。』
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