【教員の基本】外国につながりのある子どもがクラスに来たとき
学期の途中。
ある日突然、外国につながりのある子どもが転入してくることがあります。
今の学校現場では、
決して珍しいことではありません。
言葉や文化の違いがある子を前にすると、
「どう対応したらいいんだろう」
「日本語が通じなかったらどうしよう」
と不安になることもあります。
しかし、
担任に求められるのは語学力ではありません。
大切なのは、子どもの実態を把握し、安心して学校生活を送れる環境を整えることです。
【基本①】子どもの日本語力を把握する
確認したいのは、
その子がどの程度日本語を理解できるかです。
ただし、「話せる」「話せない」
だけで判断しないことが大切です。
休み時間には友達と楽しく話していても、授業になると分からなくなる言葉はたくさんあります。
・教科書の文章
・抽象的な言葉
・先生の説明
・学習用語
逆に、会話は苦手でも、
読み書きは得意な場合もあります。
まずは現在地を知る。
そして必要に応じて、
・日本語指導担当
・管理職
・教育委員会
・支援員
などにつなげていきます。
担任一人で解決しようとしないことが大切です。
【基本②】保護者との連絡手段を確認する
もう一つ重要なのが、
保護者との連絡です。
学校からのお便りや連絡が、
正しく伝わっているかを確認します。
例えば、
・学年だより
・行事のお知らせ
・集金関係
・持ち物
・懇談などのお知らせ
保護者が日本語を読むことに、
不安がある場合もあります。
その場合は、
・翻訳アプリ
・やさしい日本語
・電話連絡
・個別説明
などを活用します。
大切なのは、
「伝えた」ではなく、
「伝わった」かどうかです。
家庭とのつながりを作ることが、
子どもの安心にもつながります。
【基本③】教室の中で孤立させない
言葉が十分に分からない状態で、教室に入ることは、思っている以上に不安なことかもしれません。
だからこそ、
教室の中に安心できる居場所を作ります。
例えば、
・活動の流れを視覚化する
・絵カードや写真を活用する
・時間割や持ち物を見て分かる形にする
・必要に応じて翻訳アプリやAIを活用する
といった工夫です。
言葉だけで支えようとしなくても大丈夫です。
担任だけが頑張る必要もありません。
「ここにいていい」
という安心感は、
日々の小さな関わりの中で生まれていきます。
担任は通訳ではなく環境を整える人
担任の仕事は通訳になることではありません。
学校には、
・支援員
・管理職
・日本語指導担当
・地域の支援機関
など、様々な力があります。
だからこそ、
・一人で抱え込まない
・家庭とつながる
・教室の安心を作る
ことが大切です。
その環境を整えることこそ、
担任の大切な役割です。
言葉や文化の違いがあっても、
「この教室は安心できる場所だ」
そう感じられる学級を作る。
それもまた、今の時代の教員に求められる大切な基本なのだと思います。
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