【教員の基本】転校生が来る時ー最初の1週間で居場所をつくる
「来週から転校生が来ます。」
担任をしていると、
突然そう言われることがあります。
クラスの子どもたちは、
転校生が来ることを知ると楽しみにしています。
しかし、転校生本人は違います。
・知らない学校
・知らない先生
・知らない友だち
子どもにとっては大きな環境の変化です。
だからこそ担任は、「安心して生活できる環境をつくること」を意識したいところです。
【基本①】事前に子どもの情報を集める
大切なのは、転校生のことを知ることです。
・学習の進度
・教科書会社
・アレルギー
・配慮事項
・保護者からの相談内容
事前に分かることは、
できるだけ把握しておきます。
特に学習進度は要注意です。
前の学校では終わっている内容が、
こちらではまだだったり、
逆にこちらでは終わっている内容を、
まだ学習していなかったりします。
初日から困らないよう、
できる準備はしておきたいところです。
【基本②】物理的な居場所を用意する
転校生が教室へ入った瞬間、「ここが自分の場所なんだ」と思える環境を作ります。
・天板が綺麗な机
・ガタガタでない椅子
・番号が貼ってあるロッカー
・みんなと同じ場所の下駄箱
・教科書やプリント
できるだけ整えておく。
小さなことですが、
安心感につながります。
【基本③】転校生の気持ちを想像する
転校生は、はじめ何もわかりません。
その不安な気持ちを、
事前に子どもたちと共有しておく。
・移動教室
・給食のルール
・掃除のルール
分からなくて不安になる前に、
みんなで教えていく。
その中で安心できる友だちができると、
不安は大きく減ります。
担任がずっと付き添うことはできません。
だからこそ、
子ども同士が自然につながる仕組みを作ります。
【基本④】特別扱いしすぎない
転校生が来ると、
「何か歓迎会をしよう」となることがあります。
もちろん悪いことではありません。
ただ、歓迎会だけ盛り上がって、
翌日から孤立してしまうこともあります。
本当に大切なのは、
・毎日の授業
・毎日の給食
・毎日の休み時間
日常の中で少しずつ関係ができていくことです。
,隣同士で話すペア活動。
・班で交流するグループ活動。
そうした日常の中で、
自然につながれる場面を増やしていきます。
転校生対応は学級経営が表れる
・誰に聞けばいいか分かる。
・自分の場所がある。
・安心して過ごせる。
そうした仕組みがあるからこそ、
転校生は少しずつ教室に馴染んでいきます。
転校生を迎えることは、
新しい仲間を迎えることでもあります。
そして同時に、
今の学級を見直す機会でもあります。
最初の数日間を丁寧に整える。
それが、転校生にとっても、クラスの子どもたちにとっても安心につながるのだと思います。
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