テレビ、note、終活ムービー。伝えることで受け取るものが違う。
「いつまで稼げるだろう」
三十手前でフリーランスとなってから、僕は常に不安に苛まれてきました。そして今、五十を前にそれはより大きくなっています。
正直、昨今のテレビ業界は世知辛いです笑
物価は上がっているのに、報酬は増えない。
番組が終わっても、次の機会は約束されない。
現場は年々若返っていく。
僕はよりおっさんになっていく。
うわ、書いていたら落ち込んできた……。
ただ、実は悲観ばかりでもないんですよ。
今、僕のスケジュールで大きな割合を占めるものは3つあります。
① テレビの仕事
② note
③ 終活ムービー
どれも「伝える」という点では一緒ですが、僕にとっては「遠さ」と「重さ」が違うんです。
「遠さ」とは届けたい相手への距離のことです。そして「重さ」とは1本に対する僕の比重です。
テレビの場合、届けたい相手は不特定多数の視聴者です。顔が見えないので、遠く感じます。また、制作過程ではスタッフ、出演者など様々な人が関わり、チームの判断で動いていきます。僕の比重は、あくまでその一部。
一方、note の場合、届けたい相手は不特定多数のユーザーです。顔が見えているのは、一部の常連さんだけ。執筆は1人で行うので、比重は100%になります。
最後に終活ムービーの場合、届けたい相手は目の前のお客様です。言うまでもなく、近い。れが・しおんの相方と制作しますが、最終的な判断は僕にあるので、比重もかなり重め。

「伝える」の種類が変わると、僕が受け取るものも変わります。あえて1つずつ絞るなら……、
テレビは「評価」
note は「共感」
終活ムービーは「表情」
僕は最初に終活ムービーを制作して、お客様に見てもらったときの「表情」が忘れられません。
笑顔からの、涙。
届けたい相手のリアクションに立ち会えたのは、初めてのことでした。自分の編み上げた「物語」には、心を動かせる力があるのだと実感できたんです。
最近も共同セミナーで上映した〝たった2分〟のデモ映像に目を潤ませる参加者がいました。さらには「自分も撮ってほしい」と名乗り出る人も。
なんか「伝える」醍醐味を知った気分です。だから、これからのキャリアは楽しみでもある。
僕は今、不向きだと思っていた営業に力を注ぎ、専門外だからと敬遠していた撮影と編集にも取り組んでいます。醍醐味をより味わうためです。
実践してみると、意外とできる!
四半世紀かけて「伝える」ことを磨いてきた今だからこそ、できないと思っていたことが、できる!
これは発見でした。
五十手前にもなると、新しいスキルを獲得しなくてはと考えたくなる。けど、これからのキャリアで大切なのは「できる」ことを増やすより、「実はできる」ことに気づくことかもしれないなと。
いつまで稼げるかはわかりませんが、僕にはまだ「実はできる」ことがあるように思います。
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